2018年11月

2018年11月28日

新そばまつり 気になるそば屋さん

2018.11.19ツーリング 189km

新そばまつりの会場を後にし、国道47号から舟形町に向かいました。

喜多方の時と同じようにラーメンを食べに行こうと舟形町の、とあるラーメン屋さんに行ってみました。材料にこだわり添加物を一切使わないという興味あるお店でしたが、日曜なのに、なぜか休業でした。

そこで、どこに行こうかということになりました。

以前から、遅山仙人が気になっている店がありました。その店は、山の中で周りに家もなく、かやぶき屋根の一軒家です。

大石田町の有名店、千本だんごの前から眺望のいい小坂峠を越え、次年子から来る県道と合流して、少し行くと左側に「わらぐちそば」の看板があります。

山形県の北部や庄内地方に向かう時は、必ず、この道を通ります。朝は7時前後、午後は3時前後に通るので、営業時間外で、入り口は鉄のチェーンがしてあります。

仙人は、かやぶき屋根でチェーンが張ってあるので、今にも倒れそうではないかと勝手な妄想を膨らましていました。

私たちは、千本だんごとは反対方向の北側から「わらぐちそば」に向かいました。







「わらぐちそば」に着いて、仙人はびっくり。宮城県などの県外ナンバーが駐車場にびっしり。

駐車場の整理をしているオジサンが、カブの私たちを歓迎してくださいました。カブのツーリングはいいよね、と店まで案内してくれました。





かやぶき屋根で倒れそうだという勝手な妄想を膨らまし、建物は自分の物か、借りているのか、と大きなお世話感が否めない仙人は、中に入ってびっくり。たくさんの人が中で待っていました。



上の写真はピンボケですが、部屋の入り口に、囲炉裏の薪ストーブに鉄瓶がかけてあり、温かくて、ここから離れたくない。できれば、ここでそばを食べたくなりました。

座敷に上がる前の土間の右手にそば打ちの台がありました。このときはそばを打っていませんでした。









本日、二食目のそばは「つけめんかもそば」を注文。



出てきたそばを見てびっくり。ほぼ真っ白。食べてびっくり。ウドンのような粘りが強い。

新そばまつりのそばとは対照的。そばの香りがしない。大吟醸系のそばですね。

今まで食べたことのない触感です。更級系のそばは何度も食べましたが、こんな感覚は初めてです。





いろいろな、そばがあるのもです。

食べ終わって、仙人曰く、「鶴子そば」が美味かった。香りがする田舎系が好きなようです。

最近、私も香りの強いそばに魅かれるようになりました。

余計なお世話の仙人も疑問を解決したかどうかわかりませんが、「わらぐちそば」を後にしました。

2018年11月25日

新そばまつり 最上町赤倉温泉

2018.11.19ツーリング 189km

山刀伐トンネルを抜けて、少し、下ると最上町赤倉温泉です。

事前に、ホームページのイベント情報を見て、新そばまつりがあることがわかっていました。マイカーは会場から離れた場所にある駐車場からシャトルバスらしきものが出ると書いてありました。私たちは、会場入り口で誘導員さんに訊ねたところ、バイクなら良いだろうということで会場の駐車場に入れさせてもらいました。



午前10時に開会でしたが、9時10分には、会場の「お湯トピアもがみ」に到着しました。「お湯トピアもがみ」は、今で紹介してきた大蔵村「ふるさと味来館」、小国町「水源の郷交流館」と同じ、地域の集会施設です。ホール、会議室、厨房がある、社会教育法で言う公民館に相当する施設です。大蔵村と小国町は地域の人たちが運営する食堂が併設してありました。最上町は食堂はないようです。











受付で当日券を買い、かけそば、板そばのオーダーをするため順番を待っていると、地元のオバちゃんらしき数名から声をかけられました。

どこから来たのか尋ねられたので、山形と答えると、オバちゃんたちは新そばまつりの開催をどうやって知ったのか不思議に思っていました。地元の自分たちでさえ、このイベントを知らなかったと言います。

私はネットで簡単にイベントの開催を見つけることができますが、ネット難民と言われる人たちはイベントの開催はおろか、日常生活の情報でさえも、知ることができない時代になりました。

先進国の高齢者の多くは、パソコンやインターネットを使いこなす人が多いと聞きます。日本は、使いこなせる人が少ないと言われています。

地域の広報誌の発行頻度から行くと限界があります。ネット依存型の社会と高齢化社会のギャップをどう埋めていくか、今後の課題ですね。



奥の部屋ではそば打ち職人さんたちが一生懸命、そばを打っていました。地元のそば品種「最上早生」の新そばの打ちたてを食べることができるのです。





10時から新そばまつりのセレモニーが始まりました。最上町の町長さんの挨拶があり、最上町のそば打ち職人さんたちの師匠に当たる方が紹介されていました。宮城県の方のようでした。







オーダーしていた板そばを受け取り、早速、最上早生の新そばをいただきました。

タレをつけずに、そばだけを食べてみます。口に入れた瞬間は、そば特有の香りがあまりせず、後から鼻に抜けてくるような感じがしました。ちょっと、土臭いような感じです。

そばの実の外側の皮に近い部分をどれだけ使うかで、味も香りも触感も違います。最近、皮を使わない更級系のそば屋さんが多くなってきています。清酒で言うところの精米歩合(搗精歩合)が低い、50%近くも玄米を削って作る大吟醸的な日本酒が好まれるのと同じ現象だと思います。

雑味が無くて美味しいと女性にも人気が出てきた大吟醸酒と更級そばです。

新そばまつりのそばは、皮に近いところも粉にしてあり、そばの風味が楽しめました。



新そばまつり会場のホールで地元で採れた野菜や漬物、お酒などを売っていました。目に入ったのは、ヤマワサビと称してユリワサビが売られていました。春、白くて小さな花をつけ、沢沿いに自生しているワサビの仲間です。

ユリワサビは全体を熱湯にくぐして、密閉容器で保存するとワサビ特有の辛みが出て、春の味覚として美味しくいただきます。この時期に売っているのは珍しく、買ってみました。春のユリワサビと同じで、ワサビの辛みを家で楽しみました。



会場入り口の誘導員さんたちにお礼を言って、新そばまつりを後にし、赤倉温泉街を走ってみました。







紅葉の時期も終わり、雪見やスキーの季節には、まだ早く、温泉街はひっそりしていました。



国道47号に入り、舟形町方面に向かいました。

himajintaro at 10:31|PermalinkComments(0)お土産 | お食事処

2018年11月23日

今年最後のキノコ狩り


2018.11.23

前日、下の写真の中央に鎮座するピラミダルな山・富神山の麓に住む職場の同僚からキノコ狩りを誘われました。雪が降るという予想でしたが、臆せずに朝6時過ぎに自宅を出ました。





登山口に「山野草を取る事禁ず」と書いてある看板があります。キノコは生物学的分類上は山野草ではないのでしょうが、地元の町内会長さん(同僚)とキノコ狩りをすることにしました。

写真ではよくわかりませんが、雪が降っています。今年最初の降雪です。まだ、この辺りでは積もるほど降りません。





足回りは革の軽登山靴にゴアテックスのショートスパッツに、上からバイク用のレインウェアー。



同僚と登り口で待ち合わせして、富神山の登山口を登り始めました。途中から二手に分かれて取り始めました。





ムキタケは大きくなり、雪を被っていました。





天然ナメコ見つけました。(上)



クリタケ(山形ではアカモダス)は、ちょっと、大きくなってしまいした。



小粒のクリタケも見つかりました。





天然のヒラタケも出ていました。大きくなると褐色になりますが、小さいうちはきれいな紫色をしています。





猛毒ニガクリタケがムキタケと一緒に出ていました。写真下の小さい奴。写真ではわかりにくく、黄色い傘の中心が茶色くなっていて、実物の質感とはかなり違います。





天然ナメコの群落を見つけました。一本の倒木に数か所群生し、収穫すると、すぐに一杯になってしまいます。こういった倒木が何か所もあり、キリがないので、途中で下山することにしました。







この立ち木(上)は、ナメコとヒラタケとクリタケが一緒に出ていました。下山する途中、たくさんキノコがありましたが、じゅぶん収穫しました。

この山の採れる場所のポイントがわかりました。来年は、まっすぐ、このポイントに来ます。



今日の収穫です。左がナメコ、右はクリタケにヒラタケとムキタケです。帰宅途中、知人に少しだけ、お裾分けしてきました。

早速、昼食でクリタケとヒラタケの味噌汁をして食べました。天然物のキノコは美味しいですね。



今年のキノコ狩りは終了です。来年は、山菜取りも行きたいと思います。

2018年11月22日

新そばまつり 背あぶり峠

2018.11.19ツーリング 189km

前日の晩、高校の同級会がありました。20人が集まり、横浜や東京から駆け付けてくれた同級生もいて、懐かしく楽しい時間を過ごしました。みんな、三次会まで行き、午前2時まで飲み明かしたそうです。
翌日、天気が良いという予報により、ツーリングを入れていたので一次会で帰ってきました。



予報通り、天気が良く、行先は決めないで北に行くことにして、遅山仙人宅を朝7時に出発しました。

いつもの北上ルートを通り、東根市長瀞を過ぎ、村山市楯岡の西側で小休憩。
ここで、どこに行くか3択問題。

一つ 戸沢村の農家そば屋
二つ 鮭川村の25種類天ぷらのざるそば
三つ 最上町の新そばまつり

三つ目の最上町新そばまつりに決定し、山形県の道路情報のホームページから、まだ、冬季閉鎖されていないことを確認して、ここから東に向かい、背あぶり峠を越えることにしました。





背あぶり峠に向かう、つづら折りの道路を登っていくと、眼下に刈り取りが済んだ中沢の棚田の先に楯岡の町が見え、その先には雪をかぶった朝日連峰が見えました。

甑岳(こしきだけ)の頂が逆行に光っていました。





葉山はまだ雪を被っていませんでした。今年は、久しぶりに、この葉山の西側(こちらは東側)を走る国道458号を走り、肘折温泉に行きました。



背あぶり峠を越え、尾花沢市に入り、常盤トンネルを抜け、銀山温泉に向かわず、鍋越峠と反対方向に走り、奥の細道で松尾芭蕉が歩いた山刀伐峠(なたぎりとうげ)へショートカットしました。



山刀伐トンネルの少し前にある温度表示板は0℃を示していました。いつも、この表示板は飛んでもない数字を示しているので、今回も数値は違っていると思われます。夏に、マイナス表示していたり、数字かアルファベットかわからないこともあります。この日は、体感的に3℃ぐらいでした。



山刀伐トンネルを抜けると最上町赤倉温泉です。



2018年11月16日

喜多方市でそばとラーメンを食べました。 白布越え


2018.11.3ツーリング 240km

桧原湖畔の早稲沢の標高が約900mなので、スカイバレーの白布峠(しらぶとうげ)まで高低差500mを一気に登ります。









つづら折りのカーブが連続し、標高を稼いでいきます。



桧原湖の奥に磐梯山が見えます。所々に眺望の良い場所があります。



米沢から桧原湖方面へのツーリングは何度も行ったことがありますが、桧原湖から米沢に向かったのは、今回が初めてでした。

白布温泉の標高は800mで早稲沢より100m低いだけなのですが、白布温泉から白布峠まではつづら折りが少ない分、10%の勾配がダラダラと続きます。真夏のリトルカブのエンジンは悲鳴を上げ、エンジンのパワーが落ち、白布峠手前でオーバーヒートを起こしてエンストしたことがあります。

この経験から、真夏でもパワーが落ちてエンストしないように、広島高潤のエンジンオイルを使うようになりました。

つづら折りの方が勾配が緩くなる部分があるため、エンジンへの負担が軽減されます。

国道286号の笹谷峠や国道399号の鳩峰峠はつづら折りの連続でリトルカブでも軽快に走ることができます。



標高1404mの白布峠でトイレ休憩。吾妻の稜線はうっすらと雪を被っていました。

ここから、山形県に入ります。標高差1150mの米沢市街地までエンジンブレーキを最大限に使って降りていきます。





米沢の奥座敷、白布温泉も雪囲いされていました。

船坂峠を越えると、まもなく、米沢市街地です。





前の週の樽口峠・高ツムジ山ツーリングの時は国道13号の旧道を北上して山形市内に戻りました。

今回は、米沢市の中心部から高畠町を目指し、二井宿、柏木峠を越えました。柏木峠を越える前に日は落ち、上山市郊外できれいなスカイラインを見ることができました。

樽口峠・高ツムジ山の時は、山形県南西部の小国町、飯豊町を走って230kmの走行でしたが、今回は若干遠回りして喜多方市まで行って240kmでした。



今年の県外ツアーは終了です。雪が降る前に、もう一回ツーリングに行けられるか、休みと天気次第ということになってきました。