2019年06月

2019年06月30日

奥新川駅前で懇親会しました。

奥新川コースの通行止めの場所は国土地理院2500分の1地形図でいうと下の赤〇の所のようです。

奥新川

私たちは通行止め地点を折り返して、奥新川駅まで戻ってきました。途中、桑の実が生っていました。

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この桑の木は栄養状態が悪いのか、木が大きいからなのか実が小さかったです。桑の実が熟すと独特の甘い香りと程よい甘味がして、とても美味しい果実になります。収穫してジュースにしたり、加熱しないでおくと実に付いている天然のアルコール酵母が発酵し始めます。

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奥新川駅で出迎えてくれたのは、食堂の女将さんと番犬でした。女将さんは、「どっから、採ってきたの?」と、たくさん出ていたので採ってきたワラビを見て尋ねました。そろそろ、ワラビも終わりの季節です。

ワラビは、同じ場所で何度も採ることができます。私はお盆ごろまで何度も採ったことがあります。ただ、定期的に何度も採らないと新しいワラビは出てこなくなります。普通は、一回で終わりです。何回も採ると地下茎が弱って、翌年は出てこなく可能性はあります。

ワラビの地上部が枯れている場所を見つけておくとワラビの採れる場所がわかるので、翌年、その場所に行くことができます。昨年の「四ケ村の棚田 四ケ村~次年子編」でもワラビが採れる林道を紹介しています。

いつ降り出すかわからない雨でしたが、とりあえず、遅山仙人の栄養状態を改善するために奥新川駅前で宴会を始めました。古くはなっていましたが丁度良い木製のテーブルとイスがあり、ちょっとだけ、駅前の居酒屋気分を味わいました。

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宴会を始めると招かざる客がやってきました。食堂の番犬です。大人しい犬でした。いつもハイキング客からお相手してもらっています的な雰囲気を出していました。残念ながら、私たちは番犬におかまいできませんでした。

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宴会の最中、何度も普通列車が停車しては出発しましたが、誰一人降りてくる人はいませんでした。ただ、奥新川コースからハイカーが一人現れて、上り列車に乗って帰っていきました。

仙人がおもむろにどこからか紙と鉛筆を取り出し、宴会の肴を書留め始めました。なぜ、メモをしているのか尋ねると、毎日、日記を付けているのだそうです。

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山仲間が泡盛を持ってきてくれました。花見の時に、次回持ってくると言ってたのを思い出しました。私が持って行った茜霧島は次回ということしました。

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宴会の〆はフレンチプレスコーヒーにしました。一緒に行った山仲間S氏もフレンチプレスサーバーを買ったそうです。

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帰る時間になりましたが、結局、雨は降りませんでした。幸いにして、奥新川駅前で宴会をすることができました。雨が降ったら、無人駅の中で飲んでもいいかなと考えていました。

次回は、キリンビール仙台工場に行こうかということになりました。山仲間で私のバイクの師匠の一周忌に、彼の行きつけだった名取のサッポロビール園で飲んだクリーミートップが美味しかったとS氏が話を始めました。S氏はビールは缶で1本飲めば十分なのだけど、クリーミートップの美味しさは別格だったと言います。キリンビール仙台工場で飲む一番搾りのプレミアムも美味しいので評判が良いというので話がまとまりました。

しかし、次回は久しぶりに蔵王熊野岳の北斜面のコマクサを見に行こうという話が進んでます。


himajintaro at 07:16|PermalinkComments(0)料理 | よもやま話

2019年06月28日

行ける所まで行こう。

行ける所まで行こうというのはリトルカブツーリングと同じ。通行止めがどこなのかを確かめるべく、奥新川コースを歩き始めました。

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しばらく歩いていくと奥新川神社がありました。

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神社のちょっと先に仙台と山形を結ぶ仙山線を直流電化した時の遺構(昔の施設)が残されていました。

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県境の長いトンネルは日本でも有数の長さと日本でも初期の直流電化だったことを小学校の社会で習った記憶があります。

今でこそ、山形からは山形新幹線で米沢、福島を通って東京に行けるようになりましたが、戦後しばらくは難所の板谷峠をスイッチバック方式で蒸気機関車が走っていました。

それに比べると、仙山線の電化は昭和12年だったので、仙台と山形を結ぶ仙山線がいかに重要であったのか伺い知ることができます。

今では、朝には5分間隔で走る仙台・山形の都市間バスに主役の座を奪われてしまいました。

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仙山線直流電化の遺構から、しばらく進むと何台かの自動車がありました。どうも、渓流釣りの人たちの車のようです。山で駐車をするときのルールですが、基本、帰る方向に駐車します。また、Uターンする場所には車を置いてはいけません。この先にUターンできる場所がないとバックのまま、延々と来た道を走らなければなりません。

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駐車している場所から少しくと道は狭くなり、軽トラックでもないと行くことができない状態になります。

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ここから右側を降りていくと南沢の渓流に行くようですが通行止めになっています。釣り客は、ここを下って行ったと思われます。

そのまま左側を進むと視線の先に仙山線の赤い鉄橋が見えてきます。

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左側の道も赤い鉄橋の前で通行止めになっていました。

ちなみに、この鉄橋は2年前の2017年10月に塗られたようです。エポキシ系の樹脂を3層に分けて塗り、表面はウレタン系の樹脂を使っているようです。通常は人間の手による刷毛塗りです。スプレーガンを使って塗ると厚みは有っても寿命が短いのです。人間の手に敵わないものもあるのです。完成検査の時に塗膜厚を測る器械を使います。

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歩けるのはここまでなので、折り返して、奥新川駅に戻りました。



himajintaro at 20:18|PermalinkComments(2)登山 | 観光

県境の長いトンネルを抜けると奥新川だった。

山形駅8時55分発の仙台行き普通列車で山仲間と落合い、遅山仙人は次の駅、北山形駅での乗り継ぎで合流しました。

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梅雨時のはっきりしない天候ではありましたが、まずは降ることもなく山寺駅に到着しました。この日は平日だったので観光客の乗降も少なく、上り列車のすれ違い待ち合わせで数分間の停車時間がありました。

この後、2019年06月20日の日記「白水ダムへのルートを彷徨う」で書いた面白山駅から山寺まで下りてくるルートとは逆方向の紅葉川渓谷を遡って列車は進みます。面白山駅からすぐ面白山トンネルに入ります。

トンネルに入ると昔トンネル内に停車駅があったことや今でもトンネルから出る地下水が水道水の水源になっている話で盛り上がりました。

長いトンネルを抜けて次の停車駅が目的地の奥新川駅です。新川(にっかわ)の奥にあるというので奥新川と呼ばれていますが、ニッカウヰスキーの語源になったことでも有名です。奥新川駅には9時30分の到着で片道500円でした。

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下りた客は私たち3人だけでした。

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無人駅には通行禁止の貼紙がありました。事前にネットで調べていましたが、仙台市のホームページには同じ文章の表現はあるのですが、具体的な位置関係を示す詳細な地図が明示されておらず、南沢A橋がどこにあるのか、全くわかりませんでした。

取りあえず、行けるだけ行ってみようということになり、列車に乗ることにしたのです。

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駅前には食堂があり、犬がいました。後で、この犬が登場します。食堂の前から左に進むと奥新川ラインです。

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南沢橋A橋と南沢橋B橋の両方が表示され、案内図には橋の名前はありません。案内図は仙台市のページに同じものがありました。しかし、これ以上に詳細な地図を探しましたが見つかりませんでした。よく使う国土地理院5万分の一地形図と比べても良くわかりませんでした。

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奥新川駅から下るコースは新川ラインで全面通行止めになっているようです。このルートはニッカウヰスキーの仙台工場につながるはずです。

私が所属していた登山サークル(サークルという集合体と言葉は今では死語です。)で、この奥新川渓谷で芋煮会をしたことがありますが、私は参加せずに奥新川は初めて来ました。



himajintaro at 01:50|PermalinkComments(0)登山 | 観光

2019年06月26日

奥新川に行ってきました。まずは準備から

遅山仙人は、時として隠れ家から1か月以上、世の中に出ないことがあります。たまに、シャバに出てくるとフラツキ、メマイがすると言います。

常に椅子に座って暮らし、寝るときも椅子に座ったまま寝ます。このため、布団で横になって寝ることができないのです。もっとも、横になって寝るスペースが無いからなのです。

そんなことをしていると直ぐにカブに乗れなくなると何度忠告しても馬耳東風です。

運動不足、栄養不足から救い出そうといつもの山仲間とともに3人で、宮城県仙台市青葉区にある奥新川(おくにっかわ)渓谷にハイキングに出かけました。

まずは、栄養不足を補うための料理です。野菜は食べているというので、できるだけタンパク質中心の料理にしました。

一品目は定番の鶏のから揚げ。前の晩から味付けして冷蔵庫に寝かせておきました。狂った油と言われているトランス脂肪酸が入っている油は使いたくないので、揚げ油は米油を使いました。

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二品目は、仙人がいつも気に入っているサンドイッチ。卵サンドにコンビーフ・キャベツサンドです。いつもは鯖缶・キャベツサンドですが、今回は久しぶりにコンビーフを使ってみました。

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パンはできるだけ添加物が入っていないものを使います。

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最後は、卵焼きです。玉ねぎ、長ネギ、ブナシメジにソーセージを入れます。

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これも米油を使い、香りづけにゴマ油を垂らすと風味が良くなります。

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自宅の庭に自生しているルッコラの辛みを楽しむために、たくさん摘んで持って行きました。ビールはクーラーバックと保冷材でキンキンに冷やしておきました。茜霧島もリックに仕舞いました。

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雨が降っても傘をさして歩くつもりだったので、仙人にも傘を持ってくるように伝えておきました。

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山形駅までバスで向かいました。



himajintaro at 21:03|PermalinkComments(0)料理 | 観光

2019年06月22日

今年もガーデンsoraがオープンしました。

大学の先輩の奥様が昨年から山形市神尾(西蔵王)で一般公開されているガーデンsoraが、今年も6月第一日曜の午後から一般公開されました。

昨年の6月のオープンから毎月第一日曜13:00の当日のみで10月までの5回公開されました。私は5回ともリトルカブで見に行きました。

先輩の奥様とは毎回お話を伺い、馴染みにさせていただいています。

昨年6月の公開開始がきっかけで、同じ足で親類縁者の墓参りをすることにもなり、毎月欠かさず墓参りに出かけています。

今年は4月が寒く、5月は暑いという気候でしたが、順調に花を咲かせているとのことでした。昨年咲いていた花が、今年は終わっているものもありました。逆に咲いていなかった花も見られました。

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昨年まではGoogleマップでの表示位置が違っていたので、提案して本来の位置に変更してもらいました。

次々とお客さんが訪れていました。今回は奥様とは長話できませんでしたが、帰りに私がリトルカブのエンジンをかけたら、遠くから手を振っていただきました。来月も楽しみにしています。