2021年06月27日
逃がした器は大きい
2021.6.12
JR奥羽本線大滝駅で昼食を取り、次の釜淵駅に向かいました。
駅名の由来が書いてある銘板がありました。この中にアユがたくさん取れると書いてありました。
以前、遅山仙人が釜淵の人からアユをたくさんもらったことがあると言っていました。仙人の父親に世話になったとアユや山菜をたくさん持って、仙人の父に会いに来たそうです。
また、この話を持ち出して得意げに語っていました。
ホームには駅員ではない、測量業者か何かの人が発光体のようなものを取り付けた三脚を立てていました。列車の運行状況のような無線が聞こえていました。
これで、真室川駅から北側の三駅は訪問できました。新庄以北、県境までの駅は全て訪れました。
そして、いつものように真室川駅で買い物をしました。
私はシイタケとコーヒータイムのお茶請けにせんべいを買いました。
仙人はというと、実は一週間前にも真室川駅を訪れ、気に入ったコーヒーカップを買おうかと思案している隙に、他の客から買われて悔しい思いをしていました。陶器の100均市をしていました。
その時の様子を店員さんが覚えていました。店員さんによると、その時、客は100個以上の陶器を買い求めたそうです。器や皿など同じ物をたくさん、何種類も買っていったので、飲食業の人ではないかと言っていました。
悔しい思いが冷めない仙人は、残っているコーヒーカップから500円の白いものを買い求めました。
鮭川の支流、真室川の堤防の桜の下でコーヒータイムとしました。久しぶりにフレンチプレスを持って行きました。
仙人は二日前にタケノコ取りに行ったときは、アルミ製(アルマイトでない)のやかんが良いと言っていましたが、山仲間S氏から純アルミは鋳物でないと熱ですぐに劣化すると言われ、今度はステンレスが良いと言い始めました。
仙人は買ったばかりのコーヒーカップでコーヒーを飲み、美味しいを連発していました。
仙人は同じホーローのマグカップ一つでご飯を炊いたり、味噌汁を作るという極意を持つ達人です。
しかし、渋や汚れをクレンザーや重曹、ハイターなどで落とすという基本的動作が緩慢というか、大きく傷がつくという幻想に駆られているため、汚れを落とすということはせず、内側はコーヒー色をしています。
外に出るときぐらい、別の器を持ってくるように進言しますが、どこのあるのか分からないと言います。どうも、食器ダンスは多くの珍品で埋もれているようです。
相変わらず、逃がしたコーヒーカップには未練タラタラでした。
仙人は真室川駅の店員から、朝取りで美味しいと勧められたキュウリでコーヒーを飲んでいました。
渓流釣りが不発に終わり、急遽、無人駅の旅に切り替えたことが正解でした。最初から予想できた結果ではありましたが、天候に恵まれたことが幸いでした。