怪しい捜索隊 後半悲しい知らせが届きました。

2021年05月01日

あるはずの無い巨石を見に 子安観音へ

2021.4.27

今年はコロナ禍ではあるものの、4月は例年になく忙しく、休みが取れなかった分、ゴールデンウィークの頭に3日間の代休が取れたので4月27日から5月5日までの9連休となりました。

私にとってのゴールデンウィークの初日に山仲間S氏を誘って、遅山仙人とともに、尾花沢市にあるイワウチワの群生地に写真を撮りに行こうと計画を立てました。しかし、S氏が仕事の都合でどうしても休めないということで、いつものように、仙人と行方不明者の捜索と山菜取りを兼ねてツーリングに行くことにしました。

長井市上伊沢にある洞雲寺を目的地として、上山市の高松葉山温泉入り口から走り慣れたる基幹林道黒森線と基幹林道置賜東部線を走りました。

巨石01

基幹林道黒森線は4月24日の怪しい捜索隊 後半でも紹介した森林管理道やまびこ線の南側から南陽市萩へ抜ける林道です。

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この日は日柄も良く、朝から快晴でした。

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萌黄色と緑色と青色がマーブル状に混在していました。

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林道をゆっくり走らせ、視力とは別の能力で山菜の在処を探していきました。

車では、到底探し得ない場所にタラノメが存在していました。肉眼で確認後、双眼鏡で覗くと間違いありませんでした。

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仙人は、体幹が衰えてきており、やっとの思いで、なんとか転ばずに道路の下まで降りていきました。

車で確認できる場所のタラノメは、軒並み、幹ごとノコギリで切られていました。これでは、来年はタラの木が枯れてしまいます。

タラの木に限らず、山菜を根こそぎ取っていく事例が散見されます。特に、山形ではタラノメよりもコシアブラの人気が高く、以前収穫した場所のコシアブラが枯れて無くなって所がたくさん見受けられるようになりました。

多分、数年後には、コシアブラは山形では絶滅危惧種になる可能性があります。

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私たちは、必ず、一本または株立ちしているタラノ木は一つ以上の芽を残して取るようにしています。

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最初から、こんなに取れたので、テンション上がりまくりました。山の風景や野鳥を見るのに役に立つ双眼鏡ですが、山菜取りやキノコ採りには欠かせないアイテムです。

巨石02

タラノメを何か所かで取った後、南陽市筋にある子安観音でコーヒータイムを取ることにしました。

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いつも基幹林道黒森線を走っていると「安産の神様 子安観音」の看板が気になっていました。Google マップにも情報は載っていません。観音様=神様という疑問はさておき、とにかく、行けるところまで行ってみようとバイクを走らせました。

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林道から僅か走ると、また、子安観音の看板があり、ほどなく走ると行き止まりでした。バイクを下りて階段を上ると子安観音です。

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ちょっとした広場の傍らに小さなお堂が建っていました。

階段を上ってすぐの所に代替わりした桜の巨木があり、その奥にカヤノキ(イチイかもしれない)が立っていました。

イチイは一位と書き、樹木で一番位が高いという意味があると大工だった父から聞いたことがります。実家を父が建てた時に床柱にイチイを使いました。製材したてのイチイを見た時に、薄い紫色だったことを思い出します。高貴な色の紫色だけに、神社やお寺の境内に昔から植えられてきたのでしょう。

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日当たり良い場所でコーヒータイムとしました。

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仙人からカセットコンロ用のガスボンベから、キャンプや登山用の半球型のボンベに詰め替えできるアタッチメントがあると聞いていました。わざわざ、ボンベからボンベに詰め替える手間が無駄なので、直接、カセットコンロ用のボンベが使えるアタッチメントを購入しました。

これを使うとガス代が1/3から1/4に軽減されます。使ってみても、火力は遜色はありませんでした。

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後で調べてわかっことですが、この子安観音は、山形県中世城館遺跡調査報告書置賜版(PDF版)によると城跡(館跡)であることがわりました。

このことを仙人に話したところ、置賜版全体を印刷できないのかと言われました。置賜版だけでも200ページに及ぶので、USBメモリーでデータを提供するからコンビニで印刷するように伝えました。

IT弱者の仙人としては、どうしても、紙ベースで欲しいところです。ただでさえ、コレクションで寝る場所の無い仙人が、これ以上、コレクションが増えたらどうするのか。

このまま、単なる自己満足の歴史研究家で終わるのか、それとも、次代の子供たちへ語り継げるアーカイブを残せるのか。仙人の運命は如何に。


himajintaro at 16:16│Comments(0)歴史・文化 | 道路

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