ツーリング

2023年08月24日

私をツーリングに連れてって!

2023.8.20

遅山仙人から「私をツーリングに連れてって!」と言われて、鳩峰峠を越えて国道399号を走り、昼の時間となりました。



摺上川ダムの下の霧華亭で蕎麦が食べられないことわかり、グーグルマップで飯坂温泉の食堂を探し、399号を南下しました。

飯坂温泉

途中、左側にご神体がありましたが、男性二人が写真を撮っていたので立ち寄りませんでした。


ダムから走ること10分。飯坂温泉街からちょっと外れた、観光客が入りそうにないお食事処味楽という食堂に入りました。

地元の人に愛されている店が一番安心です。

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 案の定、店の前には岡持ち機を付けたスーパーカブが止まっていて、出前をしているということであれば、地元の人が利用している食堂に違いないと思い入店しました。

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入店する前に一言。

以前、何度か行った三春藩カブ主総会で、全国のご当地ナンバーを見て羨ましく思いました。

山形県内でも、東北随一の巨刹、瑞宝山慈恩寺の五重塔とサクランボをモチーフにしたナンバープレートを寒河江市が採用しています。



残念ながら、山形市の原付きにはご当地ナンバープレートがありません。

多分、山形市役所のナンバープレート交付担当課は、こういう情報は知らないのかもしれませんし、職員の皆さんは、原付バイクに興味も関心もお持ちでないのかもしれません

走る広告塔になり、多少なりとも宣伝効果はあると思うのです。

現に、妻が乗っている軽四輪車はサクランボのナンバープレートを取り付けていて、県外に行くと珍しがられます。

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店の中は4人がけのテーブルが3セットしかありませんでした。先に入っていたお客さんは常連さんのようでした。

摺上川ダムでグーグルマップを検索したときにカツ丼の肉が厚いと投稿されていたので、私はカツ丼、仙人はカツカレーをオーダーしました。

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やはり、カツは厚めでした。

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仙人は、持病の帯状疱疹による激痛のために食欲が減退し、量を食べられなくなったと言いつつも、量の多いカツカレーをほぼ平らげました。

あふれる教養、足りない栄養の健康不良ジジイになった仙人の食事の写真を妻に見せたところ、「随分、老けたね」と一言。

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85歳だと言ったとしても誰も不思議に思わない風体になったのも、ご本人の責任としか言いようがありません。

今年の暑さで、自分で髪と髭を切ったものの、普段から整髪して、髭も剃って、栄養も豊かであれば、紅顔の美壮年だったはずなのにと、当人は思う気もないようです。

私にとっては遅い朝飯を取り、13時すぎにをお食事処味楽を出発しました。

国見町藤田から小坂峠を越えることにしました。

途中、コンビニに立ち寄りました。

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仙人が、いつも持参しているホーローのマグカップを忘れてきたので、代用品を買いにコンビニに入りました。

仙人はいつまで経っても出てきませんでした。仙人が買ってきたものは、氷の入ったハイボール用のコップでした。

10個入りの紙コップがあったようですが、買ってきませんでした。後に裏目に出ることになります。

小坂峠を一気に駆け上がりました。ここには、4日前にも来ています。

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今回は、ステンレス真空魔法瓶に熱湯とフレンチプレスとレギュラーコーヒーを持ってきました。

仙人はコンビニで買ったコップの氷を持参した麦茶に入れて、空にしました。

私は、コンビニで仙人のコップは手で持つと熱くなると注意したのですが、案の定、できたコーヒーを入れると底が大きく変形して、丸くなり、床に置くことができなくなりました。

驚いた仙人は、辛うじてコップを手に持ち、美味しいと言いながら、何とかコーヒータイムをクリアしました。

ここから、七ヶ宿ダムの右岸を目指しました。

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ダムの堤体に着いたころには、だいぶ雲行きが怪しくなってきました。

雨雲レーダーで確認すると、雨雲が迫っていたので、バイクを堤体そばのトンネルに避難させて雨をしのぐことにしました。

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ここで、面白い現象を発見しました。

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上流側から車がトンネルに入りました。残響がいつまでも残っていました。

トンネルの外で仙人と話をしていると、トンネルの中から人の声がしました。気が付きました。トンネルの中に人がいるのではなく、自分たちの声だったのです。

トンネルの断面は馬蹄形をしており、直線ではなく内部でカーブを描いています。

このトンネルの構造から、山彦現象が起きているのです。



上のビデオで仙人が「あんぽんたん、マヌケ野郎、猿面冠者」と叫んで、ちゃんとコダマになって返ってきます。

仙人と遊んでいるいるうちに、雲行きが変わり、うまく雷雲がそれてくれたので、出発することにしました。

このルートは国道113号とは反対側のダムの右岸を走り、殆ど、車もバイクも走りません。道の駅 七ヶ宿につながっています。

以前、仙人が道の駅 七ヶ宿に行ったときに、カブミーティングらしき催しが行われていて、その参加者から「あなたが、かの有名な◯◯さんですね」と聞かれたことがあるそうです。

仙人って、そんなに有名人なのでしょうか。それとも、人違いでしょうか。

仙人と同じようなカブに乗り、同じような風体をしている人の目撃証言が数件あります。

道の駅 七ヶ宿には立ち寄らずに、国道113号を西に進み、滑津大滝の農産物直売所に立ち寄ることにしました。

滑津大滝

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滑津大滝では家族連れが川遊びを楽しんでいました。

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私達が直売所で買い物をしている間、赤いハンターカブが山形方面から七ヶ宿ダム方面に走り去りました。

しばらくすると、引き返し、我々のバイクの周りを一周して山形方面に戻っていきました。(隣に車がないときに)

仙人は野菜を何種類か買っていました。

私は、大きなトマトが1個100円で売られていたのを見つけたので、変な自販機のジュースを飲むより良いだろうと、1個買って丸かじりすると、仙人も真似して食べ始めました。

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仙人は、なぜ洗濯屋のような大きなリアボックスを付けたのか尋ねてきました。

私は大きなゴミ箱が必要だからと答えると、仙人は大きなユウガオを入れたかったからと返事しました。

仙人の父親は大のユウガオ好きで、自分も似ているとのこと。そういえば、ツーリングで何度かユウガオを買っていました。

無事に雨雲を避けることができ、113号を西進し、金山峠を越えて、上山に戻ることができました。

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せっかく、上山に来たので山仲間O氏の墓参りをしました。

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今日のコースは、仙人と何度も走っているコースです。仙人に一人でも来られただろうと尋ねると、とても無理だと返しました。

やはり、「私をツーリングに連れてって!」だったのです。仙人は、まだまだ、体力的にも栄養的にも復活途上です。

仙人も行きたいレストランがあり、距離はもっと延びるので、体力を見ながら実施したいと思います。

今日は、仙人の体調を勘案して、いつもの半分ぐらいの155kmでした。

帰宅後の給油は2.5リットルでリッター当り60kmとなり、今までの最高燃費となりました。

おしまい。


himajintaro at 12:13|PermalinkComments(0)

2023年06月07日

小国町はガソリンが安い?!

2023.5.26


 

小国町の食堂たかはしでカツ入りカレーラーメンを食べて昼食を済ませ、近くのガソリンスタンドで給油しましたが、ブログを書いている最中気がつきました。

最初、リッター54kmと書いたのですが、レシートを確認してみると、116kmで2.07リットルなので、リッター58kmだったのです。さらにレシートをよく見ると、単価が166円でした。

5月18日に遅山仙人と山仲間S氏と西川町大井沢に山菜取りに行った帰りに給油した時は183円でした。西川町のハイオクがセルフで183円、小国町のフルサービスで166円でした。

このところ、ガソリン価格の大きな変動はないので、多分、山形市周辺のセルフのレギュラーより、小国町のフルサービスのハイオクが安いようです。

小国が製油所(新潟)からの距離が近いということもあるのでしょうか。東日本大震災の時は山形県石油商組合は新潟県からガソリンを運んだそうです。

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小国町のガソリンスタンドが交通量の多い国道113号とJR米坂線小国駅に行く交差点の角にあったので、そのまま、国道を走ることにしました。往路は地図の緑の実線です。

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そこで、先頭を仙人にしてもらいました。常に、私が先頭を走っているのですが、どんな速度であっても、仙人は私から、かなり遅れて走ります。

なぜかと言うと、以前、仙人のカブはブレーキのメンテをせずに、ブレーキの効き悪い状態で走っていました。私のすぐ後ろを走ると、私とぶつかりそうになるというトラウマ(樽口峠は遠い?!参照)があったのです。

道路の左側には細かい砂利などがあって滑ると転ぶというトラウマもあり、左車線の真ん中か、センターラインよりを走るので、後続の車が追い越そうにも、追い越すのが大変です。

そこで、私が仙人の後ろを走り、できるだけ車間を詰め、左寄りに走ると、車はいとも簡単にカブ2台を追い越してくれます。

しかし、仙人は自分が先頭になると、異常にスピードを上げるのです。これは、以前も同じことがありました。どうも、スピードメーターやミラーをよく見ないで走っているようなのです。

小雨が降る中、仙人を先頭に大型車がバンバン走る国道113号を走りましたが、とても遅い車が走っていたので助かりました。その車がいなくなってからは、何台か、私たちを追い越してくれました。

飯豊町手ノ子で先頭を入れ替わりました。

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テレビが壊れて放送を見ることができない仙人は、昨年8月5日の水害で飯豊町小白川の県道大巻橋が崩落したことを知りませんでした。

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仮設橋を渡って、川西町に入り、広域農道を北上しました。

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広域農道と長井ダムへの交差点にある、山形県で第一号のロータリー式交差点を横切り、ほとんど車の走らない広域農道を白鷹町深山(みやま)まで走りました。

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深山からは、いつもの最上川左岸を走りました。道の駅 白鷹ヤナ公園 あゆ茶屋にある鯉のぼりは、すでに外されていました。

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そして、大平橋を渡って最上川を横切り、朝日町大瀬から白鷹町中山に至る、いつものルートを走り、主要地方道山形白鷹線で県民の森を横切り、山形盆地と蔵王連峰が見渡せる狐一巡り街道 ふれあい展望台でコーヒータイムとしました。

小国町のガソリンスタンドからちょうど2時間、午後3時でした。

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狐一巡り街道 ふれあい展望台は山辺町作谷沢地区の人たちの地域おこし活動から整備されて名付けられたもです。私自身、この活動に関わったこともあり、後日、この活動を紹介できればと思っています。

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この日は、午後から小雨がパラツキ、雨宿りしてコーヒーを飲む場所を考えてみたら、この場所しかありませんでした。

仙人のトラウマと戦うツーリングも193kmで終了しました。

おしまい


himajintaro at 09:52|PermalinkComments(0)

2023年04月02日

富山は遠くない?!

昨日、行きつけのバーバーショップしみずに散髪に行きました。

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3月30日に長い任務終了後、明日から新しい任務のため、カバン持ちで北陸に出かけることになりました。

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3月20日に孫と青春18きっぷを使って会津若松へ行ってきましたが、青春18きっぷの残り3回分を利用して、福井県大野市へ視察に行きます。

バーバーショップしみずのマスターと、さすがに福井までリトルカブで行くのは遠いでしょうという話になりました。マスターは富山なら400kmぐらいだから、一日で行けるでしょうとのこと。

400kmと言えば、山形市内から青森市までの距離です。あちこち立ち寄っても、夕方まで着く距離です。それだったら、2泊で能登半島を回るという手もあるなと想像を膨らませました。

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夢は膨らむばかりですが、帯状疱疹で激痛の日々の遅山仙人は夢が萎んでいくばかりです。週明け、仙台の専門病院に入院が決まったようです。

当人は手ぶらで入院して、一週間くらいで帰ってこれるだろうと、いつもの楽観視をしていました。

私から2か月以上激痛に苦しんでいるのだから、2か月の入院は必要になるだろうし、病院と言っても外来型の診療所に毛をはやしたような病院だから、売店はなく、パジャマも下着も複数枚いるだろうと伝えると、驚いて、午後から買い出しに行くと言っていました。

本当は、桜も咲き、いつもの山仲間と花見に行きたいところですが、仙人が山形に戻ってくるのはいつになるのかわかりません。

チョキちゃんちに

帰りがけ、マスターからチョキちゃんちに遊びに行ってみた!というステッカーをもらいました。

今日は、午前中、親類縁者の墓参りに出かけます。仙人の親戚にも、仙人が早く回復するように拝んできます。


himajintaro at 06:31|PermalinkComments(0)

2022年07月15日

戸隠キャンプ場から木崎湖キャンプ場へ

2022.7.15

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行きつけの寺町のバーバーショップしみずに散髪に行ってきました。

マスターは最近、長野にツーリングに行って来たとのことでした。私の信州のツーリングへ、たくさんアドバイスをいただいてきました。

ツーリングのルートや昼食の美味しい店(主は蕎麦屋さん)、キャンプ場の情報などです。

新潟県十日町市のへぎ蕎麦の店を教えてもらいましたが、早朝に山形を出発する予定なので、十日町市は午前9時ごろに通過になりようです。そこで、当初予定した戸隠イースタンキャンプ場のある戸隠まで走ると昼過ぎになるので、戸隠の蕎麦屋さんを教えてもらいました。

昼過ぎに戸隠に着くのであれば、戸隠イースタンキャンプ場ではなく、木崎湖のキャンプ場まで足を延ばしてはどうかと、提案をいただきました。木崎湖のキャンプ場は、マスターがよく使うキャンプ場で、テント料金に200円足すとバンガローが泊まれるとのことでした。

木崎湖

木崎湖のキャンプ場のパンフレットをいただいてきました。木崎湖がダメでも、青木湖にたくさんキャンプ場があり、そこも同じように200円ぐらい足せばバンガローが借りれるだろうとのことでした。以前は青木湖のキャンプ場を利用していたそうですが、温泉とコンビニが近い方が木崎湖(温泉まで5分)だというので、木崎湖を使うようになったそうです。

木崎湖からは一番北アルプス沿いの道路を南下した方がスムーズに松本の南側に抜けられるとのことでした。2泊目は飯田あたりの民宿に泊まろうかと思っています。その間は、時間がたっぷりあるので、所々に立ち寄りたいと思います。

3日目は豊橋に出て、知多半島を回り、時間があれば名鉄空港線でセントレアに行ってみたいと思います。中部空港までは自動車専用道路なので、りんくう常滑駅から名鉄で往復できればと思います。

常滑からは太平洋フェリー名古屋港乗り場まで北上しますが、名古屋が一番の難所となりそうです。どうやって、原付二種でフェリー乗り場まで行くのかが課題です。4輪では高速道路を走って何度も太平洋フェリーを利用しているので、乗ってしまえばこっちのものですが、どういうルートで行けるのか、事前に十分調査する必要ありです。

マスターから信州ツーリングの雑誌を借りてきたので、じっくり眺めて、行けるタイミングを見計らいたいと思います。


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2022年05月29日

介護予防には馬が最適?

2022.05.26

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旧羽州街道小坂峠を下り、伊達市保原に向かい、さて、ここからどのルートで目的地である飯館村の山津見神社を目指すかが課題でした。

地図上の最短コースは南北朝時代に城や多数の神社仏閣があった天然の要塞・霊山(りょうぜん)のすぐ西側の道路を走り、霊山こどもの村に出るのが一番の近道ですが、今回はもう一本西側の県道広畑月舘線を走り、南に膨らんで遠回りのコースを取りました。

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県道広畑月舘線は、昨年の霊山登山の帰りに四輪車で走ったことがあります。国道115号から北は、所々、車1台しか通れない道幅の所が多く、この日は一台も対向車に会わずに済みました。

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国道115号に合流右折(西進)し、すぐに月舘に向かう同じ県道へと左折(南進)しました。東北中央自動車道相馬福島道路の下をくぐって、国道399号に出ます。

国道399号は、今回走ることができなかった宮城県七ヶ宿町稲子から福島市飯坂温泉に抜ける国道ですが、途中、どこを走って、この場所に繋がっているのか不思議です。

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国道399号を南進すると滝がありました。遅山仙人曰く、「なぜ(滝の)案内板が無いんだ!」。特に名前もいわれも無いのでしょう。家一軒一軒に案内板が無いのと同じとは考えられない仙人です。

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途中で国道399号にお別れをして、東に進みました。

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阿武隈丘陵の緩やかな上りを走り、下り始めたら、牧草地が開け右手に数頭の馬を見つけました。

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上の茶色い馬は人懐こそうに近づいてきました。

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茶色い馬は仙人から頭や顔を撫でてもらって嬉しそうな感じでした。仙人も、こんな小さな馬を撫でたのは初めてだったようで、とても喜んでいました。

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元々、日本にいた馬は、こんな小さな馬だったのでしょう。時代劇で颯爽と走る馬は、サラブレッドなどのような西洋から入れた馬で、江戸時代にはいない馬です。

このことを仙人に話すと、知らなかったためか驚いていました。元社会科の教員も馬には弱かったようです。

馬に会えて、身近に触れ合ったことが、ヒッキーの仙人には強烈なインパクトになったようです。仙人の介護予防には普段会うことができない、こんな馬たちが最適なのかもしれません。

ちなみに、この放牧地は細川牧場のようです。

ここから、もうすぐ、山津見神社に左折する交差点に出ます。

つづく


himajintaro at 11:32|PermalinkComments(0)