2021年09月
2021年09月24日
前川ダムはメッカでなくなるか
2021.9.17
いつもの前川ダムにブラックバス釣りに出かけました。
前日、ミミズを釣具店で買って帰るべきか迷って、買わずに帰宅しました。前日の天気予報では、朝から雨の予報だったのです。
翌朝、雨が降っていないので、ルアー釣りの道具を持って、裏街道を走ってポイントに一番近いところにリトルカブを停めました。
いつもは、バスラーの車が置いてあるのですが、この日は一台も停まっていませんでした。一番乗りであることを喜びながら、ポイントまで歩いて行きました。
湖面を見渡しても、誰一人釣り客がいません。
毎年のことですが、この時期は水位が下がってきます。それでも、毎年バス釣りに来ていました。
ところが、今年はいつもと様相が異なります。
湖面をよく見ると、藻がたくさん広がっています。藻が少ない場所をめがけて、何度か投げてみましたが、ルアーに藻が絡みついてきます。
これでは、バスラーがいないのも不思議ではありません。少し時間が経つと、バスラーからヘラブナ釣りに変わるのですが、ヘラ釣りの客も現れませんでした。
バスラーの車が無かった理由がわかりました。
以前も紹介しましたが、前川ダムは忠川池をダムにしたものです。前川から分水してダムの水源しています。上流には田畑がたくさんあり、そこからの水が流入します。
富栄養化が進んできたのでしょうか。地球温暖化?で水温も高いのでしょうか。
このままでは、藻がダム全体を覆うのか、分かりません。
全国的にブラックバスのメッカとして有名な前川ダムにバスラーという巡礼客が来なくなる日が近いのでしょうか。神のみぞ知るですね。
2021年09月23日
トップライトは面白みがない
2021.9.10
定義の三角油揚げを買い込んで、二口峠を越えるため、秋保に向かいました。
コーヒータイムをするための場所を探して彷徨い、二口のビジターセンター手前の駐車場で一服としました。
秋保周辺は、一服できる手ごろな四阿(あずまや)が少なく、秋保温泉の湯本公園には、それらしきものがあるのは確認しています。有料施設が多く、ガスボンベを持参してレギュラーコーヒーを飲む、貧民ツアー客にはとっては、あまり有難くないところです。
以前、知人で、いつも遊んでもらっている山形市内の老舗料亭、鰻・郷土料理あげつまの八代目当主が言っていたことを思い出しました。
「観光客は座る場所が無いと観光地を歩いてくれない。休む場所が無いと来なくなってしまう。」
歩き疲れて、タダで座って休めるところが無いと観光地を歩いてくれなくなると言うのです。高齢化が進めば進むほど座って休む場所が必要です。水でもお茶でもタダで飲めれば最高です。
遠くに二口の名勝・磐司岩(ばんじいわ)を眺める駐車場で、いつものようにジベタリアンで一服としました。
遅山仙人があ・ら・伊達な道の駅で買ってきた大福餅と私が持って行ったポテチで三時のコーヒータイムとしました。
今回もフレンチプレス器を持って行かずに、豆にお湯を注いだダイレクトなコーヒーとしました。前回の白布峠で同じ飲み方をしてから、自宅でも、同じやり方で飲むようになりました。豆かすは多少気にはなりますが、香りと味には勝りません。
相変わらず、仙人は期限切れの自賠責のステッカーを貼っていました。警察にパクられると警告しましたが、馬耳東風です。仙人にとっては、ステッカーを剥されたことがトラウマになっています。トラウマは、国内法に勝るのです。
これが警察にパクられると、パクられたことがトラウマになり、バイクのエンジンをかけるたびに、ステッカーが貼られているか確認するようになります。
乗る前に必ずと言っていい程、カブの周りを1,2回まわります。本人は点検だと言いますが、ただ、回っているだけです。不良に気が付くほど、カブを知りません。
さらには、乗ってからも、乗りながら、その場所を回ります。
多分、過去に忘れ物をして豪い目に遭ったのだと思います。なので、カブに限らず、その場所を離れるときは、注意深く観察してから、出発します。
無事に一服を終え、二口林道を走り始めました。
キャンプ場は臨時休業でした。
少し、西に傾いた太陽からの木漏れ日は、林道の路面をマダラに映して、いい雰囲気でした。走っていて、気持ちの良いものです。
福島市飯坂温泉から山形県高畠町に抜ける国道399号も夕方近く通ると、同じような所があり、私の好きなコースになっています。
横からの光が磐司岩を青い空に浮き上がらせていました。
日中のトップライトの時は、立体感が無く、面白みに欠ける風景になりがちですが、朝晩の横の光は、とても感動的な風景を演出してくれます。
人の一生と同じで、陰影があってこそ、素晴らしい人生になるのだと思います。平坦な人生は面白みも感動もありません。
私たち人間は、生き物である以上、大自然の法則から逆らっては生きられないのだと、つくづく感じます。
仙人は、いつものように、遅れて二口峠に到着しました。
峠で、縦走路の話題になりました。
まだ、私が若かりし頃、山形駅から始発の仙台行きの仙山線に乗り、面白山高原駅で降りて、ひたすら、今は無き、面白山スキー場のゲレンデを登り、南面白山、小東(こあずま)峠、二口峠、山形神室岳、笹谷峠の県境の縦走路を歩き、関沢で最終午後5時の山形駅行きのバスに乗るという登山を山仲間4,5人で2回踏破しました。
本来、このルートは一泊二日のコースですが、尾根伝いなので水場が無く、泊まるには難儀するコースです。関沢で午後5時というタイムリミットがありましたが、1回目は5時ギリギリ、2回目は余裕で4時には到着しました。
ほとんど、走っていると言っても過言ではありませんでした。有り余る体力にものをいわせて、無茶な登山をしました。
アスリートだった仙人もこのルートは歩いたことが無いようでした。
私は、このルートをクロスするコースも歩いたことがあります。同じ始発の列車で山寺駅で降り、上の地図の黄色い登山道を二口峠まで登り、磐司岩を見ながら二口まで降りていき、午後3時過ぎの仙台市営バスで陸前白沢まで行き、そこから仙山線で山形まで戻りました。
この時の写真が上の写真です。今よりも二口峠付近は木が高くなく、開けていて、秋保方面がよく見渡せました。
この時は春で、芽吹いたばかりの山の全てが萌黄色をしていて、感動したことを覚えています。
実は、上の地図の二口峠までの登山道は山形県道です。なぜ、登山道が県道なのかは、またの機会に説明させて頂きます。
登山の話で遠回りしましたが、山形県側も素晴らしいロケーションでした。
無事に二口林道を走破し、ちょうど、午後5時に山寺に到着しました。平日でもあり、コロナでもあり、観光客はほとんど見かけず、店も閉まっているところが多かったです。
私は、山形市の市街地を走りたくないので、仙人と別れて、スーパー農道に入り、映画おもいでぽろぽろのロケ地の高瀬を走って紅花トンネルを潜り、山形市の東部から山沿いを走って、自宅へと戻りました。
2021年09月21日
特別投稿 蕎麦屋のおやじの死
以前、実家の屋根のペンキ塗りで紹介した山形市若葉町にある「やぶ長」の店主が亡くなりました。
店主は私と中高の同級生でした。
私の長男家族が「やぶ長」の大ファンで、長男の職場も近いことから、時々、食べに行っていたようです。
私も時々、ラーメンや蕎麦を食べに行っていました。
長男から「やぶ長」が休業しているという情報を得て、帰宅途中、「やぶ長」に立ち寄ったのが9月15日でした。
回復すれば、再開するのかと思っていた矢先、今日、長男から「やぶ長」が閉店したと言う情報が入り、先日、バイク王が店主の大型バイクの買い付けに来ていたのを見つけ、もしかしたら、亡くなったのではと心配していました。
ところが、心配は的中し、小中高同じ学校の映画評論家の荒井幸博君がFacebookに店主の死亡をアップしていました。
二つの貼り紙
同級生の長沢利夫くんが昨夜6時51分永眠。
長沢くんとは山三中1年と中央高3年の中4年抜けての同級生でした。中・高と柔道部で活躍。中学時代は丸々としたあんこ型でしたが、高校卒業あたりから精悍になっていきました。大学を卒業して、山形市若葉町で家業の[やぶ長そば屋]を継いで長年真摯に蕎麦・ラーメン作りに取り組み、店は人気店になり、多忙な日々を送っていました。ところが、今月11日に突然、"臨時休業"の貼り紙。「常連のお客様へ 突然の足痛により普通の歩行も困難になり、もう少しの間、休業させてもらうことになりました。何卒、よろしく、お願い致します。」
私は、利夫くんが作るラーメンや蕎麦が好きで、この貼り紙通りに、また直ぐに食べられるものと信じていました。
そして、今日の9月19日をもって"閉店"の張り紙。
奥様の話によると5年前から肺腺癌を患っていたそうですが抗癌治療を拒み、最後の最後まで 蕎麦屋として全うしたようです。葬儀は故人の遺志で行わないそうです。
昨日、鶴岡からの帰途の夕焼け、そして月の神々しい輝きに出会ったのは利夫くんが息を引き取る直前のことでした。
よく頑張ったね。
それにしても 悲しい、悔しい、淋しい・・・
まだまだ、働き盛りの同級生でした。彼は二代目で、後継者がいなかったのでしょう。
大型バイクでツーリングに出かけるのが趣味で、彼のツーリング仲間の宴会と私のグループの宴会が同じ店になったことを覚えています。
何を食べても美味しくて、山形特有の蕎麦屋のラーメンということでリピータも多かったようです。
抗がん剤を拒み、蕎麦屋のおやじとして生涯を全うした彼の潔さは感動しかありません。
生涯現役、人間として生き方を見習いたいです。
心から蕎麦屋のおやじの冥福を祈ります。
himajintaro at 21:10|Permalink│Comments(0)
2021年09月20日
桧原峠について情報いただきました
それって違反じゃないの?で紹介しました旧米沢街道と桧原峠について、ゆーぱぱ様から情報を頂きました。
以下、原文のとおり
初めまして 福島市在住のバイク乗りです。
https://woyow.exblog.jp/
いつも楽しくブログを拝見しています。
先日桧原湖~桧原峠~米沢をオフロードバイクで走って来ました。山形側で土手が崩れているので通行止めですがバイクなら危険はありません。ただ、旧桧原峠の看板から先は路面がかなり掘れていてノーマルタイヤのリトルだと結構大変だと思います。もし仙人とご一緒なら無理というか止めたほうが良いと思います。これからも山形のアレコレ楽しみにしています。
ゆーぱぱ
https://woyow.exblog.jp/
いつも楽しくブログを拝見しています。
先日桧原湖~桧原峠~米沢をオフロードバイクで走って来ました。山形側で土手が崩れているので通行止めですがバイクなら危険はありません。ただ、旧桧原峠の看板から先は路面がかなり掘れていてノーマルタイヤのリトルだと結構大変だと思います。もし仙人とご一緒なら無理というか止めたほうが良いと思います。これからも山形のアレコレ楽しみにしています。
ゆーぱぱ
旧米沢街道と桧原峠について調べてみたところ、福島県北塩原村のホームページに「会津・米沢街道―桧原峠越」が文化庁の『歴史の道100選」に選ばれたとありました。
旧米沢街道と桧原峠については、昔の人が歩いた道で、今回の林道は桧原峠の東側を走る、福島県側では鷹の巣林道、山形県側では米沢市の市道認定路線図から米沢市道白子沢線のようでした。新しい峠については新桧原峠や金山峠と表示されているものも見受けられました。
ゆーぱぱ様からのアドバイスにもありましたように、この路線については遅山仙人とのツーリングは、しないことにしました。
10年前に新車で購入した現在のリトルカブには、何故かブロックタイヤが履かせてありました。
タイヤを交換して、再度挑戦するかは、検討したいと思います。
ゆーぱぱ様、情報ありがとうございました。今後とも、よろしく、お願いします。
2021年09月19日
仙人のリアボックスがなせる業
2021.9.10
岩出山で「おおくぼのかりんとう」を買い付けて、坪田菓子店を出発したのが午前11時15分でした。
国道457号を南下し、加美町中新田で給油しました。遅山仙人のスーパーカブはリトルカブと1リットル以上の差を付け、相変わらずの高燃費をマークしています。
そのまま、457号を南下し、宮床ダムのあさひな湖畔公園に四阿(あずまや)を見つけましたが、火器厳禁とあり、諦めて国道に戻り、宮城県宮床ダム管理事務所の隣の駐車場にコンクリート製の四阿(あずまや)を発見し、昼食場所としました。
仙人のリアボックス初公開!
この中にたくさんのコレクションが埋もれています。道の駅や坪田菓子店で買ったピーマン、大根漬け、大福もち、かりんとう、シソ巻きが辛うじて入っています。
これでは、普段の買い物は入りません。コレクションは増えていくばかりで、少なくなることがありません。
仙人が現役の教師時代、マイカーの中もコレクションが散乱し、生徒たちの間でも超有名人でした。また、我が家にマイカーで現れて、妻が車の中を見てビックリしたことを覚えています。
クーラーボックスのノンアルコールビールとカップラーメンと前の日に作っておいたホットプレスサンドで昼食を取りました。
昼食後、定義の三角油揚げを求めるため、岩出山へ 定義の三角油揚げと同じルートを走り、定義とうふ店に向かいました。
平日の金曜日、コロナの影響もあり、観光客はまばらで三蜜になる可能性は皆無でした。
名物の三角油揚げは、家族からのリクエストで、息子たち家族と2袋購入しました。
5枚入りで600円です。揚げたては、もちろん美味しいのですが、冷凍しておき、軽く電子レンジで解凍した後、オーブンレンジやトースターで焼き、唐辛子やショウガ、醤油で食べると、とても美味しく、定義に来たら必ず買って帰ることになっています。
本当は、買って、すぐに帰りたかったのですが、仙人が食べたいと言うので、「どうぞ」と言いました。しかし、自分だけ食べたくないと、いつものように私を道連れにしようとしました。
昼食を取ったばかりなので、食べたくありませんでしたが、「としょりんぼこ」と思って付き合うことにしました。
「としょりんぼこ」とは、古い山形弁で「としょり」は年寄り、「んぼこ」は子供という意味です。年寄りが子供のようにわがままを言うことを揶揄する方言です。
歯の悪い仙人が美味しく三角油揚げを食べ、愚痴っていました。
昨年秋、バイク屋で交換してもらった仙人のタイヤが消耗が激しく、特に前のタイヤの方が劣化が激しく、実質1年で終わりそうです。
高燃費といい、タイヤの消耗といい、これもそれも、重たいリアボックスがなせる業です。
腹いっぱいのお腹を抱え、二口峠を越えるため、秋保に向かいました。
定義を出てすぐ、息子からFacebookのメッセンジャーに入電がありました。いつもツーリングの途中経過をFacebookに載せていますが、三角油揚げの写真をアップしたので息子が反応したようです。
三角油揚げを買ってきて欲しいということでした。一袋買ってきたと言うと安心していました。
我が家族では三角油揚げは絶大な人気を誇ります。
岩出山へ 二口林道と同じルートで二口峠を目指しました。