2021年06月

2021年06月30日

一人で飲む夜明けのコーヒー

2021.6.18

夜明けのコーヒーが飲みたくて、一人、蔵王エコーラインをリトルカブで上って行きました。

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本当の目的は、6月13日に行った御田ノ神湿原のコバイケイソウの開花の写真を撮るためでした。

山仲間S氏が2013年6月27日に撮った写真が下の2枚です。

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コバイケイソウが満開です。こんな状況に遭遇するのは滅多にありません。期待に胸を膨らませながら、湿原に入りましたが、淡い期待はもろくも崩れ去ってしまいました。

それでも、日の出直後の光は、最高のシチュエーションを演出してくれました。

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日の出前の午前3時30分に自宅を出発し、夜明けのコーヒーを2杯飲み、午前7時30分には帰宅しました。

コバイケイソウの全株満開は数年に一度しか拝めません。来年に期待します。


himajintaro at 20:01|PermalinkComments(0)単独ツーリング | 自然

2021年06月27日

逃がした器は大きい

2021.6.12

JR奥羽本線大滝駅で昼食を取り、次の釜淵駅に向かいました。

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駅名の由来が書いてある銘板がありました。この中にアユがたくさん取れると書いてありました。

以前、遅山仙人が釜淵の人からアユをたくさんもらったことがあると言っていました。仙人の父親に世話になったとアユや山菜をたくさん持って、仙人の父に会いに来たそうです。

また、この話を持ち出して得意げに語っていました。

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ホームには駅員ではない、測量業者か何かの人が発光体のようなものを取り付けた三脚を立てていました。列車の運行状況のような無線が聞こえていました。

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これで、真室川駅から北側の三駅は訪問できました。新庄以北、県境までの駅は全て訪れました。

そして、いつものように真室川駅で買い物をしました。

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私はシイタケとコーヒータイムのお茶請けにせんべいを買いました。

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仙人はというと、実は一週間前にも真室川駅を訪れ、気に入ったコーヒーカップを買おうかと思案している隙に、他の客から買われて悔しい思いをしていました。陶器の100均市をしていました。

その時の様子を店員さんが覚えていました。店員さんによると、その時、客は100個以上の陶器を買い求めたそうです。器や皿など同じ物をたくさん、何種類も買っていったので、飲食業の人ではないかと言っていました。

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悔しい思いが冷めない仙人は、残っているコーヒーカップから500円の白いものを買い求めました。

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鮭川の支流、真室川の堤防の桜の下でコーヒータイムとしました。久しぶりにフレンチプレスを持って行きました。

仙人は二日前にタケノコ取りに行ったときは、アルミ製(アルマイトでない)のやかんが良いと言っていましたが、山仲間S氏から純アルミは鋳物でないと熱ですぐに劣化すると言われ、今度はステンレスが良いと言い始めました。

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仙人は買ったばかりのコーヒーカップでコーヒーを飲み、美味しいを連発していました。

仙人は同じホーローのマグカップ一つでご飯を炊いたり、味噌汁を作るという極意を持つ達人です。

しかし、渋や汚れをクレンザーや重曹、ハイターなどで落とすという基本的動作が緩慢というか、大きく傷がつくという幻想に駆られているため、汚れを落とすということはせず、内側はコーヒー色をしています。

外に出るときぐらい、別の器を持ってくるように進言しますが、どこのあるのか分からないと言います。どうも、食器ダンスは多くの珍品で埋もれているようです。

相変わらず、逃がしたコーヒーカップには未練タラタラでした。

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仙人は真室川駅の店員から、朝取りで美味しいと勧められたキュウリでコーヒーを飲んでいました。

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渓流釣りが不発に終わり、急遽、無人駅の旅に切り替えたことが正解でした。最初から予想できた結果ではありましたが、天候に恵まれたことが幸いでした。


himajintaro at 07:48|PermalinkComments(0) | 買い物

2021年06月22日

私の気になった無人駅

2021.6.12

奥羽本線の秋田県境近くにある及位(のぞき)駅を基点として、リトルカブによる無人駅の旅がスタートし、前回、及位駅を紹介しました。

及位駅から南下した次の駅は大滝駅です。

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新及位まで戻り、国道13号に別れを告げて、真室川駅に向かう県道に入りました。

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大滝駅は周りには全く家が無く、ポツンと立っていました。

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県道に面した入り口から入り、プラットホームまで階段で下ります。

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玄関から入って、すぐ左手に待合所があります。腰板とベンチが木製で、木の香りがする、とてもいい待合所でした。

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ちょうど、下り列車が入線する時間だったので、階段を下りていきました。

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階段も腰板が木製でした。手すりは身長の違いを考えてか二段になっていました。

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秋田行きの下り列車が入ってきました。以前は、新庄から秋田行きの列車は少なかったような気がします。今は大半が、秋田行きでワンマンカーが多いようです。

10年ぐらい前に会議のため新庄から普通列車で秋田まで往復したことがありますが、この時はトイレ付きの車両が多い列車でした。

今は、秋田までトイレ付きでないワンマンカーに乗ろうものなら、飛んでもない目に合うのではないと思います。

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丁度、昼間になったので、大滝駅で昼食を取ることにしました。クーラーバッグに保冷剤をたくさん詰め込んでキンキンに冷やしたサントリーのオールフリーを持って行きましたが、遅山仙人はあまりの美味しさに目を丸くしていました。

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久しぶりにというか、一年に一回食べるかどうかのカップ麺をコンビで買って味噌汁代わりにしました。基本、インスタント麺は食べません。人工調味料や酸化防止剤、増粘剤などが入っている食品はできるだけ取らないようにしてます。

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前日炊いて余ったタケノコご飯をおにぎりにし、残り物のハンバーグとキャベツなどの野菜をおかずにしました。

実は、この駅は以前から気になっていた無人駅の一つでした。以前から、来たいと思っていました。

木の香りがして、落ち着いて、とてもいい駅舎です。

さらに、トイレは臭いが少なく、とてもきれいでした。

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男子トイレに小さな子供が座れるイスがありました。

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便座はウォシュレットではありませんでしたが暖房便座でした。

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近くに集落がないので、ともすれば、目が行き届かない所かなと思いましたが、思いのほか、手入れが行き届き、きれいで良い駅舎でした。

ここまで来た甲斐がありました。

昼食済ませ、次の釜淵駅に向かいました。


himajintaro at 21:00|PermalinkComments(0) | 観光

2021年06月20日

県境の駅へ

2021.6.12

釣り餌が無くなり、河床も変化して萎えた遅山仙人の気持ちを奮起させるべく、早々に普通のツーリングに切り替えました。

金山町に向かう途中、カラスが道路の真ん中で何かをついばんでいました。近づくと、なんとシマヘビでした。逃げたカラスは田んぼ一枚離れて、私たちの様子をうかがっていました。

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毒を持たない丸腰のシマヘビは、道路の真ん中では、何でも食べるカラスから逃れるのは、ほぼ不可能です。私たちが立ち去れば、再度、カラスの攻撃を受け、餌食になってしまうのでしょう。

これ以上、カラスの邪魔をすることなく、金山町の国道13号へと向かいました。

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金山町から国道13号に入り、そのまま北上し、主寝坂(しゅねざか)トンネルを目指しました。

途中、高規格の主寝坂道路の金山北インタチェンジの手前で、睡蓮の池を見つけました。

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睡蓮といえばクロード・モネの「睡蓮の池」を想像しますが、前回のブログでも紹介したようにバングラデシュの国花です。

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原付は高規格道路には入れないので、元々の国道を走りました。

今は、無料の高規格道路ですが、近い将来は東北中央自動車道となる道路です。有料となれば、今は静かな国道13号も、たくさんの車が戻ってくる可能性があります。

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そして、久しぶりの主寝坂トンネルです。

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馬蹄形で車幅が狭く、大型車のすれ違いは大変だと思います。最近の大型車はハイデッカーと呼ばれる背丈の高いバスや箱型車が多くなっており、すれ違いざまに、トンネルの壁に天井の角を擦り付けるのではないかと心配になってくるトンネルです。

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トンネルを抜けて新及位の集落を過ぎると高規格道路の真室川インタチェンジと合流します。ここから間もなくで、及位駅となります。

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及位駅は、一般的な外見で、特筆する所はありません。

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駅内部の写真はピンボケになってしまいました。真室川町営バスのバス停になっていました。

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ここからJR奥羽線は院内トンネルを、国道13号は雄勝トンネルを抜けると秋田県です。

山形県の最北の町は金山町というイメージがありますが、実際は真室川町なのです。

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県境の及位駅をスタートに無人駅の旅の始まりです。


himajintaro at 08:07|PermalinkComments(0) | 道路

2021年06月19日

余の辞書に河床の変化はない

2021.6.12

前日、夕食の仕込みをしていたら、遅山仙人から電話が入り、渓流釣りに行かないかと誘いを受けました。

以前、仙人に誘われて最上町へ釣りに行ったときは、遅くに出かけ、雨が降ってきたので、自分は竿を出さずに見ているだけで、私だけが竿を振っていました。

釣りは日の出前に現地に到着して釣り始めるのが絶対的セオリーなのですが、日が高くなってからしか出かけない仙人にクレームしていました。

すると、「日が高くなってから釣るのが名人だ」と宣うので、「それなら、手本を見せろ」と言っていたので、急遽出かけることにしました。

最近走っていない、県道山形羽入線を北上し、山形空港、東根市長瀞を過ぎて、村山市名取に向かう途中に、山形県内では二例目となるロータリー式交差点が出来上がっていました。

一例目は、長井市の長井ダムに向かう途中の広域農道との交差点にあります。

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ヨーロッパや南アジアではロータリー式の交差点は一般的ですが、交通量があまり多くない所に作るのは試験的なのかもしれません。

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私が20年以上通ってるバングラデシュはロータリー式が一般的で、首都ダッカでも信号機のある交差点が珍しいのです。上の写真は、多分、日本の資金も入って作られたホテル・パン パシフィック ショナルガオン ダッカ の近くの交差点だった気がします。

ロータリー中央にはバングラデシュの国花である睡蓮の花のモニュメントがあります。ちなみにベンガル語(バングラデシュ公用語)では睡蓮の花をシャプラと言います。

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村山市新山寺地区のスイカ畑を横切り、大石田町で国道347号と合流し、そのまま尾花沢市に入り、国道13号を北上し、猿羽根山トンネルを抜けて、舟形町に入りました。

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仙人によると、鮎釣り解禁までの間は釣り人がいないので、この時期は絶好のチャンスだと言うのです。

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仙人のリクエストにより、鮎釣りのメッカ小国川を遡上し、最上町との境付近に行きたいとのことでした。

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仙人が昔、この時期に盛んに釣ったというポイントに着きました。しかし、たくさんあったポイントが無くなり、河床は平坦になっていました。仙人は首をかしげるばかりです。

止む無く、違うポイントで釣ったらどうかと提案しましたが、人から見られる場所で釣りたくないと言うのです。ポイントを知られることを危惧しているのではなく、入漁料を払うのが嫌だと言うのです。

小国川の入漁料を払って、正々堂々と釣ってはどうかと進言しましたが、仙人には耳がありませんでした。

耳が無い仙人には、実は本当に行きたいところがあって、そこに向かうことにしました。

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標高1,365mの神室山の登り口、新庄市の土内川です。

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上の吊り橋の下を流れる土内川が仙人本命の川です。

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仙人の十八番はテンカラ釣りで、毛鉤を使いますが、竿が長いのでスーパーカブには載せられないので、ブドウ虫を使って釣ることになりました。

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結論から言うと二人とも坊主でした。

仙人も私も当たりがありました。仙人は途中まで釣り上げて逃げられました。この辺はヤマメなので、一回逃げられると、ヤマメが警戒して同じポイントでは釣ることができません。

一番の失敗は、仙人が餌のブドウ虫を少なく買ってきたことにあります。私は、前日に釣具屋にブドウ虫を買いに行くと言ったら、俺に任せろと言うので任せました。

川に入って川虫を捕まえて釣るやり方もありましたが、仙人には、そんな元気が残っていませんでした。

それと言うのも、先の小国川と同じように、河床の様子が違うことで気落ちしていたことも理由にあります。

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昨年、大雨が続いたので、間違いなく、小国川も土内川も河床が大きく変化したのです。そのことに、仙人は気が付きませんでした。「変だ、変だ」を連発していました。

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川の至る所に根が付いたままの流木がたくさんありました。激しい雨が降ったことの証拠です。

昔の栄華に酔いしれたい釣り名人の遅山仙人でしたが、自分の辞書に載っていないポイントでは釣ることができなくなっていました。

気落ちした仙人に気持ちを切り替えしてもらうべく、以前から誘っていた山形県境の近くの及位(のぞき)駅に行くことにしました。

土内川を出発したのは午前10時30分でした。


himajintaro at 14:58|PermalinkComments(0)自然 | 釣り