通行止め禍中での山菜取りへちょっとだけ贅沢な取れたて山菜の天ぷら

2021年05月18日

コゴミは終わり、タラノメは丁度良く、ウドはこれから


2021.5.14

西川町大井沢の最南端の集落・根子(ねこ)から根子川林道に入り、朝日連峰の表玄関口・日暮沢小屋を目指しました。

IMG_1298

IMG_1308

林道を走ってすぐ、太くて大きなタラノメをたくさん見つけました。そのほとんどが、まだ誰も手を付けていませんでした。

IMG_1300

さらに林道沿いには、所々、コゴミ(クサソテツ)の群生地が点在し、あまり、伸び切っていないものを収穫しました。

IMG_1297

遅山仙人は「こんなにたくさん取ると目が青くなりそうだ。」と意味不明な言葉を発しながら、取っていました。彼の生誕後、どこにでもコゴミが生えている場所を見かけたのは、歴史上、初めてのようでした。

まだ、この辺りは、ほんの序の口で、林道の奥に広大なコゴミの群生地を知ってるので、仙人の驚愕も放っておきました。

IMG_1301

途中、個人の所有地にウドが出始めていました。

IMG_1304

さらに、奥に進み、大井沢出身で私と同じ研究室の同期が言っていたアメリカ橋を渡ると、通行止めのバリケードがありました。アメリカ橋は、戦後、進駐軍が架けたので、その名前がついたと言っていましたが、正直、この橋だったか、記憶に薄いところがあります。

IMG_1302

通行止めの場所から先が面白かったのですが、度重なる通行止めには勝てず、引き返すことにしました。

大井沢3

引き返す途中、イワダラ(トリアシショウマ)↓を見つけたので、急斜面を下りて行ったら、

IMG_1305

出始めのウド↓を見つけました。イワダラは、お浸しや干して保存し、煮物などに使います。

天然物のウドは香りが高く、天ぷら、煮物、味噌汁、酢味噌和え、味噌付けサラダなど多彩な料理で楽しむことができます。今回の山菜取りのメインイベント的な存在です。

IMG_1307

IMG_1306

根子から地蔵峠に向かいました。

通行止め禍中での山菜取りへで紹介したように、大江町からの県道は通行止めのバリケードが立っていました。

IMG_1309

県道に入らず、大規模林道を古寺(こでら)方面に向かいました。この付近は、道路を拡張する以前は、ウドがたくさん自生していた場所です。

以前、両親と若くして亡くなった山仲間O氏と、この付近でウドをたくさん取ったことがあります。最近は、ほとんど見かけることが無くなりました。

IMG_1310

少ないウドの自生地となった場所で仙人がウドを見つけました。

IMG_1311

同じ緑なので、どれがウドかわかりにくいと思います。

IMG_1312

地蔵峠では先ほどの大江町へ行く県道の迂回路として利用できるはずだった町道大頭森(だいずもり)線(旧田の沢林道)も通り抜けできないので、バリケードが立っていました。

この先を行くと、大頭森山の麓の峠から眼前に巨大な朝日連峰を眺望できる絶景スポットがあります。

このまま、古寺へと大規模林道を進みました。

IMG_1313

そして、山仲間S氏が林道の間知ブロックの擁壁の上にタラノメの群生地を見つけました。

普通の人なら高い擁壁の上に登ろうとはしないはずですが、私は道路の設計や工事の管理も経験したことで、道路の構造物をよく知っています。そこで、すんなりと擁壁の上の法面に上がり、タラノメをたくさんいただきました。

IMG_1314

もちろん、全部芽を取るのではなく、1本の木に複数の芽を残して今年も成長するようにします。

あるはずの無い巨石を見に 子安観音へで紹介したように、簡単登れる斜面ではタラノメはノコギリで全部切り落とされていました。

ちょうど昼近くになりました。古寺で昼食を取ることとしました。


コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
通行止め禍中での山菜取りへちょっとだけ贅沢な取れたて山菜の天ぷら