2020年09月01日
仙人の弱点解明
2020.8.21
何かと出しにされる遅山仙人ですが、今回のキャンプの目的は 表向きには7年前に亡くなった山仲間の弔いと天体観測ですが、山仲間S氏との共通の目的は、8月19日の「鬼首でタンドリーチキンパーティー」で紹介したように夏バテ気味の仙人を何とか隠れ家から引っ張り出すというのが最大の目的でした。
オートキャンプ場で四方山話をしているうちに、仙人が弱音を吐きました。今まで紹介してきた仙人の知らない場所に仙人が自分一人で行けるかという話題になりました。
仙人とのツーリングでは、仙人が後ろをついてきますが、私のバイクを追うだけで精一杯で周りの景色をよく見ていないと言います。まして、道路標識は見る余裕もないというのです。これでは、一度行った場所に自分一人で行くことは不可能に近いものがあります。
さらに、バックミラーが小さいと言います。顔の位置を変えれば、いくらでも視野は広げられるのですが、どうも、頭の位置は固定したままで運転しているようです。以前、スーパーカブ特有の丸型のバックミラーが固定されていると思い込んでいて、動かないと言うので、私が動かして見せたら、一緒にいた女性たちから笑われた苦い経験を持ちます。
私はカーブの連続するコースでは大型車が後方から近付いてきたら、左に停まってやり過ごすようにしています。原チャリがチンタラチンタラ走っていては世間のご迷惑なるので、臨機応変に対応します。
しかし、仙人は後方に車が近づいても、抜かれるまで気が付かないことが多いのです。車が抜きやすいように道路左側に寄るように話をしているのですが、バックミラーを見ないためか道路の真ん中を走っています。
度々、ツーリングをしているとクロスカブやハンターカブでツーリングしているグループとすれ違います。時には、手を挙げて挨拶をしてくれるので私も左手を挙げて応対します。しかし、バックミラーで確認すると仙人は手を挙げていません。
疑問に思い、仙人に確認しました。なぜ、手を挙げないのか。
運転に集中しているから手を挙げられないと言います。手をハンドルから離せないと言います。利き手が左手だと言い訳がましく言います。仙人は右手でペンを持ち、右手で箸を持ちます。
方向指示器が壊れたら手信号が出せないではないかと正します。答えが返ってきません。
身体的なのか精神的なのか、わずかな時間の片手運転ができないのです。
カーブの多い道路は対向車が来るのが怖いと言います。4輪車と違い、車幅が狭いのでいくらでも逃げられますが、意識は4輪車の車幅です。
彼は自身を一点集中型だと言います。カーブではいつもタイヤの直前を見て運転していると言います。それが砂利道になると、ほぼ、タイヤの下を見ながら運転しているようです。遠くを見ながら走って直前には反射的に凹凸をかわすのはスキーと同じです。そうしないと、先の道路の状況や対向車の確認が難しくなり、ワインディングロードを楽しむことなどできません。
仙人がカーブの連続や砂利道で遅くなる理由がわかりました。
さらに、山仲間S氏からもらったボトル缶のコーヒーを手で開けられませんでした。また、ペットボトル型のワインボトルも開けられませんでした。確実に握力が低下しています。
また、首が右側に回らないので、発進時の後方確認ができません。仙人は金欠病で首が回らなくなったとふざけています。しかし、最近、後方からくる車に気が付かず、危うく、接触しそうになることがあります。そういう状況も分からず、そのまま走ってきます。
私は、今までツーリングをとおして仙人の状態を見続けてきました。今回のキャンプで仙人の言う一点集中型であることは、車やバイクを運転する仙人にとっては最大の弱点です。体力の衰えや身体の不都合も相まって、これから、仙人に運転させていいものかという疑問があります。
長い仙人生活からの社会復帰へのリハビリの一環としてバイクのツーリングを誘ってきたので、しばらくの間は葛藤と戦い続けなければない覚悟が必要だと思います。
何かと出しにされる遅山仙人ですが、今回のキャンプの目的は 表向きには7年前に亡くなった山仲間の弔いと天体観測ですが、山仲間S氏との共通の目的は、8月19日の「鬼首でタンドリーチキンパーティー」で紹介したように夏バテ気味の仙人を何とか隠れ家から引っ張り出すというのが最大の目的でした。
オートキャンプ場で四方山話をしているうちに、仙人が弱音を吐きました。今まで紹介してきた仙人の知らない場所に仙人が自分一人で行けるかという話題になりました。
仙人とのツーリングでは、仙人が後ろをついてきますが、私のバイクを追うだけで精一杯で周りの景色をよく見ていないと言います。まして、道路標識は見る余裕もないというのです。これでは、一度行った場所に自分一人で行くことは不可能に近いものがあります。
さらに、バックミラーが小さいと言います。顔の位置を変えれば、いくらでも視野は広げられるのですが、どうも、頭の位置は固定したままで運転しているようです。以前、スーパーカブ特有の丸型のバックミラーが固定されていると思い込んでいて、動かないと言うので、私が動かして見せたら、一緒にいた女性たちから笑われた苦い経験を持ちます。
私はカーブの連続するコースでは大型車が後方から近付いてきたら、左に停まってやり過ごすようにしています。原チャリがチンタラチンタラ走っていては世間のご迷惑なるので、臨機応変に対応します。
しかし、仙人は後方に車が近づいても、抜かれるまで気が付かないことが多いのです。車が抜きやすいように道路左側に寄るように話をしているのですが、バックミラーを見ないためか道路の真ん中を走っています。
度々、ツーリングをしているとクロスカブやハンターカブでツーリングしているグループとすれ違います。時には、手を挙げて挨拶をしてくれるので私も左手を挙げて応対します。しかし、バックミラーで確認すると仙人は手を挙げていません。
疑問に思い、仙人に確認しました。なぜ、手を挙げないのか。
運転に集中しているから手を挙げられないと言います。手をハンドルから離せないと言います。利き手が左手だと言い訳がましく言います。仙人は右手でペンを持ち、右手で箸を持ちます。
方向指示器が壊れたら手信号が出せないではないかと正します。答えが返ってきません。
身体的なのか精神的なのか、わずかな時間の片手運転ができないのです。
カーブの多い道路は対向車が来るのが怖いと言います。4輪車と違い、車幅が狭いのでいくらでも逃げられますが、意識は4輪車の車幅です。
彼は自身を一点集中型だと言います。カーブではいつもタイヤの直前を見て運転していると言います。それが砂利道になると、ほぼ、タイヤの下を見ながら運転しているようです。遠くを見ながら走って直前には反射的に凹凸をかわすのはスキーと同じです。そうしないと、先の道路の状況や対向車の確認が難しくなり、ワインディングロードを楽しむことなどできません。
仙人がカーブの連続や砂利道で遅くなる理由がわかりました。
さらに、山仲間S氏からもらったボトル缶のコーヒーを手で開けられませんでした。また、ペットボトル型のワインボトルも開けられませんでした。確実に握力が低下しています。
また、首が右側に回らないので、発進時の後方確認ができません。仙人は金欠病で首が回らなくなったとふざけています。しかし、最近、後方からくる車に気が付かず、危うく、接触しそうになることがあります。そういう状況も分からず、そのまま走ってきます。
私は、今までツーリングをとおして仙人の状態を見続けてきました。今回のキャンプで仙人の言う一点集中型であることは、車やバイクを運転する仙人にとっては最大の弱点です。体力の衰えや身体の不都合も相まって、これから、仙人に運転させていいものかという疑問があります。
長い仙人生活からの社会復帰へのリハビリの一環としてバイクのツーリングを誘ってきたので、しばらくの間は葛藤と戦い続けなければない覚悟が必要だと思います。