薬莱山へ 滝庭の関 駒庄で昼食薬莱山へ 宝栄牧場へ

2019年08月15日

薬莱山へ 国道347号に出る

滝庭の関 駒庄での昼食を終え、さらに西へと進みました。すぐ近くに、やくらいサイズゴルフ倶楽部があり、コースの西側を走るとT字路に突き当たります。

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T字路を左折し、高原のようなところを走ると、左手に薬莱山が見えるようなります。

薬莱山03

地図上では、大きくジグザグに遠回りして西に進んでいるのがわかります。高原部分が終わると、山肌を細かく縫うように下りていきます。

地図で見てもわかるように、等高線沿いに緩やかに下ったかと思うと尾根沿いに一気に下ってみたりとか、カーブをきつくしたり、緩くしたり、目標地点までの標高差をどう克服しているか、よくわかります。この辺は、道路を設計する人のセンスが問われるところです。

今回は下りなので、エンジンブレーキを使いながら安全に下って行けばいいだけでしたが、逆に上ってくるとなると、長い距離の上りはエンジンが悲鳴を上げてオーバーヒートを起こしてしまいます。

私のリトルカブは6%ぐらいまでなら上りはトップでも何とか走ってくれますが、それ以上の上りではギアダウンしてフルスロットルにしないと上らなくなります。非弱な原付バイクの宿命です。

ちなみに6%とは、水平距離で100m進むと6mの高さを上ったことになります。%が上がると、当然勾配はきつくなります。地形図から、おおよその勾配がわかります。

薬莱山07

国道347号に合流する所に漆沢という集落があり、鳴瀬川を上っていくと漆沢ダムがあるようです。下る途中でダムの湖面はわかりましたが、ダム本体の様子はわかりませんでした。

このダムには立ち寄りませんでしたが、先に通った二ツ石ダムとの違いが地形図から読み取れます。

上の地図を見るとわかりますが、発電所のマークが入っていて、青い破線がダムサイトから鳴瀬川沿いに走っています。

ダム本体から大きな水道管である送水管で発電所まで水を送り、発電所で電気を起こし、発電所で利用した水は一旦、鳴瀬川に戻します。再度、鳴瀬川から水を取って送水管で下流に送っていることがわかります。

二ツ石ダムが農業用のため池だったことに比べ、漆沢ダムは水力発電と水道用のダムであることがわかります。ただ、本来なら発電所のマークから送電線が走っているのですが、この地形図には表示されていません。

Googleマップの衛星写真で確認しても発電所らしい建物はありますが、送電線は写っていませんでした。こういう時は、最後の手段で、ネットで探すと宮城県のホームページに、このダム目的が出ていました。

やはり、地形図から読み取ったように、発電、水道、それに農業用ため池(灌漑かんがい)の多目的のダムでした。送電線は地中かもしれません。

鳴瀬川関連の治水事業として二ツ石ダムと同じような時期に建設され、目的と事業規模の違いから、二ツ石ダムは農林水産省の直営予算、漆沢ダムは国土交通省の予算(補助事業)で作られたようです。

いろいろ、帰りの道のりと同じように遠回りしてしまいました。

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国道347号のT字路を左折した、すぐ左側に日曜だけ営業しているいっぷく亭(上の写真の赤い看板)という気になるそば屋がありましたが、平日だったので立ち寄らずに国道を鍋越峠に向かって走りました。

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himajintaro at 07:00│Comments(0)グループツーリング | 道路

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