2021年06月13日
田んぼの神様の湿原へ
2021.6.10
年休消化のため、いつもの遅山仙人と山仲間S氏を誘って、蔵王エコーライン沿いにある御田ノ神湿原に行ってきました。
ここは、昨年の6月12日に単独で行ったところです。チングルマの楽園へで紹介しています。御田ノ神は多分、五穀豊穣、田んぼの神様なのでしょう。
水源である湿原に祠があるのですが、蔵王には、もう一か所、地蔵岳の西側、観松平(かんしょうだいら)という湿原地帯の東側の登山道沿いにも御田神の祠があります。まずは樹氷高原駅まで歩いて下るで紹介しています。
仙人は朝早く起きて、再び寝てしまって15分遅れで、刈田駐車場に全員集合。
宮城県側にある駐車場に車を置いて山形県側に戻り、湿原の入り口に到着。
昨年は無かった「注意 熊出没」の看板が目立ちました。
昨年とは打って変わって快晴です。
葉山、月山、朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰の大パノラマです。
あまりにも天気が良く、湿原の花々も光が当たりすぎでメリハリがなく単調という贅沢な感じがしました。
避難小屋の先の御田ノ神の祠の前でコーヒータイムとしました。
祠の前にはお賽銭がたくさん積み重なっていました。最近、賽銭泥棒の話題がTVで賑わっているので、仙人が泥棒に盗られると言い出すと、S氏が賽銭を自由に持っていける神社もあると返しました。
私も、困っている人は賽銭を持っているという神社のテレビは見ました。こんなところまで来て賽銭を失敬する不心得者はいないだろうと話はまとまりました。
S氏にとって、この場所は嫌な思い出の場所です。
2016.6.12に山仲間5人で、この祠の前でコーヒータイムを取っていた時のことです。当時、腰が悪く、胡坐をかくことのできなかったS氏とK氏は木道から片足を出して腰かけていました。
そこに、山岳パトロールの女性が来て、木道以外の場所を荒らすなと注意しました。腰が悪いことを告げましたが、詫びもせずに帰っていきました。最初に理由も聞かずに、注意するだけして帰って行った女性に、一同、場が白けてしまいました。
そんなことを思い出してしまいました。蔵王御田ノ神湿原 20160612で当時の思い出を紹介していますが、その時は、そんな嫌な話は書きませんでした。
コーヒータイムを取った御田ノ神の祠のそばの水の流れに無数のオタマジャクシがひしめいていました。
どんな両生類なのか見当もつきませんでした。
この頃、暑い日が続き、後、一週間でコバイケイソウの花が満開になりそうです。
昨年よりもコバイケイソウの数が多そうです。花芽も半分ぐらいは持っているようです。できれば、日の出前に来て、日の出に輝くコバイケイソウの花の群落を見たいものです。
駐車場に戻り、中央高原パラダイスゲレンデの片貝沼に向かいました。