登山

2023年06月22日

自然豊かなブナの森を登る

2023.6.19


翁山登山口はどこか?

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登山口は方向的には、下の写真のリトルカブの奥にあるはずですが、案内板が見当たりませんでした。

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道標が隠れていました。

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登山道を進むと、刈り払いがされていないためか、道がよく見えませんでした。また、前日の雨で両側の草がかなり濡れていました。

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沢を渡ったところからブナの森が始まり、一気に登りになりました。

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ブナの森を少し上ると、珍しいギンリョウソウに出会いました。

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葉緑素を持たないために全体が白く、色のついている森の世界では薄気味悪く、別名、幽霊花と呼ばれています。

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至る所にギンリョウソウが咲いていました。山全体、日陰になっているところには、必ずありました。白いので、すぐに目立ちます。

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自宅に帰ってから調べてみると、ギンリョウソウはキノコなどの菌糸に寄生し、森に棲むゴキブリがその実を食べ、糞に種子が残るので、そこから新しい芽を出すようです。

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鬱蒼としたブナの森が続きました。朝が早いということもあり、多くの野鳥のさえずりが間近で聞こえました。

ブナの葉が地上に落ちて、菌類が葉を分解し、その菌類の菌糸から栄養をもらうギンリョウソウが育ち、その実をゴキブリが食べて糞をし、糞はブナの栄養になり、ゴキブリは野鳥に食べられるという、ダイナミックな循環型社会が出来上がっていることに、あらためて気づかされました。

宮崎駿監督のアニメーション「もののけ姫」に出てくるシシ神の森を連想させました。

20代前半のころ、山にソニーのカセットデンスケ(ポータブルカセット録音機)やウォークマンPROと傘と無指向性エレクトリックコンデンサーマイクを持ち歩きました。

傘を開いて、傘の内側の根元にマイクを固定して、簡易集音マイクにし、録音機につないで野鳥の声を録音していました。

現代では、高音質のリニアPCMレコーダーが1万円台で買えるようになりました。

森の野鳥の声を聴きながら、また、野鳥の声を録音して楽しみたいという思いが沸き上がってきました。

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大きな沢を横切り、山頂に向かう尾根に出る手前で、山頂から南に伸びる稜線が見えました。登山道周辺は木がなく、ササ林になっていたはずです。

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最後の稜線に出ると、思ったよりも勾配は緩くなり、山頂に近づくにつれてブナは低くなります。

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視界が開けると、尾花沢や大石田の盆地の上に朝日連峰、村山葉山、月山が雲に隠れながら連なっていました。

国道13号を走っていると村山市あたりからガスがかかり、林道を走る途中から雲海が見えましたが、この時間になり、雲海はほとんど消えてなくなっていました。

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山頂の直前に神社がありました。

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コンクリートでできた祠の扉はステンレス製で、扉の前に太いタケノコが供えてありました。

扉を開けるとご神体が安置されていました。右側にご神体を意味する大神の文字が刻まれている板碑がありましたが、見たことがない神様でした。

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帰宅して調べてみると建甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)でした。しかし、二文字目のは板碑には鍋蓋がありません。

Wikipediaによると、「『古事記』では建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)、建御雷神(たけみかづちのかみ)、『日本書紀』では武甕槌武甕雷男神などと表記される。」とありました。雷や剣、相撲の神様で鹿島神宮のご神体のようでした。

翁山山頂に何故、建甕槌大神が祭られているのかは、後日の調査といたします。

そして、山頂に到着しました。7時40分です。登り始めて、1時間30分でした。

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山頂には国土地理院の一等三角点があり、360度の大パノラマが展開しています。

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東に薬莱山(やくらいさん)、南に御所山(宮城県では船形山)、西に朝日連峰、村山葉山、月山、北西に鳥海山、北に新庄神室などの数々の名峰が雲の切れ間に浮かんでいました。

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さて、朝食です。昨晩準備しておいたおにぎりや卵焼きで朝食としました。今回は真空のステンレスボトルに熱湯入れて持っていき、味噌汁や食後のカフェオレを飲みました。

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8時20分まで朝食タイムとしました。

つづく


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2023年06月21日

朝飯前の翁山登山

2023.6.19

4年前の11月22日、いつもの山仲間3人で尾花沢の県境・翁山に登山をする予定でしたが、例年より積雪が早く、登り口に向かう林道途中で引き返したことがありました。

あの時は、翁山登山をあきらめ、金山町の大堰に立ち寄り、後日、『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』で紹介されて有名店になった鮭川村の「ふくろう」で話題の天ぷらと蕎麦を食べて帰りました。



4年前にあきらめた翁山登山のリベンジを果たすべく、前の晩におにぎりを握り、卵焼きを焼いて、日の出前に、リトルカブで登山口に向かいました。

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国道13号を北上し、尾花沢で国道347号に降り、途中から、松尾芭蕉の奥の細道で有名な山刀伐(なたぎり)峠に向かう県道尾花沢最上線に入り、高橋の集落から翁山に向かいました。

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朝日が昇ったばかりの逆光を走るのは大変でした。太陽の真下に目的地の翁山があります。

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県道からの入り口に翁山の案内板がありますが、逆光でした。

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山の方に向かっていくと棚田になっていましたが、耕作放棄地もたくさんあるようでした。

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中沢の集落の突き当りT字路を右折します。

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さらに上っていくと、左側に登山口に向かう林道の入り口が見えます。

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舗装道路は、すぐに砂利道に変わります。

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砂利道の林道を走っていくと、尾花沢市内が見えるところがありました。

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スマホの国土地理院のアプリの青い丸のところです。

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国土地理院の2万5千分の1地形図アプリを電波の届く場所で、目的地周辺の地図を表示しておくと、地図データーが記憶され、電波の届かない場所でもGPSを使って現在地(青い丸)を表示してくれます。登山や林道走行には便利なアプリです。

他にも国土地理院の地形図を使ったアプリは複数あります。また、ヤマップという登山に特化したアプリもありますが、常に位置情報を追跡しているので電池の消耗が早いという欠点があります。

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途中、杉の伐採地があり、大型車が入るためか砕石が敷かれている部分があり走行が大変でした。

また、地図上では林道が二股になる部分があるはずですが、行きも帰りもわかりませんでした。

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登山口のハリマ小屋への分かれ道には案内板がありませんでした。下の青い丸のところでした。

この交差点では主回線のドコモ電波は完全に入っていませんでした。副回線のau電波は1本だけ立っていました。au回線には切り替えず、地形図アプリのGPS機能が生きていたので、この交差点から右に入ることができました。

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6時5分に登山口にあるハリマ小屋に到着しました。自宅を出てから1時間50分でした。

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ここで、安全靴から登山靴に履き替えて、翁山山頂を目指して出発しました。

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つづく


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2023年04月29日

奇岩と大パノラマの一念峰

2023.4.28



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一念峰(いちねんぼう)本堂跡地から少し登るとお地蔵さまが3体並んでいます。

よく見ると、「地蔵岩」のプレートの上の方に、大きな地蔵様が立っていました。

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萌黄色の若葉の中を沢沿いに登っていきます。

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尾根にたどり着くと、「雲岩」が現れ、視界が開けるところがあります。真っ白な飯豊連峰が顔を出します。

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しばらく、雑木林の尾根を登っていきます。途中から、本日の目的地である一念峰の山頂部の前山である大きな岩体が見えるようになります。

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左奥にピラミダルな特徴を持つ祝瓶山(いわいかめやま)と朝日連峰が見えます。

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駐車場から30分程度で稜線に出ます。ここから、様々な名前が付いた岩が現れます。

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名前の通り、「かえる石ビッキ石)」。

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サーフィンで見られるようなオーバーハングした波の形をした「幕石」。

前方に見える岩体の裏側に、目的地があり、ここからは見ることができません。岩体を乗り越えていきます。

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岩体を超えるために最初の鎖場が現れます。

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こういうこともあろうかと思い、夏用のバイクの手袋をしてきました。

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縁結岩」岩の形がそれなり風ではあります。是非、現地でご確認ください。

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岩体の山頂部分は、「天狗の相撲取り岩」になっていました。

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天狗の相撲取りとは、それなりの広さがあるので、そう呼ばれているのでしょう。

朝日連峰にも天狗角力(すもう)取山という名前の山があり、山頂部は平です。

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天狗の相撲取り岩」の北側に最終目的地があります。

この空に突き出た岩は南側から見ると「紙飛ばし岩」と表示されています。

この岩の真下まで行くことができます。しかし、そこで行き止まりで、頂上部に上がることができません。

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頂上部に上がるには、写真の左下をトラバース(横切り)し、北側に出てから、登ることになります。

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私的には、岩の真下の西端部分が一念峰の最大の難所と思われます。

わずかな隙間を這いつくばって行かなければなりません。左側は崖です。

大きなリックを背負ったままでは行くことができません。

私はサブザックでしたが、バランスを崩したくなかったので、ザックを一端下ろしてから行きました。下の写真の左側の部分です。

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ここを乗り越えると、最後の鎖場になります。

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それなりの落差はありましたが、簡単に登れました。こちら側から登ると「天狗岩」になります。

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頂上部分は、360度の大パノラマでした。置賜盆地の向こう側に白く輝く山々が良く見えました。

天狗の相撲取り岩」ほど広くはありませんが、10人ぐらいは座れるスペースがありました。

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南から吾妻連邦、飯豊連峰。

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長井葉山、朝日連峰、月山、村山葉山。

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雁戸山(がんどさん)、熊野岳(蔵王)の山々が見えました。

標高が足りないためか、鳥海山は見ることができませんでした。

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早い昼食を食べようと持ってきた、どん兵衛の赤いきつねがパンパンに膨らんでいました。

iPhoneの高度計を見ると966.1ヘクトパスカルでした。膨らむわけです。

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昼食を取ろうとしたところに山仲間S氏から電話が入りました。S氏を一念峰に誘いましたが、来ることができない理由がありました。

S氏の自宅の敷地の中に権現様があり、毎月28日、菩提寺の住職がお参りするので、家を留守にすることができず、一念峰に来ることができなかったのです。

今日のお参りの後、住職に私のことを話したところ、是非、私と会ってみたいということで、来月の28日のお参りの時にお会いすることになりました。

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早い昼食を取っていたら、山形市内から来た若い男女3人組が登つてきました。

絶景の大パノラマに感動し、下山したら食べようと、おにぎりを持ってこなかってことを後悔していました。

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一念峰は登り口の案内板にはミニ山寺と書いてありました。

修験の場所としてはミニ山寺でしょうが、山体山容としてはミニ霊山(りょうぜん、福島県伊達市)という感じがしました。

凝灰岩(かもしれない)がなせる奇岩の数々とたくさんの絶景ポイントが魅力的な山です。

コーヒーを飲み、若者3人より早く下山しました。

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登る途中に立ち寄らなかった「護摩壇岩」「釣鐘岩」「畳岩」に寄りました。

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奥に不動明王らしき石仏があり、合掌してきました。

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下山すると、山菜取りの夫婦の車はなく、若者たちの車がありました。

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ここで、水曜日(26日)に大学病院の診察予定だった遅山仙人に電話をしました。

仙人は仙台のペインクリニックに5日間入院し、最高の治療を受けたにもかかわらず、顕著な効果がなく、薬の副作用を避けるために1か月の後の予約になったそうです。

仙人は見放されたと嘆いていました。

私は、これから長井に移動すると言って、早々に電話を切り上げました。

長井へつづく。


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慈覚大師ゆかりの一念峰へ

2023.4.28

以前から、気になっていた山があり、先週の遅山仙人と山仲間S氏との焼肉パーティーで話題になりました。

S氏も行ってみたいと思っていたそうです。今回、S氏とは同行が叶わなかった(理由は後述)ので単独で行ってきました。

朝、サバ缶とキャベツでカレー味のホットプレスサンドを作り、どん兵衛のきつねうどんミニと餞別でもらった中尾珈琲を持って行きました。

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朝、8時前に自宅を出発し、給油してから向かったので、通勤ラッシュに引っかかってしまいました。

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向かった先は、米沢市と高畠町の境にある一念峰(いちねんぼう)という山です。

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山形市内から国道13号には乗らず、上山市内から柏木トンネル、高畠町二井宿を回って、米沢市に向かう県道1号に乗りました。

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県道1号の長手トンネルの手前から左折します。分かりにくのですが、小さな案内板がありました。

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谷の口集落から上りになり、上り切った所がY字路になっていて、一念峰への大きな案内板が立っていました。

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ここから右に入ると一念峰です。ここを真っすぐ行くと広域農道のぶどうまつたけラインに出ます。

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「慈覚大師ゆかりの一念峰」とあります。

今週の月曜、同じ慈覚大師が開山した山寺(宝珠山立石寺)にも行ってきたばかりです。山寺・薬師如来へ快癒祈願で紹介しています。

一週間で、慈覚大師が開山したという霊場を2か所行くことになりました。

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9時過ぎに駐車場に到着しました。最初は止まっている車がありませんでしたが、後からご夫婦の車が来ました。

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旦那様が私のリトルカブを見つけて、バイクの話題になりました。バイクについては詳しい方のようでした。ランドセルが流行りになっていることも知っていました。

単にツーリングで来たと思っていたようですが、前かごに載せていた革の登山靴を見つけて、山登りで来たことがわかったようです。

私は、ご夫婦が山登りで来たとばっかり思っていましたが、山菜取りだと言っていました。何が取れるのか尋ねると、行ってみないとわからないとのことでした。

奥様は、何度か登られているのか、この山のことを詳しくわかっていました。30分ぐらいで登れて、おもしろい岩がたくさんあるので、是非、登ってみてくださいと案内してくれました。

先に、ご夫婦が出発されました。

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地図には一年峰と書いてありますが、案内板は全て一念峰と表示されています。慈覚大師が一年修業したというところから、別名で一年峰と呼ばれているようです。

歴史家・遅山仙人によると、慈覚大師が開山したといわれているところは、全国にたくさんあるとのこと。この一念峰も、その一つであろうというのが仙人の見解です。

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一念峰は個人所有地なの自己責任でという注意喚起の看板が立っていました。登山道の管理は地元の人たちで行っているのでしょう。

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注意喚起の看板の先には石灯籠があり、その先から左側の上の方に墓地があります。国土地理院の2万5千分の1の地図には、墓地の記号が示してあります。

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山の縁に沿ってしばらく歩くと、先に会ったご夫婦が山の斜面で山菜取りをしていました。

斜面の植生と手に持っている感じから、ワラビかゼンマイかなと思いました。ご夫婦には、声をかけずに先に進みました。

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上り始めると、また、石灯籠がありました。

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そして、左側の階段を登ったところに一念峰本堂が建っていたようです。入口の案内板によると、昭和39年に雪で崩壊したとありました。戦前から利用されていなかったのでしょうか。

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ここから、本格的な登りとなります。

つづく。


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2022年11月13日

秋草や兵どもが夢のあと

2022.10.28

霊山地図

霊山の北側登山ルートの絶景ポイントを堪能し、霊山寺跡を目指しました。

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一気に天狗岩まで登ったにもかかわらず、霊山寺跡へ向かうためには、ちょっとだけ下る必要がありました。

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霊山閣跡から登ってくるルートと合流し、ここからは比較的フラットな道になります。

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途中、左手奥にある日枝神社は帰りに寄ることにして、霊山寺跡を目指しました。

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登山道の両側が刈払いされていて、きれいに管理されている感じがしました。とても歩きやすい道でした。

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途中に独鈷(どっこ)清水という水がわずかに湧き出ているところがあります。独鈷という名前の湧水か所は全国にたくさんあるようです。

山形市内の街にも、昔、扇状地の湧水地がたくさんあり、どっこん水と呼ばれていました。蔵王温泉の上流、ドッコ沼という湧水池があります。

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最終目的地である霊山寺跡にちょうど10時に着きました。湧水の里から登って、1時間50分です。

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案内板にもあるように霊山寺は、山形市山寺と同じ円仁さんが開山したようです。密教仏教のシンボル的な天台宗の寺院だったのでしょう。

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暖かい日差しの中で、霊山寺跡で休憩を取りました。

いつもは、南側の霊山こどもの村から登ってくるのですが、なかなか、ここまで足を延ばす機会がありませんでした。

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霊山城跡まで登り、東物見岩、太平洋がわずかに見える望洋台まで行き、そこから下るというパターンでした。こちらのコースにも絶景ポイントがたくさんあります。

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南北朝の時代までは、霊山の山の中には無数の建物が点在していたようですが、南朝の軍勢に攻め滅ぼされて、跡形もありません。

休憩しているうちに、よくよく考えると昔の人々は何ともったいないことをしていると感じました。

焼き討ちせずに、そのまま建物を残しておけば、自分たちも使えるのにと考えるのは当たり前のことだと思います。

しかし、そこは人が建てたものなど使えるかと見栄と虚勢を張って生きてきた男たちの悲しい性です。理性も建物も破壊するのが戦争です。

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しばし、霊山の昔に思いをはせながら休憩を終え、同じ道を戻りました。長く伸びた木漏れ日の中を歩くのは楽しいものです。少し色づいた木もありましたが、紅葉には、まだ、ちょっと早いようでした。

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先ほど、通り過ぎた日枝神社奥の院と霊山寺奥の院千手観音に立ち寄りました。登山道からは奥まった杉林の中にありました。

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この日枝神社は霊山神社の奥の院なのかなと感じました。コロナの終息と世界平和を祈願しました。

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参拝のあとは、元来た道を戻りました。

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ハウチワカエデなどのモミジ、カエデの類が色づき始めていました。

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下る途中で、登つてくる夫婦連れの登山客と出会いました。旦那様によると昨年大雨が降った影響で、沢伝いに大きな石が転がっているというのです。

上の写真ではよくわかりませんが、一昨年は、こんなに石はなかったとのことでした。

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霊山は文科省の史跡指定になっています。指定エリアを区別する境界杭が登山道沿いにたくさんありました。国の史跡に指定されると電柱一本立てるのに、一々、文科省にお伺いを立てなければなりません。

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四阿(あずまや)まで戻ってきました。

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キャンプ場のイチョウとドウタンはきれいに色づいていました。

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霊山寺跡を10時20分に出発し、日枝神社奥の院などに立ち寄りながらも、登り口の湧水の里駐車場には11時20分に到着しました。ちょうど1時間で降りてきました。

昼食をとるために林道大霊山線の見晴台に向かいました。



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