単独ツーリング

2023年09月11日

アスパラガス畑にビール缶

2023.9.3



基幹林道黒森線の遅山仙人の事故現場で有力な証拠を捉えることができず、県道山形南陽線に入りました。

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県道を少し南下し、南陽市立荻小学校から基幹林道置賜東部線に入りました。

置賜東部線

この林道も黒森線と同じように基幹林道であるために道路幅は広く、ツーリングには面白い道です。

途中、道路が傷んでいる所が何ヶ所もありました。

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メジャーを持ち歩ことはないのでアスファルトの厚みを人差し指で確認しました。第二関節ぐらいの厚さなので、5cmというところでしょうか。

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ちょいと気になったのが、前回も説明したようにアスファルトの下の砕石の厚みが薄いような気がします。

多分、これらの傷は大型車によるものだと思いました。後から、証拠となる写真が出てきます。

この林道のビューポイントの一つが置賜大橋です。初めて、この道を走った時に感動しました。

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ここで、何度かコーヒータイムを取っています。





今回は、写真を撮るだけにして、先に進みました。

2018.4.10のやかんデビューとおしんの吊り橋 置賜大橋編 のときに、雪で通行止めだった場所から、来た道を振り返ると、伐採地が見えました。

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伐採地から切り出した丸太を大型トラックで何度も運び出したのでしょう。

ここから、ちょっと上ったところで、栗の小さいイガがたくさん落ちている所が何ヶ所かありました。

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8月23日の大高根山登山のときも大石田から入った林道小平線沿いにも、小さなイガがたくさん落ちているところを見かけました。今年の栗はどうでしょうか?

このまま進むと白鷹町浅立の柏林という集落に出ます。

途中、朝日連峰がよく見えるビューポイントがあります。その近くに、ツノハシバミというヘーゼルナッツの仲間の木があります。今回、その実がなっているのか期待していました。




ビューポイントに着く前に、以前から気になっていた林道七曲線を下りていくことにしました。

今まで何度も行ってみようと思っていたのですが、通行止めが続いていてチャンスがありませんでした。

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ここからは砂利道です。

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路面状態は、それほど悪くはありませんでした。でも、遅山仙人やBH氏には厳しいかなと思います。

両氏とも、砂利道やカーブで怖がり、眼の前ばかりを見て、必要以上に減速して走るので、バイクで走っているのがもったいない気がします。

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勾配がきついところはコンクリート舗装になっていました。

勾配が10%を越えるような急な坂は、ロードローラーやタンデムローラーなどの締固め機械でアスファルトを締め固めることができないので、コンクリート舗装になってしまいます。

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まもなく、終点の近くになると案内板がありました。

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林道の終点(始点)はT字路になっていました。左側に行くと白鷹町畔藤(くろふじ)、右側に行くと白鷹町荒砥(あらと)乙になります。

上山の葉山温泉から走ってきましたが、県道山形南陽線以外の道路では、一台の車も出会いませんでした。

日曜なので、走っている車もあるだろうと思っていましたが、平日と全く変わりはありませんでした

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ここは右折し、海生集落の方に進みました。

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民家が始まる前の畑の中に、面白いものを見つけました。

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アスパラガスの支柱にビール缶が被せてありました。これは何か意味があるのでしょうか?

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獣避けにはならないでしょう。せいぜい、金属パイプの支柱の内側が錆びないように蓋代わりなのかと思いました。

面白いものを見た後は、そのまま農免農道を北上し、山形市内に繋がっている国道348号に入らず、更に北上し、主要地方道山形白鷹線に合流しました。

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白鷹町中山から林道狐越線に入りました。

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狐越線

主要地方道から入って直ぐのところに朝日連峰が見える所がありますが、雲に隠れて大朝日岳や小朝日岳は、はっきり見ることができませんでした。

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代わりにパラグライダーが飛んでいました。下の写真では小さいですが、赤い丸い破線に囲んだところです。

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パラグライダーは白鷹山の西の尾根の雨雲レーダーがあるところから飛んで、スキー場の方へ着地していくようです。

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狐越峠を越えると山辺町嶽原(たけばら)の白鷹町登山口に着きます。時刻は14時。登山客の車はありませんでした。

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嶽原から東進し、山形市大平(おおだいら)を進み、途中から短い距離ですが林道隔間沼線に入りました。

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木漏れ日がきれいな所がありました。

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県民の森の荒沼にはたくさんのバスラーの車がありました。荒沼から下がる所にビューポイントがあります。

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山形市街地が見えるので夜景がきれいかもしれません。

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ここからは、勝手知ったる道なので、山形白鷹線の旧道をショートカットし、14時半には帰宅しました。

おしまい


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2023年08月18日

今年も稲子峠は通れず

2023.8.16

ツーリング仲間BH氏から、「また、ふらっと出かけた」と言われそうなので、弁解をしておきたいと思います。

私は、元々、共稼ぎでなかったため、経済的に二台の車を持つことは叶わず、歩いたり、公共交通機関が苦手な妻がメインで車を使っていました。

このため、私は長年、経済的な原チャリスクーターを通勤手段として利用していました。

子どもたちに手がかからなくなったのを機に、妻に遠慮なく、行きたいところに行くための四輪車代わりに先代の4速リトルカブを買いました。

大旦那のBH氏のように複数台の車を持てることができたのなら、このリトルカブ珍道中記はなかったでしょう。

四輪車でふらっと宛もなく出かける人もいるでしょうが、私は目標、目的なしには出かけません。

本題に戻ります。

BH氏とのツーリングが先延ばしになって、一緒に行きたい所が行けなくなった事もあり、行きたいと思った場所をまとめて線でつないでみました。

最初に向かったのは、稲子峠です。

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上山から金山峠を越え、国道113号に出て、宮城県七ヶ宿町湯原の集落の先から右折して、限界集落の稲子に抜ける峠です。

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交差点の入口に工事予告の看板がありました。

11月30日まで法面工事のため全面通行止めとありました。

昨年は、稲子から飯坂温泉に抜ける国道399号が法面工事で通行止めで、その前の年も災害復旧工事のため稲子峠が通行止めでした。3年連続で通行止めです。

この峠には思い入れがあります。

2012年10月14日に4速リトルカブで、最初の本格的なツーリングに出かけたときに、この峠を超えました。2回目のツーリングもこの峠を超えました。



摺上川ダムができる前から、福島市内への近道として何度も走っています。

当時、稲子峠は砂利道で、福島からの帰りに暗くなり、雨が降り出し、七ヶ宿方面から稲子に行きたいという関東ナンバーの車と出会ったことがあります。

稲子から摺上川ダムまでの399号の風景がとても好きで、新緑や紅葉、晩秋、さらに、毎回猿にも出会い、好きなルートの第一に上げられます。

今考えると、七ヶ宿町役場に確認しておけば良かったと思いました。一昨年は、何度も役場に電話を入れて確認していました。

事前にわかっていたら、高畠町の399号の鳩峰峠を越えて飯坂温泉に向かっていたと後悔しました。

やむなく、113号をひたすら東進し、七ヶ宿ダムのトンネルの先から右折し、旧羽州街道小坂峠に向かいました。

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毎回、県外に出かけるときは、必ず、各県の道路情報を確認してから出かけます。

今回は、福島県のホームページから、399号の阿武隈川にかかる伊達橋が通行止めになっていたので、伊達市保原に入らずに、飯坂温泉から北上し、伊達崎橋を渡って伊達市梁川に入るつもりでした。

ところが、いつも使っている宮城県のホームページの閲覧ができず、後に、この影響で通行止めを迂回する羽目になります。

稲子峠が越えられなかったので、国見町藤田から国道4号線を横切り、広域農道を左折し、徳江大橋を渡ることにしました。

藤田の町中をウロウロし、阿武隈川を渡らずに梁川の町の北側に出るという手もありましたが、今回は徳江大橋を選択しました。

梁川からは阿武隈川の左岸の国道349号を丸森町へと向かいました。

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349号は日陰も多く、走っていて涼しく、快適でした。

丸森町の町中に入る交差点の手前から広域農道へと左折し、柴田町船岡へ向かいました。

船岡の町中を北上し、国道4号を横断し、さらに北上して、村田町と岩沼市を結ぶ県道の旧道へとつながる林道を走りました。

このルートは2020.10.30の三角油揚げは定義如来でなくとも買えるで紹介しています。



以前、BH氏とも同じルートを走りましたが、途中、車一台分の道幅しかない道をどこに連れていかれるのだろうと心配したそうです。

私は、地図上の最短路であれば、農道だろうが林道だろうが砂利道であろうが遠慮なく走ることにしています。

この時役に立つのが国土地理院の二万五千分の一地形図とグーグルアースです。

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旧道と林道との交差点を左折し、新しくできた志賀姥ケ懐トンネルの西側の入り口に出ます。

そのまま西進し、次の目的地に向かうため、スポーツランド菅生(すごう)に向かう道へと右折しました。

つづく


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2023年05月07日

千葉の農場に縁はないのか?

コロナ前に、東京都葛飾区、京成本線堀切菖蒲園駅前で焼肉牛将を営むベンガル人の友人・橋本羅名(はしもとらな)さんから、千葉市に借りている農場を見に来てほしいと言われてから時間が経ってしまいました。





この間、コロナで行動制限があり、行きたくともいけないという状況でした。

コロナの制限が自己責任に変わってきた今年、意を決して、リトルカブで東京に行こうと4月23日(日)に出発する計画でした。

焼肉牛将の休業日である月曜日に羅名さんの案内で朝から農場に行くためには、日曜日に山形を出発する必要があるのです。

ところが、東京から戻る予定の25日が雨の予報が出てしまい、5月7日に順延しました。

このブログを書いている今日、5月7日。前日から雨で、しとしと雨が降っています。

4月29日からのゴールデンウィーク期間中は天気に恵まれたのに、最後になってこの有様です。

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4月28日に知人のNPO法人の代表の畑を見に行くことができましたが、東京の友人の畑には行くことができません。

昨年、お盆休みを9月に取って、ボアアップしたリトルカブに乗って、信州経由で豊橋へ行く計画を春から立てていました。

しかし、いざ、行く直前になって、後半の天気が怪しくなり、2泊目、3泊目の宿泊地が決まらずに、パソコンと睨めっこをしていました。

そんな時に何げなくテレビの電源を入れたら、ブラタモリで恐山をしていました。恐山で同じ目的が達成されると直感し、放送後、宿の予約をしたら、すぐに二泊とも宿が取れました。

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恐山は雲一つなく、快晴でした。帰りには、以前から行きたかった、中尊寺の金色堂や毛越寺にも立ち寄ることができました。

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金の山、恐山へでも書きましたが、人間の行動と天気というのは関係があると思っています。

NPO法人の代表の畑には天気のいい日に行くことができました。しかし、東京の友人の畑には、なかなか、行くことができません。距離の問題ではなく、私との関係性があると思っています。

千葉の農場は、今の時点で私との縁が薄い可能性があります。





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2023年05月02日

4月28日命日のお参り

2023.4.28


重い宿題を背負い、羽前成田駅を出発し、給油するためにGoogleマップで探したところ、近くにスタンドは無く、白鷹町広野の国道287号のジェイエイサービスおきたま 白鷹SSで給油しました。このスタンドは時々利用しています。

大平橋_1

交通量の多い国道287号は走らず、元の県道に戻りました。そのまま、いつものように最上川の左岸を走り、道の駅 白鷹ヤナ公園 あゆ茶屋の対岸から、いつもの鯉のぼりを見ました。

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シバザクラと鯉のぼりでも紹介しましたが、山形市高瀬地区の鯉のぼりに比べると川幅が広い分、ワイヤーは長いですが、ワイヤーの本数は高瀬の方が多いことから、泳いでいる鯉の数は高瀬に軍配が上がります。

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ここから、最上川の左岸を走ると、ある物を見つけました。

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よく見ると、木にビニルやブルーシートらしき物が引っかかっているのです。下の写真で赤〇で囲んである部分です。わかるだけで、このぐらいの数があります。

昨年の8月3日から4日にかけて降った雨で、山形県内の至る所が大洪水でした。

その時の最上川の水位を物語るものなのか。だとしたら、雪解け水が多いこの時期と比べると、とんでもない水位だったことがうかがい知れます。

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最上川の淵を走り、本日の第三の目的地に到着しました。

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毎年、4月28日。私は、この場所に来ます。

上の写真の橋の下流に、NHK朝ドラ「おしん」のロケに使われた吊り橋がありました。平成20年4月28日、知人がこの吊り橋から転落し、亡くなりました。

吊り橋_1


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毎年、吊り橋があった場所でお参りをしています。老朽化した吊り橋は、撤去されました。

おしんの吊り橋撤去

吊り橋があった場所を眺められるところで、故人を偲びながらコーヒータイムを取りました。

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ここから、下流の大船木橋までの左岸の区間が昨年から通行止めになっています。

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コーヒータイム後、ちょっとだけ国道287号を走り、白鷹町大瀬集落から中山集落に抜ける県道に入りました。

この県道は、知人が転落した時に山形市内からの捜索の時によく使った道です。

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中山から主要地方道山形白鷹線に乗り、途中から右折して、林道狐越線に入り、山辺町嶽原(たけばら)、山形市大平を走りました。

主要地方道山形白鷹線に戻って、狐一巡り街道 ふれあい展望台(通称、恋人岬)で小休止としました。

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いろいろな人たちと出会いました。天気も良く、良い一日でした。

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ここから下る途中、キュウリの支柱を組み立てている妻の叔父に会いました。

おしまい。



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2023年04月19日

残雪残る大井沢へ

2023.4.19

2023.4.14に東京に行く前のリトルカブメンテをしたときに、エアーフィルターをパワーフィルターから通常のフィルターに交換し、何度か走ってみて異常がなかったので、そのまま、バイク小屋にしまいました。

翌日、買い物に出かけたとき、2軒目が終わって、3軒目に行こうとしたところ、エンジンがかからなくなってしまいました。マイナスドライバーでエアースクリューとスロージェットの調整に1時間以上奮闘し、3軒目に行かずに、何とか自宅に戻りました。

翌々日に、調整し直して、何とか安定して回るようになりました。

そこで、実走しながら調整ということで、西川町大井沢を目指しました。

バイクでは、基本、交通量の多い国道112号は走らず、寒河江川の右岸を西川町本道寺まで県道を走り、そこから、国道112号に合流します。

とにかく、風が強い一日でした。

※色太文字をクリックすると別ページにリンクします。

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寒河江ダムの下流の水ヶ瀞ダムから上は雪のため通行止めでした。止む無く、ダム下流に戻り、国道112号に合流しました。

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国道112号から本道寺の集落を眺めると寒河江川の土手沿いの桜並木が満開でした。

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寒河江ダムで小休憩としました。

ここまで、途中の水ヶ瀞ダムの駐車場でスロージェットを調整しました。交差点で停止しているとアイドリングで止まってしまうため、アイドリングが安定する位置を探しました。その後は、順調に走ってくれました。

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一昨日取り付けたランドセルには空のガソリン携行缶2本を入れてきました。

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寒河江ダムから112号を進み、途中左折し、西川町仁田山放牧場へ向かう月山大橋を渡り、放牧場には行かずに、寒河江川の右岸を西川町大井沢へ向かうつもりでしたが、ここも雪のため通行止めでした。

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ここも止む無く、112号に戻り、自動車専用道路になる手前から大井沢へ入りました。

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大井沢は雪がたくさん残っていました。桜も全く咲いていませんでした。ようやく、芽吹き始めたという感じでした。

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映画「いしゃ先生」のモデル、女医志田周子(しだちかこ)先生の実家の前にも雪がたっぷり残っていました。

先生の甥(先生の弟の息子)と大学の研究室の同期で、先生の実家に何度か泊ったことがあります。

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大井沢温泉湯ったり館に立ち寄りました。タオルは持って行ったものの、風が強く、湯冷めする可能性があったので入らずに小休止だけしました。

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残念ながら、大朝日岳の山頂は雲がかかって見ることができませんでした。

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大井沢の最南端の集落は根子(ねこ)と言います。ここから朝日連峰への登山ルート(小朝日岳、竜門山方面)の入り口になります。しばらく林道を走ると登り口に日暮沢小屋という山小屋があります。

前述の志田周子先生の甥と研究室仲間と、ここから朝日連峰縦走をしたことがあります。その時は、先生の弟(甥の父)さんからガイドをしてもらいました。

大井沢にはこの他にも障子ケ岳、以東岳方面への登山口があります。朝日連峰のベースキャンプ地ということになります。

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県道をそのまま進むと大井沢トンネルを抜けて、大江町の柳川、左沢(あてらざわ)方面に行くことができますが、まだ、雪が残っていて、5月にならないと通行止めが解除ならないようです。

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ここから、引き返し、元来た道を戻りました。

つづく。


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