2019年07月

2019年07月21日

羽根沢温泉から酒田へ抜ける 2017.8.26

2015年6月、山仲間S氏の誘いで、鮭川村で行われた米湿原オカリナコンサートに遅山仙人とカブで参加しました。この時、会場近くに昼食場所が探せず、食料を求め、羽根沢温泉近くの食料品店に入りました。

その時、店主から林道を走り酒田からバイクが走ってくる情報を得ていました。このルートがあることは以前から知っていました。

山形から日本海の港町・酒田に行くには、先日の月山を越える国道112号(六十里越街道)、新庄から最上川沿いに走る国道47号、そして、真室川町から青沢峠を越える国道344号が一般的です。47号と344号の間を走るのがこのルートになります。

羽根沢05


まず、目指すは鮭川村羽根沢温泉。温泉は米湿原まつり 2018.6.17 羽根沢温泉編で紹介しています。

羽根沢温泉から林道を登っていきます。この時は、Googleマップでは道が途中までしかありませんでした。国土地理院の2万5千分の1地形図でしか確認ができませんでぃた。

IMG_20170826_093103

IMG_20170826_093327

上の「一般通行禁止」は左側の国が管理している林道のようです。

IMG_20170826_095715

IMG_20170826_095519

この道路は間違いなく林道です。しかし、この記事を書くために昨日紹介した「山形県の通行規制情報」を見ると主要地方道新庄鮭川戸沢線(315号)とあります。また、Googleマップにも全線表示してありました。

憶測でしかないのですが、一般県道、主要地方道、都道府県政令指定都市管理国道は国からの地方交付税をもらえる道路になっているので無理やり主要地方道に昇格(県議会の承認は必要ですが)させている可能性があります。実際、登山道を県道にしている路線があります。

ところが、この道路は、とても路面状態が悪く、オフロードバイクかスーパーカブでないととても走ることができません。

IMG_20170826_094223

IMG_20170826_095001

IMG_20170826_100049

IMG_20170826_100847

上の写真以外にも路面を水が走り、大きく深くえぐれて、オンロードバイクではとても走れそうにないところがたくさんありました。

IMG_20170826_095553

林道の途中にはたくさんの案内板が設置してありました。それによると、この道は、酒田と出羽国(山形)の内陸部を結ぶ最上川による舟運(しゅううん)交通とともに、人馬による酒田と内陸部を結ぶ大事なルートの一つであったようです。元々、最上川沿いには酒田から新庄までを一つに繋ぐ道が無かったので、交通の要所だったと思われます。

また、案内板によると羽根沢温泉が開湯されたため、酒田方面から湯治客が訪れたようです。

IMG_20170826_100724

IMG_20170826_101309

IMG_20170826_101326

与蔵峠に行く登山口があり、四輪駆動車や車高の高い車で入る登山客や山菜取りをする車が入っていると思われます。

IMG_20170826_101715

IMG_20170826_101924

道路上の最高標高点付近は600m足らずでしたがブナ林でした。正直、この光景は驚きでした。本来はもっと高い地点でないとブナはお目にかかれません。

IMG_20170826_101822

IMG_20170826_102440

IMG_20170826_102601

酒田の方に緩やかな下りが続き、雑木に交じったブナ林に入ると路面が一面枯れ枝や落ち葉で一杯になり走りにくいところに差しかかり、チェーンが外れたのに気が付きました。単純にチェーンが外れたのではなく、リアの車軸の位置を調整して、チェーンの張り具合を変えるチェーンアジャスターが折れていました。

多分、落ちている枝がチェーンに絡んで強い力がかかり、ネジ部分が折れてしまったと思われます。私はチェーンカバーをしていないために、こんなトラブルに巻き込まれたと思われます。

IMG_20170826_103648



315pROIaGgL._SL500_AC_SS350_


こういう時にどう対応したか。とにかく、有り合わせの針金で縛って、何とかチェーンを張って、できるだけエンジンをかけずに下って行きました。そして、仙人に頼んで、道路沿いに太い針金があるか探してもらいました。林道は工事や案内用の看板やバリケードの設置のために番線と呼ばれる太い針金を使っていることが多いのです。そして、予想通り、仙人は番線を見つけ出してくれました。

危うく、気落ちして、探すことさえ諦めると、とてもその日のうちに帰ることができなくなります。何事も諦めないことと最低限の工具や修理部品は持ち合わせることが大事であると痛切に感じた日になりました。

IMG_20170826_121530

それから何とか応急修理をして辿り着いたのが、農家そば屋・居酒屋「ごすけ」です。


2019年07月20日

青沢峠を越えて帰宅

十二滝の駐車場を後に、もと来た道を戻り、「ごすけ」から来た県道(県道362号)とのT字路を右折して青沢集落に越えていく道へと走りだしました。

IMG_20190705_134759

写真(上)手前が「ごすけ」からの道。右折すると十二滝。直進すると青沢。

aosawa

幅広い県道(県道362号)は狭い道に代わり、通行止めのバリケードが道の左側に置いてありました。完全に封鎖していないので、行ける所まで行ってみようということになり、走ってみると、

IMG_20190705_135444

大きな石が道路の真ん中に鎮座していました。さらに、

IMG_20190705_135519

IMG_20190705_135616

どうも、最近降った雨で地盤が緩み法面が崩れて落石した様子でした。四輪車は通行不可能です。私たちは安全を十分確認しながら通り抜けましたが、大きな木が生えていない所でした。それ以外は、杉林の中を縫うようにして走る道路でした。

IMG_20190705_135952

IMG_20190705_140323

峠を越えると杉の葉がたくさん落ちていて、気を付けて走らなければなりませんでした。

IMG_20190705_140839

青沢側にもバリケードはありました。完全に封鎖されておらず、途中、軽トラとすれ違いましたが、田畑があることと、山林の管理のために封鎖できないのだろうと思いました。昨日現在、山形県のホームページ「山形県の通行規制情報」には通行止めの情報は掲載されていません。

バリケードからすぐ青沢の集落になり、国道344号との交差点を右折します。

IMG_20190705_141055

国道344号は荒瀬川沿いを緩やかな上りが続き、快適な道路になります。ウィークデーは殆ど車が通りません。

IMG_20190705_141256

途中、何か所かのトンネルを潜り抜けます。

IMG_20190705_142210

最後の青沢トンネルを潜ると緩やかな上りだった国道は、山が切れ落ちて、一気につづら折りの下りに変わります。昨日紹介した真室川町差首鍋(さすなべ)へと降りていきます。

IMG_20190705_142521

最初の予定では、JR真室川駅の売店で買い物をする予定でした。しかし、時間が押していたので、真室川の町の中に入らず、途中、ショートカットして、鮭川村に向かい、そのまま南下して遅山仙人の隠れ家に戻りました。

仙人のスーパーカブの出力が落ちたトラブルもありました。仙人の隠れ家に着いてスパークプラグを外したところ、かなり電極が減っていたので、私が持っていた同じ型式のプラグに交換しました。

昔は、車の点火プラグもハガキを二枚に折って隙間ゲージ代わりにしてハンマーで叩いてメンテナンスをしていました。

仙人の悪い癖で、私が彼のカブを点検しようとすると遠慮します。遠慮というより、自分では決してすることのないメンテナンスを私にされたくないという気持ちがあるのが見え見えです。

変なプライドがあるのですが、そういう時には、必ず、不良個所が見つかり、私が直してしまいます。

クラゲ02

走行距離294km。12時間のツーリングでした。いいコースでした。

明日、山仲間S氏と仙人と蔵王熊野岳の北斜面にコマクサの群落地に行こうと約束していましたが、梅雨前線と台風の影響で雨が降りそうです。この分では、今年は見ごろのコマクサは見られそうにありません。

ツーリングも梅雨明けまでお預けになりそうです。



2019年07月19日

飽海三名瀑、十二滝へ

火野正平さんで話題になった「ごすけ」を後にし、飽海(あくみ)三名瀑の一つと言われる十二滝に向かいました。

飽海とは山形県の最北西部の飽海郡を言います。平成の大合併前は、遊佐町、八幡町、松山町、平田町の4つの町で構成されていましたが、酒田市と八幡町、松山町、平田町が合併し、飽海郡は遊佐町だけになりました。鳥海山の南部に広がる地域です。

「ごすけ」から15分ほどで到着しました。

IMG_20190705_122737

十二滝は遅山仙人がずーっと前から来たいと思っていたそうです。私は、30年以上前に旧八幡町にいる友人の案内で家族とともに来たことがあります。

飽海三名瀑は鳥海山の中腹にある二ノ滝、麓にある玉簾の滝、そして十二滝です。玉簾の滝には5月5日に妻と車で来ています。今回のツーリングと逆方向の真室川町から青沢峠を越えてきました。この日は年に数日しかない、鳥海山がくっきりと見える日でした。村山市付近からはっきり姿を現していました。

IMG_20190505_120359

真室川町差首鍋からの鳥海山(写真上)、酒田市升田(玉簾の滝入り口)からの鳥海山(写真下) 2019/5/5

YLHA8475

IMG_20190505_132821

玉簾の滝(写真上) 2019/5/5

IMG_20190705_122728

十二滝の案内板の先に滝に下りる入り口があります。昨年はここまでの道路が土砂崩れで車は途中までしか来れなかったようです。

DSC01909

IMG_20190705_124733

ここから、ゆっくり10分ぐらい下ると滝の本流に出ます。

DSC01910

DSC01911

仙人が来たかった場所に来ました。酒田市のHPによると、ここに滝が十二あるので十二滝とありました。ここから上流に滝があるのでしょうが、仙人の体力を考え、ここから先には進みませんでした。

DSC01914

DSC01916

十二滝入り口から少し戻ると駐車場がありました。ここで、今日初めてのコーヒータイムとしました。

IMG_20190705_130530

仙人はちょっとだけ、お疲れモードだったのでたっぷり休憩時間を取りました。売店の様な建物がありましたが、中は床にゴミがあったので、長らく使っていないのでしょう。

IMG_20190705_130000

いつものフレンチプレスでレギュラーコーヒーを楽しみました。

IMG_20190705_125654

ここから、一山超えて青沢の集落に出ます。



2019年07月18日

庄内平野を斜め横断しました。

次の目的地は、酒田市沢田の「ごすけ」です。ここは2年前に行ったことがある場所です。このブログではまだ紹介していませんが、今までのツーリングでは一位、二位を争う過酷なルートでの食事場所だったので思い出が深いところです。この話は、このツーリングの後に紹介したいと思います。

DSC01908


さて、加茂水族館でクラゲを見た後、日本海沿いを湯野浜温泉まで走り、庄内砂丘を越えて庄内平野に出ました。

DSC01907

そして、庄内平野を斜め横断しました。

庄内横断Map


三川町を横切り、途中、庄内町余目(旧余目町)で給油しました。自宅から141km、丁度2リットルでリッター70kmとなりました。月山を越えた燃費に、スタンドの男性が驚いていました。

後は酒田市松山(旧松山町)に向かって走り、山頂に眺海(ちょうかい)の森展望台がある外山(とやま)の東側にある目的地を目指しました。

2年前は、南側から「ごすけ」に行きましたが、今回は北側から「ごすけ」に向かいました。最近、遅山仙人は友人を連れて車で「ごすけ」を目指しました。彼は外山の西側に「ごすけ」があると思い込み、散々、探しましたがわからなかったそうです。

彼は、若干、方向音痴の気があり、私の後ろを走ると自分がどこを走っているのか、良くわからないと言います。

加茂水族館から飽海(あくみ)三名瀑の一つと言われる十二滝を見て、青沢峠を越え真室川町に抜けて帰るコースを考えていました。途中、十二滝が近い「ごすけ」で昼食すると丁度良いと考えていました。

実は、6月28日放映のNHK「にっぽん縦断こころ旅」で火野正平さんが「ごすけ」に立ち寄っていました。私はこの日の放送は見ていませんでしたが、仙人が見て知っていました。

IMG_20190705_121352

IMG_20190705_111431

田んぼの中に建つ食堂。何でもあり、夜は居酒屋になるお店です。カウンターにはいつも紅白の幕が張ってあります。店の頑固(全く頑固でない)オヤジは、奥の調理場で仕込みをしているので、カウンタの奥にある呼び鈴で呼び出す必要があります。店の中の様子は、後日、2年前のツーリングで紹介します。

IMG_20190705_111607

IMG_20190705_113933

前回同様、ざる蕎麦を注文しました。

IMG_20190705_114113

麺は少し柔らかめ。

IMG_20190705_113950

出汁はトロミがあり、とても美味しく、あご出汁かなと思います。

IMG_20190705_114044

そして、「こころ旅」でも話題になった焼き味噌おにぎり。ざる蕎麦に普通に付いています。単品で頼むと50円です。柔らかめですが、とても大きく、これ一つでも腹が満たされます。

IMG_20190705_114010

頑固オヤジの話によると、店のテレビで「こころ旅」を見ていたら、テレビに出ていた火野正平と同じ声の男が突然店に入ってきて、「俺だ、俺だ」と言われたがピンと来なかったそうです。本当にアポなしで来るんだと感心していました。

近所の畑や家が放映されたので、集落中で話題が広がったそうです。店の前を火野正平が走ったので、みんなで「火野正平ロード」にしようということになり、NHKに打診したそうですが、返事が来ていないと笑っていました。

IMG_20190705_114909

頑固オヤジに礼を言い、次の目的地、酒田市北俣の十二滝に向かいました。


2019年07月17日

クラゲ、クラゲ、クラゲ

開館時刻20分前には玄関前に行列ができました。福島からの観光客も来て長蛇の列になりました。

IMG_20190705_085402

IMG_20190705_085414

展示室はイワナ、ヤマメの淡水魚に始まり、一般的な海の魚のほかに、写真は撮ってきませんが日本海から遡上するたくさんのサケの幼魚が泳ぎ回っていました。

しかし、何といっても圧巻はクラゲの展示です。さらに、9時30分から始まったクラゲの話がとても面白く、クラゲに対する見方が変わりました。

IMG_20190705_093436

水族館の職員の説明によると、クラゲはプランクトンの仲間で、自分の意志で泳げないものは、大小にかかわらずプランクトンと呼ぶのだそうです。

クラゲは基本的に有性生殖ですが、幼生が無性生殖のままクローンでいくらでも増えていくという事実には驚きでした。

毒を持つものと持たないものがあります。展示しているクラゲの名前ラベルに「刺」という文字があるものが毒を持つ種類です。獲物を捕まえるときに触手から獲物に向けて小さな毒針を無数に発射します。

毒で動きが鈍つたプランクトンや小魚は触手によりクラゲの中心部に送り込まれ、胃まで持って行き消化します。今まではどれが胃なのかわかりませんでした。

毒を持たないクラゲは体の周りに付いている繊毛のようなものが光に反射して虹色に輝きます。

これらの様子は全てカメラで拡大してモニターに映し出されました。

クラゲに関する知識があるのと無いとでは、水族館のクラゲの面白さが変わります。クラゲの話を聞いただけでも加茂水族館に来た価値がありました。

IMG_20190705_091900

クラゲの話を聞いた遅山仙人が「クラゲのように行きたい」と言うので、「今でも十分浮遊(浮浪)して暮らしているではないか?自分の意志に関係なく方々に連れ回されているだろう」と返しました。

まずは毒を持つクラゲ

IMG_20190705_091527_1

IMG_20190705_091548

IMG_20190705_095341

DSC01854

DSC01870

DSC01873

IMG_20190705_095407

IMG_20190705_095443

IMG_20190705_095449

IMG_20190705_095507

IMG_20190705_095533

IMG_20190705_095557

そして、毒を持たないクラゲ

DSC01892

DSC01882

DSC01880

時間はあっという間に過ぎてゆき、次の目的地までの移動のために駐車場に戻ってきました。

IMG_20190705_101005

加茂水族館には2輪専用の駐輪場があります。ここに富山ナンバーのスウェーデン製のバイクが置いてありました。日本海側は酒田まで高速道路でつながったので、北陸から来るには便利になったと思います。

開園前に警備員さんと話しましたが、ゴールデンウィーク中は大混雑したようです。「今はインターネットで何でもわかる時代だから...」と全国からお客さんが来るそうです。

混雑時には駐輪場は原付にとっても有難い心遣いです。

これから、次に目的地まで移動します。