2021年07月

2021年07月27日

信州に行きたかったけれど

今年の8月初旬に4泊5日(1泊船中)の予定として、福島県から信州を縦断し、豊橋、知多、名古屋港からカーフェリーで仙台に戻ってくる計画を立てていました。

しかし、例年より梅雨が早く明けてしまったことと、妻の2回目のコロナワクチンの接種日が8月2日になってしまい副反応も考慮して、今年の計画は断念することにしました。

昨年から計画の相談に乗ってもらっている、行きつけの理髪店のマスターが7/18,19に戸隠に行ってきたと、戸隠イースタンキャンプ場の写真を送ってくださいました。

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マスターお薦めのキャンプ場です。

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写真を見て気に入りました。是非、行ってみたいと思います。

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信州をリトルカブでツーリングすることの楽しみもありますが、最大の目的は、愛知県に用事があり、要件をクリアするためにリトルカブで行く必要があったのです。

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リトルカブを太平洋フェリーに載せて、帰ってくる必要があったのです。

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太平洋フェリーで往復することも可能ですが、どうせ行くのなら、信州を縦断して愛知県に入ることで、前述のマスターに最初から相談していました。

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マスターは何度も信州にソロで行っているので、コースやキャンプ場などの情報が詳しいので、アドバイスをもらっていました。

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来年は、少しでもコロナが落ち着きますように願うばかりです。もしかしたら、9月に行くかもしれません。天候次第の所もありますが、その方がフェリーの運賃も安いです。


himajintaro at 07:00|PermalinkComments(2)単独ツーリング 

2021年07月26日

スポロケット交換しました。

2021.7.22
東京オリンピックの開催の関係で4連休となった初日。愛車リトルカブのスポロケットを交換しました。

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1万km以上、交換していなかったので前後を交換しました。チェーンは2,000kmぐらいなので、交換しないで、そのまま使うことにしました。

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交換ついでにグリスアップしました。

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今まで、リアの歯数を39にしていましたが、今回、標準の41に戻しました。前は標準の14のままです。

スポロケットの歯数の関係についてはdyamaさんのdyama's page「カブのスプロケット丁数とギア比 まとめ」で勉強させて頂きました。


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次いでにドラムの研磨もしました。

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スポロケットの交換も終わり、現在、調整、慣らし運転中です。

明日は台風が直撃しそうです。



himajintaro at 20:14|PermalinkComments(0)メンテナンス 

2021年07月25日

小さな小川から日本海と太平洋へ

2021.7.16

花立峠を越えられないため、昼食を取った荒雄湖畔公園キャンプ場から国道47号へ向かうことにしました。途中、荒雄川の右岸にできたトンネルが多い国道108号のバイパスを走って、鳴子温泉の西側から国道47号に入りました。

堺田駅

普段なら国道108号のバイパスと国道47号は大型車の交通量が多く、とても走る気がしない道路ですが、この日は、タイミングが良かったのか、大型車から煽られることも、抜かれることもなく、スムーズに走ることができました。

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途中、有名観光地がたくさんありましたが、今まで行ったことのある所は立ち寄らず、松尾芭蕉が宿泊したとされる旧有路家住宅(封人の家)からJR陸羽東線堺田駅に向かいました。

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ここは、分水嶺の駅として有名なところですが、行ったことが無かったので立ち寄ることにしました。

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写真は撮ってきませんでしたが、駅入り口の上に新幹線と同じような流れる電光掲示板があり、この時間帯は車両故障により陸羽東線は新庄・鳴子温泉間で区間運休していました。

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ここで、初めて気が付いたのですが、陸羽東線は新庄と小牛田を結ぶ路線ですが、この間の直通便が、ほとんどないことがわかりました。鳴子温泉駅で折り返し運転をしていることを初めて知りました。

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駅前に分水嶺がありました。

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小さな赤い鳥居を潜った小川の水が日本海と太平洋に流れていくという場所のようです。

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分水嶺と言えば、山を境に水が流れるというイメージがありますが、ここは平坦地です。さらに県境でもありません。

県境でない分水嶺は奥羽山脈の最南端、山形県米沢市の板谷峠が分水嶺になっています。JR奥羽本線の峠駅行った時に板谷峠を通って知りました。福島県境はそこから2kmほど福島県側に下ったところにあります。

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現地に行くとわかることなのですが、北側から流れてきた小川が日本海側に迂回しているように見えるのです。迂回しなけければ、そのまま太平洋に流れていきます。

昔から水争いは農民にとって生死を分ける戦いでした。水利権はどうなっているのか。見た目では太平洋に流れる水の量が多いような気もします。

コロナ禍であり、ネット社会で何でも情報を検索できます。しかし、ネットに載っていることが真実とは限りません。百聞は一見に如かずです。人間は肉体を持って生まれてきた以上、肉体を使わずに生きることはできません。五感も同じです。自分の体で感じることです。

バイクツーリングの良さは閉塞感のある車とは違う五感を全部使う面白さにあります。

小川だけに、これ以上水を差すつもりは毛頭ありません。

堺田駅から国道47号に戻り、赤倉温泉から山刀伐トンネルへ向かいました。


himajintaro at 07:32|PermalinkComments(2)自然 | 観光

2021年07月24日

鬼首へショートカット

2021.7.16

宮城県栗原市に向かう国道398号から、鬼首(おにこうべ)へ抜ける鎌内林道に入りました。

鬼首

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地図上では県道表示のある鎌内林道に入りました。

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林道入り口には「未舗装」の立て看板がありました。今まで、多くの林道を走りましたが丁寧に未舗装であることを表示してくれたのは初めてです。

多分、観光地である鬼首へ、この林道を使われる方が多いのではないか思いました。

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路面は荒れている所が無く、路肩もきれいに下刈りされて、とても走りやすい林道でした。

しかし、遅山仙人はというと、いつものように、砂利道となると恐怖心が募り、途端に走れなくなります。

ダートコースはスキーと同じで、先を見て走らないとスピードが出せません。仙人のようにタイヤの下の路面状態が気になって仕方が無いとなると、スピードを殺すしかありません。

30年前に小安峡に来た時に、モトクロスの県チャンピオンでスキーも上手かった山仲間が、別の山仲間から50ccのスクータを借りて山道を走った時の速さと言ったら半端ではありませんでした。やっとの思いで追いかけたことを思い出します。弘法筆を選ばずでした。

山形県の陸上界のトップアスリートであった仙人は、本当にアスリートだったのかと疑問に思う今日この頃です。

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仙人によると大物が釣れる荒雄川の上流なので、魚がいるのではないかという予想でしたが、雰囲気は全く感じられませんでした。

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しばらく砂利道を走り、アスファルト舗装になり、T字路にぶつかりました。ここから、左右どちらに行っても鬼首に行けるのですが、安直に国道108号(仙秋サンライン・旧仙秋ライン)に抜ける右折の選択を取ってしまいました。

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今考えてみると鬼首間けつ泉に抜けるルートを取るべきでした。今回は、この点が雑なコース取りとなってしまいました。

オートバイなら、ダートコースを取らないのが一般的ですが、50ccカブのツーリングはできるだけダートコースを取りたいところです。

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鬼首から花立峠を越え、山形県最上町に抜けたいところでしたが、山形県側が通行止めで諦めることにしました。

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下の写真の中央部、山の稜線の一番くぼんでいるところが花立峠です。写真ではよくわかりませんが、山の中腹の左側から緩く右上に直線の道路が走っています。宮城県側の道路は幅広く、緩やかに花立峠まで上れますが、山形県側は切れ落ちて、つづら折りのダートコースになってます。舗装はされていますが、狭いところが多く、車のすれ違いができないところもあり、カブで走るのには最高のルートです。

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昼近くになったので、荒雄湖畔公園キャンプ場で昼食を取ることにしました。

昨年、山仲間3人で吹上キャンプ場でキャンプをしましたが、その帰り道、山仲間S氏が無料のオートキャンプ場があるということで立ち寄りました。

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キャンプ場には二組がキャンプしていました。日陰を求めて、私たちは四阿(あずまや)で昼食を取りました。

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たくさんの保冷材でキンキンに冷やしたノンアルビールを飲み、英気を癒しました。

今回のツーリングでは、山間部を走るので、どこでランチタイムになるのか分からなかったため、弁当持参を指示しました。仙人は金がかからなくて良いと言いながら、ツーリングの時に美味しいものも食べてたいと本音を漏らしていました。

感染力の強いインド型の変異ウイルスが広がることは間違いないでしょうから、ワクチンの接種を拒んでいる仙人は感染リスクが高まると思われます。であれば、ツーリングの時は、基本、人に近づかない方法を取るしかありません。

人と話をするのが好きで、美味しいものを食べたいとなれば、感染して重篤化する覚悟ができているのかと言えば、全く逆なわけです。この葛藤に仙人が耐えられるかどうかが、今後のツーリングの課題です。

昼食後、花立峠が通れないので、鳴子から国道47号に入り、赤倉温泉から山刀伐峠を目指しました。


2021年07月23日

秋田県から宮城県へ

2021.7.16

平日が故にか、閑古鳥が鳴く小安峡を後に、国道398号を南下し、宮城県栗原市の湯浜峠に向かいました。

湯浜峠

途中、須川温泉へ行く交差点までは、道路幅員が広く、最大斜度6%(水平で100m進むと高さ6m上がる計算)で4速のままで十分上れる快適な道路でした。

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元々の国道をバイパス的に作り直したようです。珍しく、遅山仙人が設計した人は、良く考えて作ってくれたと称賛していました。緩やかな勾配で標高を稼ぐために、距離を取った設計になっています。このため、カーブの回転半径が小さい所もありますが、道路幅員が広いために、圧迫感がありませんでした。

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車道の幅は標準でも、路肩幅をたくさん取ることにより、道路全体として広くなり、心理的に圧迫感を感じません。逆の意味で、その最たるものが、旧東名です。東名高速道路は古い設計であるがゆえに、車幅も狭く、路肩も狭く、カーブが連続して圧迫感が半端でありません。

以前、真夜中の旧東名を走り、大型トラックのラッシュで怖い思いをしたことがあります。真夜中の高速道路を走るトラックドライバーさんたちがいるから、明日届く、宅配便があるのだと実感しました。

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トンネルを抜けて、須川温泉への交差点を過ぎると道幅が少し狭くなりました。

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途中、工事をしている個所がありましたが、写真でもわかるように、路肩が狭い状態です。

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しばらく走ると湧水を汲んでいる男性を発見しました。

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いつものように仙人が男性に声をかけましたが、多くを語らず、黙々と車に積んである大量のペットボトルに水を汲んでいました。

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この場所は、以前、テレビで見た記憶があり、男性のような方がテレビの取材に応じていた記憶があります。週に一回汲みに来て、飲料はもちろん、料理にも使って、口に入る水は全部この水で賄っている話していました。

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私も持っていた2リットルと1リットルのボトルの水を捨てて、湧水を汲みなおしました。自宅の飲料水はイオン交換樹脂を使った軟水器を通した水ですが、さすがに湧水の美味さには敵いません。

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湧水の管理は自然休養林保護管理協議会によるものと記載されていました。自然休養林とは全国にある国有林を主体とした林で、山形市にもアカマツをシンボルとした千歳山が自然休養林に指定されています。

保護管理協議会は森林管理署(旧営林署)、自治体、自治会や自然保護団体などを構成員として、林の保護と運用(観光等)を共同で行っています。

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ここで、秋田県にお別れし、宮城県に入りました。

仙人が途中にランプの宿があるようなので行ってみたいと言い出しました。宿は国道のそばではなく、バイクを置いて歩いて行く必要があると伝えました。

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仙人のリクエストにお答えしました。

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徒歩10分とありましたが、仙人の気が失せてしまいました。片道10分ぐらいなら行っても差し支えないのですが、帰りは上りと察したようです。ここは、栗駒山への登山口になっているためか、何十台も置ける大きな駐車スペースがありました。

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ここで気が付いたことがあります。上のスマホの写メにもあるように、圏外でもGoogleマップが位置を正しく表してくれていました。スマホのGPS機能と連動しているようです。初めて気が付きました。

普段は、国土地理院の地図とGPSを連動させたアプリで位置と標高を確認していました。

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湯浜温泉入り口を過ぎて、栗駒山を振り返りました。分かりにくいので拡大したのが下の写真です。

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左にスノーシェッドがあり、中央が谷らしき窪み、右側に湯浜温泉らしき建物が見えます。賑やかし好きな仙人も、この風景を見てがっかりしていました。一旦、谷に下って、温泉まで上るのでしょうか。

宿泊してみたい場所ではあります。

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そして、湯浜峠に着きました。山形県米沢市と福島県裏磐梯を結ぶ西吾妻スカイバレーの白布峠のような雰囲気があります。

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ここでも、Googleマップはピンポイントに湯浜峠を表示していました。

ここから、花山湖、栗原方面には行かず、峠を下って、林道(宮城県道)に入り、鬼首(おにこうべ)に抜けていきます。


himajintaro at 07:28|PermalinkComments(0)道路 | 観光