2025年02月02日
仙人の近況について
遅山仙人が帯状疱疹を発病してから2年が経ちました。
初期の治療を怠ったため、激痛だけが残ってしまいました。
主治医の大学病院の女医さんからは激痛を治す薬は無いと言われたものの、そこを何とかお願いしたいと拝み倒して2ヶ月毎に通院しています。
アスリートだった仙人も体力という貯金は使い果たし、料理が下手で栄養バランスの良い食事が取れないことから、免疫力が落ちて発病したと思われます。
昨年の7月中旬、IHヒーターにかけていた天ぷら油がオーバーヒートしていることも知らずに、トンカツを揚げようとしたところ、油が飛び跳ねて大火傷を負いました。
電話をしてから市立病院に向かいますが、同時に尻が床ずれ状態だったため、一緒に診てもらいました。
帯状疱疹の時も市立病院に電話しましたが、夜間で担当医師が不在のため診療を断られています。
帯状疱疹も火傷も救急車を呼ぶべきだったのですが、救急車を呼べない家の事情があります。
大火傷を負ったものの、半月後にはツーリングにでかけています。
ただ、帯状疱疹を患ってからは、体が思うように動かなくなったとボヤくようになりました。
そして、県境の峠越えは行かないと言い始めました。
コーナリングは疲れるし、対向車に対する恐怖が増大しました。
7月初旬と11月の半ば過ぎに、仙人、山仲間S氏、S氏の菩提寺の住職夫妻をお招きして、我が家でホームパーティーをしました。
そのときに感じたのは、仙人の食が細くなっていることです。アルコールも弱くなりました。
暮に、仙人と電話で話したときに、骨折だけは気をつけるようにと伝えました。
普段から太陽にも当たらず、これといった運動もせず、栄養状態もよくないことから、男性でも骨粗鬆症になっている可能性があることを示唆しました。
万が一、家の中で携帯電話から離れた場所で骨折して動けなくなったら、家の事情もあり救急車も呼べず、即身仏になってしまうと警告したのです。
また、家の外で転んで骨折すれば、退院したとしても、普通に支障なく動ける状態に戻らない限り、家の事情により家を出入りすることは不可能となります。
しかし、当の本人は電話の先で笑うばかりでした。
年が明けた1月末に、いつもの3人で昼から新年会をしました。
2軒目の立飲みの店で、仙人はビールケースを2段重ねた椅子に座って飲みました。
山仲間S氏と私は苦にすることなく1時間半立ちっぱなしでした。
間違いなく、仙人の脚力は失われています。足の筋肉が弱くなれば、骨折する可能性が大です。まして、栄養状態も悪ければなおさらのことです。
骨折後に認知症になったり、高齢の男性が骨折すると女性よりも死亡率が3〜4倍も高いという研究報告もあると聞きます。
75歳以上で大腿骨の頸部骨折の場合、5年生存率が男女あわせて2割、8割の人が5年以内に亡くなっている話を聞くとゾッとします。
体の自由が効かなくなったと自覚する仙人をツーリングに連れて行くリスクも考えざるを得ないのかと悩む一年になりそうです。
himajintaro at 21:47│Comments(0)│仙人