鬼首へショートカットスポロケット交換しました。

2021年07月25日

小さな小川から日本海と太平洋へ

2021.7.16

花立峠を越えられないため、昼食を取った荒雄湖畔公園キャンプ場から国道47号へ向かうことにしました。途中、荒雄川の右岸にできたトンネルが多い国道108号のバイパスを走って、鳴子温泉の西側から国道47号に入りました。

堺田駅

普段なら国道108号のバイパスと国道47号は大型車の交通量が多く、とても走る気がしない道路ですが、この日は、タイミングが良かったのか、大型車から煽られることも、抜かれることもなく、スムーズに走ることができました。

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途中、有名観光地がたくさんありましたが、今まで行ったことのある所は立ち寄らず、松尾芭蕉が宿泊したとされる旧有路家住宅(封人の家)からJR陸羽東線堺田駅に向かいました。

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ここは、分水嶺の駅として有名なところですが、行ったことが無かったので立ち寄ることにしました。

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写真は撮ってきませんでしたが、駅入り口の上に新幹線と同じような流れる電光掲示板があり、この時間帯は車両故障により陸羽東線は新庄・鳴子温泉間で区間運休していました。

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ここで、初めて気が付いたのですが、陸羽東線は新庄と小牛田を結ぶ路線ですが、この間の直通便が、ほとんどないことがわかりました。鳴子温泉駅で折り返し運転をしていることを初めて知りました。

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駅前に分水嶺がありました。

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小さな赤い鳥居を潜った小川の水が日本海と太平洋に流れていくという場所のようです。

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分水嶺と言えば、山を境に水が流れるというイメージがありますが、ここは平坦地です。さらに県境でもありません。

県境でない分水嶺は奥羽山脈の最南端、山形県米沢市の板谷峠が分水嶺になっています。JR奥羽本線の峠駅行った時に板谷峠を通って知りました。福島県境はそこから2kmほど福島県側に下ったところにあります。

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現地に行くとわかることなのですが、北側から流れてきた小川が日本海側に迂回しているように見えるのです。迂回しなけければ、そのまま太平洋に流れていきます。

昔から水争いは農民にとって生死を分ける戦いでした。水利権はどうなっているのか。見た目では太平洋に流れる水の量が多いような気もします。

コロナ禍であり、ネット社会で何でも情報を検索できます。しかし、ネットに載っていることが真実とは限りません。百聞は一見に如かずです。人間は肉体を持って生まれてきた以上、肉体を使わずに生きることはできません。五感も同じです。自分の体で感じることです。

バイクツーリングの良さは閉塞感のある車とは違う五感を全部使う面白さにあります。

小川だけに、これ以上水を差すつもりは毛頭ありません。

堺田駅から国道47号に戻り、赤倉温泉から山刀伐トンネルへ向かいました。


himajintaro at 07:32│Comments(2)自然 | 観光

この記事へのコメント

1. Posted by 賀茂 左近   2021年07月25日 11:34
こんにちは、
お邪魔します。

こんなところに分水嶺があったとは、
全然知りませんでした。

それも、太平洋と日本海を分けているなんて
初めて知りました。
2. Posted by 閑 甚太朗   2021年07月25日 21:18
賀茂 様
コメントありがとうございます。
こちらの分水嶺に、お立ち寄りできるようでしたら、是非、お寄りください。
小さな小川だけに、意外性が話題になると思います。

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