自然

2021年09月23日

トップライトは面白みがない

2021.9.10

定義の三角油揚げを買い込んで、二口峠を越えるため、秋保に向かいました。

IMG_4587

コーヒータイムをするための場所を探して彷徨い、二口のビジターセンター手前の駐車場で一服としました。

秋保周辺は、一服できる手ごろな四阿(あずまや)が少なく、秋保温泉の湯本公園には、それらしきものがあるのは確認しています。有料施設が多く、ガスボンベを持参してレギュラーコーヒーを飲む、貧民ツアー客にはとっては、あまり有難くないところです。

以前、知人で、いつも遊んでもらっている山形市内の老舗料亭、鰻・郷土料理あげつまの八代目当主が言っていたことを思い出しました。

「観光客は座る場所が無いと観光地を歩いてくれない。休む場所が無いと来なくなってしまう。」

歩き疲れて、タダで座って休めるところが無いと観光地を歩いてくれなくなると言うのです。高齢化が進めば進むほど座って休む場所が必要です。水でもお茶でもタダで飲めれば最高です。

遠くに二口の名勝・磐司岩(ばんじいわ)を眺める駐車場で、いつものようにジベタリアンで一服としました。

IMG_4589

IMG_4590

遅山仙人があ・ら・伊達な道の駅で買ってきた大福餅と私が持って行ったポテチで三時のコーヒータイムとしました。

IMG_4591

今回もフレンチプレス器を持って行かずに、豆にお湯を注いだダイレクトなコーヒーとしました。前回の白布峠で同じ飲み方をしてから、自宅でも、同じやり方で飲むようになりました。豆かすは多少気にはなりますが、香りと味には勝りません。

IMG_4616

相変わらず、仙人は期限切れの自賠責のステッカーを貼っていました。警察にパクられると警告しましたが、馬耳東風です。仙人にとっては、ステッカーを剥されたことがトラウマになっています。トラウマは、国内法に勝るのです。

これが警察にパクられると、パクられたことがトラウマになり、バイクのエンジンをかけるたびに、ステッカーが貼られているか確認するようになります。

乗る前に必ずと言っていい程、カブの周りを1,2回まわります。本人は点検だと言いますが、ただ、回っているだけです。不良に気が付くほど、カブを知りません。

さらには、乗ってからも、乗りながら、その場所を回ります。

多分、過去に忘れ物をして豪い目に遭ったのだと思います。なので、カブに限らず、その場所を離れるときは、注意深く観察してから、出発します。

無事に一服を終え、二口林道を走り始めました。

IMG_4601

キャンプ場は臨時休業でした。

IMG_4603

少し、西に傾いた太陽からの木漏れ日は、林道の路面をマダラに映して、いい雰囲気でした。走っていて、気持ちの良いものです。

福島市飯坂温泉から山形県高畠町に抜ける国道399号も夕方近く通ると、同じような所があり、私の好きなコースになっています。

IMG_4605

横からの光が磐司岩を青い空に浮き上がらせていました。

IMG_4606

IMG_4609

つづら折りの続く林道を一気に駆け上がると、遠くの左手に磐司岩、右手に磐司岩(日陰磐司)が視界の高さになってきたのがわかります。

IMG_4613

日中のトップライトの時は、立体感が無く、面白みに欠ける風景になりがちですが、朝晩の横の光は、とても感動的な風景を演出してくれます。

人の一生と同じで、陰影があってこそ、素晴らしい人生になるのだと思います。平坦な人生は面白みも感動もありません。

私たち人間は、生き物である以上、大自然の法則から逆らっては生きられないのだと、つくづく感じます。

IMG_4614

IMG_4615

仙人は、いつものように、遅れて二口峠に到着しました。

IMG_4617

峠で、縦走路の話題になりました。

まだ、私が若かりし頃、山形駅から始発の仙台行きの仙山線に乗り、面白山高原駅で降りて、ひたすら、今は無き、面白山スキー場のゲレンデを登り、南面白山、小東(こあずま)峠、二口峠、山形神室岳、笹谷峠の県境の縦走路を歩き、関沢で最終午後5時の山形駅行きのバスに乗るという登山を山仲間4,5人で2回踏破しました。

縦走

本来、このルートは一泊二日のコースですが、尾根伝いなので水場が無く、泊まるには難儀するコースです。関沢で午後5時というタイムリミットがありましたが、1回目は5時ギリギリ、2回目は余裕で4時には到着しました。

ほとんど、走っていると言っても過言ではありませんでした。有り余る体力にものをいわせて、無茶な登山をしました。

アスリートだった仙人もこのルートは歩いたことが無いようでした。

PICT0005_1

私は、このルートをクロスするコースも歩いたことがあります。同じ始発の列車で山寺駅で降り、上の地図の黄色い登山道を二口峠まで登り、磐司岩を見ながら二口まで降りていき、午後3時過ぎの仙台市営バスで陸前白沢まで行き、そこから仙山線で山形まで戻りました。

この時の写真が上の写真です。今よりも二口峠付近は木が高くなく、開けていて、秋保方面がよく見渡せました。

この時は春で、芽吹いたばかりの山の全てが萌黄色をしていて、感動したことを覚えています。

実は、上の地図の二口峠までの登山道は山形県道です。なぜ、登山道が県道なのかは、またの機会に説明させて頂きます。

登山の話で遠回りしましたが、山形県側も素晴らしいロケーションでした。

IMG_4631

無事に二口林道を走破し、ちょうど、午後5時に山寺に到着しました。平日でもあり、コロナでもあり、観光客はほとんど見かけず、店も閉まっているところが多かったです。

IMG_4635

私は、山形市の市街地を走りたくないので、仙人と別れて、スーパー農道に入り、映画おもいでぽろぽろのロケ地の高瀬を走って紅花トンネルを潜り、山形市の東部から山沿いを走って、自宅へと戻りました。


himajintaro at 17:43|PermalinkComments(0)

2021年09月05日

桧原湖からの絶景

2021.8.27

桧原湖

磐梯山ゴールドラインのこがね平駐車場で昼食を取り、桧原湖の西側湖岸の道路を走りました。

最初の計画では、ゴールドラインに入らず、国道49号を走り、猪苗代から国道115号に入り、土湯トンネルを潜って、福島市飯坂温泉から国道399号、稲子峠、金山峠を越えて上山に抜ける予定でした。

しかし、前日に国道399号が法面工事で通行止めであることがわかり、急遽、ゴールドラインを走って磐梯山を越えて、桧原湖、西吾妻スカイバレー、白布峠、米沢に変更しました。

IMG_4171

前回も書いたように、道の駅裏磐梯に立ち寄ることを遅山仙人に進言したのですが、リアボックスに買った荷物を入れるスペースがないことを理由に遠慮しました。

桧原湖の周りの道路は何度走っても、とても気持ちの良い道路です。磐梯山展望台に寄りました。

IMG_4178


駐車場からは磐梯山は見ることができず、この先に絶景スポットがあるので、丁寧に歩道に足跡が描かれてあり、絶景スポットまで誘導してくれます。

IMG_4174

ここからは磐梯山の爆裂火口がよくわかります。元々あった大きな山の大量の土砂が、川をせき止めて、桧原湖ができたわけです。それも、地球上の歴史からすれば、ごく最近の明治21年というのが驚きです。

磐梯山展望台から、もう少し北上したところにも、道路から見える桧原湖の風光明媚な場所がありました。

IMG_4181

実は、この真下に魚がウジャウジャ泳いでいました。

IMG_4182

写真ではよくわからないのですが、型の良いニジマスがたくさん泳いでいたのです。仙人も私も、釣りたいという気持ちが沸き起こっていました。

桧原湖は貸しボートもあり、釣り好きにはたまらない場所です。今年は無理かもしれませんが、来年は釣りに来たいと思います。

ここからは、旧米沢街道の桧原峠を目指して走りました。


himajintaro at 06:06|PermalinkComments(0)

2021年08月21日

木を見ずして案内板を見る

2021.8.5

遅山仙人とミイラがある湯殿山総本寺瀧水寺大日坊で宗教論を戦わし、極暑をしのいだ後、大日坊の敷地の中にあるという皇壇(おうだん)の杉に向かいました。

皇檀の杉

IMG_3655

大日坊を出て、昨年、「たらのき代の棚田を走って玉川寺へ」で走った県道を少し走ると皇壇の杉の赤い看板が見えてきます。看板から右折し、車の行き止まりでカブを置いて歩きます。

IMG_3656

IMG_3661

行く途中に空堀(からぼり)が左右に見えます。大日坊の境内となっており、いわゆる寺領で、広大な敷地面積を誇っていたと思われます。僧自らが武器を持って寺を守る僧兵がたくさんいて、寺を守っていたのかどうか、わかりません。

月山、湯殿山参りの宿坊がたくさんあって、羽黒山と同じような街並みを形成していたのでしょう。

IMG_3662

IMG_3657

歩き始めて、上り詰めること10分ぐらいで杉の巨木が現れます。

IMG_3658

巨木好きの仙人としては、歓声と驚きを持って皇壇の杉を向かい入れました。

仙人は巨木が好きだと言っても、熱心に勉強しているわけでもなく、たまたま、知り合いの教師OBに巨木研究家がいるので同調してるだけだと私は感じています。

仙人の宗教観と同じで、歴史上の人物との関りが好きで、この杉本体の科学的な歴史には、あまり興味がありません。おそらく、屋久杉の日本海まわりの遺伝子を持つ可能性があります。

今まで、火野正平さんが訪れた戸沢村今熊野神社の「長倉の大杉」、大江町の「久保の大杉」、尾花沢市の「延沢城の大杉」、大蔵村の「岩神大権現スギ」などをツーリングで訪れましたが、木を見ずして案内板を見るというところです。

IMG_3659

この辺りは雪も多いでしょうから、本来は雪に耐えるために枝は垂直方向に伸びることになります。でも、見る限り、横方向に伸びている枝がたくさんあります。屋久杉の遺伝子を持ちながら、強い枝の持ち主かもしれません。

杉の話ではありませんが、日本海側、鶴岡市の高舘山にあるブナの巨木は積雪が少ないで、枝が横方向に伸びており、特異な樹形をしています。

白鷹山の山頂にも杉の巨木があったという話題を仙人が持ち出しました。確かに白鷹山の山頂に数本の杉の巨木がありましたが、幹回りはそれほど太くはなく、高さは結構な高さを誇っていました。

しかし、何度も落雷があり、幹割れして、伐採されました。その杉は親戚の製材所が買い取り、大工だった私の父が自宅を建てる時に柱として使いました。非常に柾目の細かい、きれいな柱となりました。

IMG_3660

皇壇の杉に満足して、月山六十里越を走って山形市内へ戻ることにしました。

himajintaro at 08:13|PermalinkComments(0)

2021年08月09日

笹川の流れと塩アイス

2021.8.5

笹川の流れ

新潟県村上市街地から日本海沿いの国道345号を北上しました。途中、笹川の流れという風光明媚な景勝地があります。

IMG_3573

この日は天気が良く、波は穏やかで、透明感が高く、久しぶりの日本海に感動しました。遠くに淡島が見えます。

IMG_3574

間もなく、朝の通勤時間にかかってくるのですが、比較的交通量が少なかったこともあり、快適なツーリングとなりました。

IMG_3576

途中、JR菊川駅と併設している道の駅の駐車場で小休止としました。遅山仙人曰く、この先に塩アイスが食べれるところがあると言うのですが、時間が早いので期待せずに走っていくことにしました。

IMG_3575

とにかく、きれいでした。

IMG_3577

眼鏡岩の狭い砂浜に、たくさんのテントが張られていました。駐車場も一杯でした。世間は、学校の夏休みです。子供連れの家族で賑わっていました。

IMG_3578

IMG_3579

IMG_3580

こんなにきれいな海で釣りがしたいという欲望にかられました。

IMG_3581

IMG_3582

笹川の流れ2

仙人の言う塩アイスが食べられると思われる「ソルト アンド カフェ 笹川流れ塩工房」が国道の左側にありました。

IMG_3585

朝8時を回ったばかりなので、塩アイスが食べられるかどうか、仙人が偵察に行きました。工房は開店していました。

IMG_3586

工房の中には、塩を作る窯が白い湯気を立てて5基並んでいました。

IMG_3587

塩を作っている所だけに塩が売られていました。

IMG_3589

IMG_3590

仙人が言う塩アイスとは藻塩が入ったソフトクリームのことでした。一つ350円でした。工房の方から、藻塩を追い塩すると、さらに美味しいと言われて、藻塩をふりかけました。

IMG_3592

こんなに美味しいのなら、普通にアイスクリームを買い、藻塩をふりかければ良いのではないかと、藻塩を一袋買い求めました。

鉄腕DASHのDASH島でリーダーの城島が藻塩を作っていたのを思い出し、料理に使おうと思いました。

IMG_3593

工房の人によると笹川の流れと言われている奇岩と潮流が見られるのは、この辺りが北限とのことでした。

IMG_3594

工房から北上し、村上市勝木で国道345号(日本海パークライン)とお別れし、給油しました。

155kmを2.02リットルで76.7km/リットルでした。ほとんど平坦部の走行なので、80km/リットル以上のはずでしたが、リアのスポロケットを2丁増やした分のロスかもしれません。

国道7号に入り、府屋から寄り道することにしました。





himajintaro at 07:57|PermalinkComments(2)

2021年07月25日

小さな小川から日本海と太平洋へ

2021.7.16

花立峠を越えられないため、昼食を取った荒雄湖畔公園キャンプ場から国道47号へ向かうことにしました。途中、荒雄川の右岸にできたトンネルが多い国道108号のバイパスを走って、鳴子温泉の西側から国道47号に入りました。

堺田駅

普段なら国道108号のバイパスと国道47号は大型車の交通量が多く、とても走る気がしない道路ですが、この日は、タイミングが良かったのか、大型車から煽られることも、抜かれることもなく、スムーズに走ることができました。

IMG_2931

途中、有名観光地がたくさんありましたが、今まで行ったことのある所は立ち寄らず、松尾芭蕉が宿泊したとされる旧有路家住宅(封人の家)からJR陸羽東線堺田駅に向かいました。

IMG_2932

ここは、分水嶺の駅として有名なところですが、行ったことが無かったので立ち寄ることにしました。

IMG_2933

IMG_2941

写真は撮ってきませんでしたが、駅入り口の上に新幹線と同じような流れる電光掲示板があり、この時間帯は車両故障により陸羽東線は新庄・鳴子温泉間で区間運休していました。

IMG_2939

ここで、初めて気が付いたのですが、陸羽東線は新庄と小牛田を結ぶ路線ですが、この間の直通便が、ほとんどないことがわかりました。鳴子温泉駅で折り返し運転をしていることを初めて知りました。

IMG_2942

駅前に分水嶺がありました。

IMG_2944

IMG_2945

IMG_2950

小さな赤い鳥居を潜った小川の水が日本海と太平洋に流れていくという場所のようです。

IMG_2946

分水嶺と言えば、山を境に水が流れるというイメージがありますが、ここは平坦地です。さらに県境でもありません。

県境でない分水嶺は奥羽山脈の最南端、山形県米沢市の板谷峠が分水嶺になっています。JR奥羽本線の峠駅行った時に板谷峠を通って知りました。福島県境はそこから2kmほど福島県側に下ったところにあります。

IMG_2947

現地に行くとわかることなのですが、北側から流れてきた小川が日本海側に迂回しているように見えるのです。迂回しなけければ、そのまま太平洋に流れていきます。

昔から水争いは農民にとって生死を分ける戦いでした。水利権はどうなっているのか。見た目では太平洋に流れる水の量が多いような気もします。

コロナ禍であり、ネット社会で何でも情報を検索できます。しかし、ネットに載っていることが真実とは限りません。百聞は一見に如かずです。人間は肉体を持って生まれてきた以上、肉体を使わずに生きることはできません。五感も同じです。自分の体で感じることです。

バイクツーリングの良さは閉塞感のある車とは違う五感を全部使う面白さにあります。

小川だけに、これ以上水を差すつもりは毛頭ありません。

堺田駅から国道47号に戻り、赤倉温泉から山刀伐トンネルへ向かいました。


himajintaro at 07:32|PermalinkComments(2)