2019年05月

2019年05月21日

慣らし運転2 小坂峠

いよいよ慣らし運転パート2です。

前回(5月3日)は山形県南部に出かけたので、今回(5月10日)は北部へ。さらに、遅山仙人お勧めの食堂で昼食を取るために、その周辺を目指すことにしました。

仙人の隠れ家を朝8時に出発し、今回は寒河江市内を抜けて河北町谷地から村山葉山の麓を走る国道347号を使って北部方面に向かいました。普通、北部方面へは天童市寺津、山形空港、東根市長瀞を走って大石田町に抜けていく地図上の最短コースを取ります。

時間に余裕があるので、国道347号から大石田町に入り、開店時間すぐの最上川千本団子の前を通って、眺めの良い小坂峠で小休憩です。

小坂峠と同じ名前を持つ峠は旧羽州街道の伊達市国見に抜ける小坂峠ですが、この峠は「お花見ツーリングに出かけました。その1」で福島市の花見山公園に行くルートで通った場所です。

どちらも眺めのいい場所です。

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今回の大石田町の小坂峠は、以前も紹介しましたが、山形市内にあるきらやか銀行中央営業部の応接室に、ここから描いたと思われる絵画が飾ってあります。

朝早く、日の出直後に来たことがあります。また、夕日に染まるころにも来たことがあります。今まで何度も通ったことがあり、必ず、休憩を取る場所で愛着のあるところです。

仙人が勧める食堂は尾花沢市芦沢にあり、時間的余裕があるので、ここから、舟形町の若あゆ温泉に向かい、一風呂浴びることにしました。

2019年05月18日

慣らし運転2の前に白鷹山に行ってきました。

リトルカブの調整が終わり、慣らし運転パート2の前に「霞城公園で花見をしました。」で一緒に花見をした山仲間3人で山形市の西部にある白鷹山に行ってきました。


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今では骨とう品になってしまった革製の登山靴にミンクオイルを染込ませて準備OK。私はその他にも革製の登山靴を二足持っています。一足は仕事で使っていたショートタイプの登山靴。もう一足は、オイルに漬け込んだ革を使って作られたもので、防水性と保温に優れ、山スキーや冬山にも履いた靴です。非常に愛着のある靴ですが、ビブラムソールというゴム製の靴底が長年の使用のため摩耗劣化してしまい、靴底を交換しようか思案しています。

革製の登山靴は重いという欠点があります。最近の登山事故で足首を捻挫して動けなくなるという事故が多発しています。地面に対して安定して踏ん張りが効き、足首を守ってくれるという点では高さのある革靴に勝るものはないと思っています。

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まだ残雪が残る白鷹山には山辺町嶽原(たけばら)から約一時間で登ることができます。母親の実家が嶽原にあったということもあり、幼い頃から数限りなく登ったことのある山ではありますが、最近、ご無沙汰をしておりました。

毎年、正月元旦に白鷹山に登るのが恒例行事のようにしていました。山辺町の町長さん達御一行様が朝早くに登った後にゆっくりと山仲間たちと登っていました。この時履いていたのが前述のオイルド登山靴でした。

毎年同じ人たちが登るので顔なじみとなり、山辺町の親戚たちも登るので、新年のあいさつを交わしました。

しかし、バングラデシュで年末年始を過ごすようになってからは、白鷹山の元日登山からは遠ざかっていました。


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山頂には虚空蔵菩薩が祭られています。毎年5月13日のお祭りを「高い山」と呼び、昔は、山形市大平の集落付近から列をなして参拝客が山頂を目指したと母親が言っていました。

この山の山頂付近に複数の行政界があるので、例年5月13日は白鷹町、山辺町、南陽市、上山市、山形市の自治体関係者や多くの登山客が集まり、交流行事が行われています。

私たちが登ったのは祭りのちょうど1週間前の5月6日でした。

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白鷹山は白鷹丘陵カルデラ火山の外輪山の最高峰になります。北側は巨大な爆裂火口になっており、県民の森として整備され、憩いの場として多くの人たちが訪れています。

西側には朝日連峰がそびえ立っています。月山や葉山、時には鳥海山も見えますが、山頂の樹木が生い茂り、だんだん、眺望が悪くなってきました。

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私は、登山にはピッケルを持って行きます。これは、熊に出会った時の護身用にしています。シャフトは木製で長く、ピックと石突きが鋼鉄製で鋭利になっています。先ほどの登山靴と同じように現在では見ることができなくなった絶滅危惧種の一つです。鈴を身に着けている登山者が多いのですが、自分の位置を知らせることになり、かえって、危険だとまで言われています。

昨年、秋田県ではタケノコ取りの人が熊に襲われる事件が数件起こりました。熊がわざと人間を襲っているということがわかり、今まで使っていたカウベルを止めてしまいました。

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休憩タイムには山仲間から良く冷えたノンアルコールビールと途轍もなく辛いつまみをいただきました。私はいつものようにコーヒーとチョコレートを準備しました。

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登りは遅山仙人のペースで1時間、下りも仙人のペースで1時間でした。山仲間の知人の奥様が経営しているという蕎麦屋さんで昼食を取ることにしました。

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古民家を一部近代的にリホームして蕎麦屋にした「蕎麦処ふるさわ」です。山仲間の知人は建築関係の仕事をされていると聞き、納得の作りになっています。スタッフはすべて女性とのこと。

山仲間が言うには、女性は手が冷たいのでそば打ちに打ってつけとのこと。

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窓際は机に椅子、内側は畳にテーブルという席の配置になっていました。古い家の場合は畳にテーブルが一般的ですが、この蕎麦屋さんは、好みに応じて席を選ぶことができ、お年寄りや家族連れにも配慮した、小洒落た、いい雰囲気のお店でした。

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南側の庭が見え、モダンに増築した部屋の席をリザーブしていただきました。

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麺は100%蕎麦粉の手打ち細麺。普通、細かい蕎麦殻が麺の中に見えますが、この麺は全くわかりませんでした。胚乳部分だけを使うと真っ白になるのでしょうが、この蕎麦は粒々のない、きれいな茶封筒のような色でした。更級系なのでしょうか。

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知人ということで、ハートの形をしたカップにコーヒーを出していただきました。

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次は慣らし運転パート2をアップする予定ですが、一つ忘れていました。

前回の「シリンダーヘッドカバーのボルトとタペット調整」で書き忘れていたことがあります。それは、この時に熱価を1つ上げた点火プラグに交換したことを忘れていました。今まで熱価6(下の写真左)を熱価7(写真右)にしました。


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himajintaro at 08:24|PermalinkComments(0)登山 | お食事処

2019年05月15日

シリンダーヘッドカバーのボルトとタペット調整

慣らし運転の初っ端、シリンダーヘッドカバーのボルトが欠落しているのがわかり、応急処置をして、慣らし運転に出かけました。

慣らし運転から帰ってから、新しいボルトを注文し、すぐに届いたので、パワーフィルターを取り付けた後に交換しました。


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シリンダーヘッドカバーのボルトだけはトルクレンチを使わずに締めたのが、そもそもの間違いでした。締め付けた時に、すーと、力が抜けた感じが少しだけしたのですが、締め過ぎて、ボルトがメスネジの中で切れてしまったのです。それに気づかず走ったために、頭の部分が落下したのでした。

同じような例がたくさんあるようで、ネットにはたくさんの経験談がありました。

以前から持っていた専用工具で、メスネジの中からボルトを救出することに成功しました。上の写真の赤〇の部分です。なかなか、取り出せなくて、諦めようかと思いましたが、今回のエンジンパワーアップでも何度も挫けそうになりながら、最後まで諦めなかったことを思い出し、踏ん張りました。

ボルト交換のついでに写真はないのですが、タペットのバルブクリアランスの調整をしました。最初にエンジンパワーアップ時に吸気用と排気用を同じ0.05mmに調整したので、排気用を0.08mmにしようとゲージを差し込んでみたら、どちらも、ネジが緩んでいて、調整し直しということになりました。今回は、しっかり、ネジを固定したので大丈夫と思います。

そして、シリンダーヘッドカバーを取り付けて、新しいボルトに交換しました。


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この後、2回目の慣らし運転に出かけます。


himajintaro at 17:15|PermalinkComments(0)メンテナンス 

2019年05月14日

エアーフィルターの交換

極力、回転数を上げないで慣らし運転をしましたが、思いのほか、パワーを感じることができませんでした。

いつもバイクについて助言を受けている、知り合いの理髪店の店主に相談したところ、空気の吸い込み量が足りないのではという、ご指摘を受けました。

言われてみれば、今回の高圧縮ピストンを導入するために購入したキットにパワーフィルターが付属していたのですが、最初の慣らし運転の時は、標準のエアーフィルターを付けたまま走っていました。

そこで、パワーフィルターに交換してみました。


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標準のエアーフィルターを外しました。

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キットに付いていたパワーフィルターに交換しました。

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そして、i - map カプラーオンという電子回路のディップスイッチをノーマルフィルターの2からパワーフィルターの3に切り替えました。

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さらに、タペットクリアランスの調整については次回の記事にて紹介します。


himajintaro at 20:50|PermalinkComments(0)メンテナンス 

2019年05月13日

慣らし運転 大平のユキツバキ

最上川に泳ぐ鯉のぼりがある白鷹町あゆ茶屋から40分。狐越街道を越えると白鷹山の麓にある山辺町嶽原(たけばら)に辿り着きます。ここは、私の母親の実家があった集落です。

白鷹山のすそ野に十数軒の農家が戦前から開墾して農地を切り開き、水田や畑を耕し、蚕や牛を飼って生計を立てていました。しかし、生活は厳しく、昭和の終わりごろから、徐々に山を下りる家が増え、現在は嶽原に居を構える人はいません。ただ、畑で野菜を作るために夏だけ生活している人はいるようです。

母親はこの集落の中心部にあった冬期分校に通い、そばにオオヤマザクラも咲いていましたが、今では分校の建物もなくなってしまいました。

嶽原から800mほど東に行くと山形市大平(おおだいら)の集落があります。ここは比較的新しい集落で戦後の開拓地です。それでも、住んでいる世帯は2~3軒でしょうか。この大平から少し離れた東側にミズバショウとユキツバキの群落地があります。

昨年もゴールデンウィーク前に遅山仙人とこの場所を訪れました。今回はゴールデンウィーク真っただ中の訪問となりました。

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群生地は地元大平の人たちにより木道で整備されていましたが、嶽原と同じように過疎と高齢化の波にのまれ、だんだん、整備も立ち行かなくなっていました。現在は、もっと大きなエリアの地域で保全活動が行われるようになり、毎年、4月の最終土曜日にユキツバキ祭りというイベントが行われています。

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このユキツバキには謂れがあります。山形で国民体育大会があった平成4年(1992年)の話です。

この国体の開会式にご出席されていた平成天皇(現上皇明仁)が山形県の関係者に対して山形県内のユキツバキについてご質問されたことがあります。この時は、県の関係者は陛下のご質問にお答えできなかったそうです。

陛下は事前に山形県内にユキツバキの群生地があることをお知りになられており、質問されたのだと思います。大平に群生地があることを地元の人間が知らなかったというエピソードです。

私たちがユキツバキの群生地を後に、駐車場に向かおうと歩いていたら、新庄市から来たというお孫さん連れの年配のご夫婦とすれ違いました。この群生地について質問されたので、群生地の概要と国体でのエピソードについて話をしたら喜んでくれました。

大平から山形市内に戻りました。丁度、150kmの慣らし運転が終わりました。思いのほか、パワーがなかったので、後日、調整することにしました。