一人でも探検隊、翌週は二人で探検隊コウモリも蟻地獄もいる一の沢洞窟

2021年10月18日

国土地理院2万5千分の1地形図は地図の原典

2021.10.2

火箱岩洞窟から一の沢洞窟に向かいました。

洞窟02_1

農免農道からスーパー農道ぶどうまつたけラインに入りました。ブドウ畑とマツタケの一大産地を縫うように走るスーパー農道(広域農道)です。

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くねくねと上ると、見晴らしの良い所があり、山の斜面にブドウ畑のビニールハウスが点在しているのがよくわかります。

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そして、非弱なリトルカブのアクセルを目一杯吹かしてスーパー農道を上って行くと、左側に黒い車が停まっていました。そして、右側にオートバイが停まっていて、ライダーから呼び止められました。

あわや、事故と思い、リトルカブをオートバイの先の右側路肩に停めると、車の左側の車輪が脱輪して、側溝に落ちていました。側溝の幅が狭く、ハンドルを切って、自力で脱出することが不可能の状態でした。

ドライバーの女性がスマホで何やら話をしていました。ライダーによると、女性はディーラーからロードサービスを受けようとして電話を掛けているものの、自分の位置がわからないと言うのです。

ライダーは宮城の人で、初めて通った道なので、Googleマップを見ているが正確な地名がわからなくて苦労していたようです。私は国土地理院2万5千分の1地形図のアプリから高畠町時沢であることがわかりました。

女性は気が動転して、何を説明したらよいのかわからなくて困っていました。女性から電話を代わり、ディーラーのサービスマンに現在地を伝えました。ぶどうまつたけラインであること。蛭沢湖の北であること。蛭沢湖から時沢の集落に下りていく連続するカーブの手前であることなどを伝え、サービスマンはすぐに場所を特定しました。

洞窟03_1

国土地理院2万5千分の1地形図にあってGoogleマップに無いものは、集落名です。地元のカーディーラーであれば、なおさら、集落名がわかるのは重要なポイントです。

私は登山をしていることもあり、リトルカブの抜け道を探す上でも国土地理院2万5千分の1地形図は重宝しています。スマホに3種類の2万5千分の1地形図を入れて、登山とツーリングで使い分けています。

元々、地図は好きでした。昔は5万分の1地形図しかなく、当時、山形市内で一番大きい本屋さんで旧建設省国土地理院発行の大きな5万分の1地形図を買いに行きました。

20代の若い男女しか公民館にいなかったころ、山形市中央公民館でバックパッキング入門講座が開催され、講師として、国土地理院に勤められていた五百沢(いおざわ)智也さんが地形図の読み方を教えてくださいました。登山では5万分の1地形図を読み解くのが必須でした。

私も五百沢さんの書籍を買い、勉強しました。

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地形図読本02

等高線を見ると地形がよくわかりますが、慣れないと尾根と谷が逆に見えて、大変なことになります。Googleマップでは地形の状態が良くわからないので、ツーリング中に始めての山を越える場合は、2万5千分の1地形図のアプリで確認することがあります。

地形図読本01

地形図読本03

現在は、2万5千分の1地形図はデジタルデータで見ることができるようになり、大変便利になりました。ツーリング前のルート設定では、林道でもいいから抜け道が無いか、必ず、2万5千分の1地形図で細かく確認します。

等高線では高低差が分からない人のために3D化したアプリもあります。また、GPSで北緯と東経がほぼ正確に表示するアプリもあります。捜索する救助ヘリに位置情報を伝えるとピンポイントで飛んできます。

Googleマップもそうですが、圏外で一度、地図情報を読み込ませておくと、圏外でもGPSで位置を知らせてくれます。

国土地理院2万5千分の1地形図は日本で発行されている地図の原典です。

無事にカーディーラーに車を揚げてもらったようです。

一の沢洞窟に向かいました。







himajintaro at 07:00│Comments(0)道路 | よもやま話

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