2019年07月27日
熊野岳で小休憩
熊野岳の南斜面でコマクサを観賞し、熊野岳の稜線に出ました。崩れがかった石造りの山小屋が残っています。冬は季節風が吹き荒れ、石造りでないと建っていられません。
まだ、屋根があって小屋としての機能を果たしていたころを思い出します。真冬に山仲間3人で、山スキーを履いて地蔵岳から登ってきて、この小屋で小休止をしました。この日の一週間ぐらい前に、単独でこの山に入った登山者が行方不明となり、しばらくして、刈田岳山頂付近で遺体で発見されました。天気が急変したときに山小屋があると助かりますが、状況によっては山小屋に避難できないと大変なことになります。
最近は、スマホのGPS機能で自分の位置がわかります。捜索用のヘリコプターはGPSの位置がわかれば、そこまでピンポイントで飛んでいけます。さらに、見守り機能が付いたアプリもあります。今回の登山には物損と捜索が一緒になった保険をかけておきました。
行政のヘリや警察や消防の職員が捜索するのには、遭難者の負担は発生しませんが、民間の人たちに捜索を依頼すると日当と保険は負担しなければなりません。ヘリの救助隊や警察、捜索隊との連絡調整をしたことがありますが、遭難となると緊張感は半端ではありませんでした。
最低でも捜索ための保険は必要だと思います。
熊野岳の稜線はとても緩やかです。
天気が良いと穏やかです。今登ってきた地蔵岳方面の奥は雲海が残つていました。
蔵王連峰最高峰にはたくさんの登山客が昼食を取っていました。まだ、午前10時半でした。最近の登山客の昼食はコンビニ弁当やコンビニおにぎりが多数見受けられます。湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、レトルト食品を温めたり、インスタントラーメンを食べている人が少なくなりました。昼食時間も30分も取らない登山者が多くなりました。
熊野岳山頂には石の壁で囲まれた蔵王山神社と避難小屋があります。
神社の前は水浸しになっていました。安全祈願をして、登山小屋を覗いてみました。
私は、万が一、熊と格闘しなければならない時の護身用ピッケルと革製の重登山靴、それにヘルメットを持参して登りました。上下は作業着だったので、ピッケルを持ちリックを背負った変な土木作業員風でした。
午前11時まで休憩して、ワサ小屋後を目指して下山しました。しかし、休憩後に立ち上がった時、下半身の筋肉が悲鳴を上げていました。山仲間S氏も同様でした。ここから、苦難の下山が始まります。
まだ、屋根があって小屋としての機能を果たしていたころを思い出します。真冬に山仲間3人で、山スキーを履いて地蔵岳から登ってきて、この小屋で小休止をしました。この日の一週間ぐらい前に、単独でこの山に入った登山者が行方不明となり、しばらくして、刈田岳山頂付近で遺体で発見されました。天気が急変したときに山小屋があると助かりますが、状況によっては山小屋に避難できないと大変なことになります。
最近は、スマホのGPS機能で自分の位置がわかります。捜索用のヘリコプターはGPSの位置がわかれば、そこまでピンポイントで飛んでいけます。さらに、見守り機能が付いたアプリもあります。今回の登山には物損と捜索が一緒になった保険をかけておきました。
行政のヘリや警察や消防の職員が捜索するのには、遭難者の負担は発生しませんが、民間の人たちに捜索を依頼すると日当と保険は負担しなければなりません。ヘリの救助隊や警察、捜索隊との連絡調整をしたことがありますが、遭難となると緊張感は半端ではありませんでした。
最低でも捜索ための保険は必要だと思います。
熊野岳の稜線はとても緩やかです。
天気が良いと穏やかです。今登ってきた地蔵岳方面の奥は雲海が残つていました。
蔵王連峰最高峰にはたくさんの登山客が昼食を取っていました。まだ、午前10時半でした。最近の登山客の昼食はコンビニ弁当やコンビニおにぎりが多数見受けられます。湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、レトルト食品を温めたり、インスタントラーメンを食べている人が少なくなりました。昼食時間も30分も取らない登山者が多くなりました。
熊野岳山頂には石の壁で囲まれた蔵王山神社と避難小屋があります。
神社の前は水浸しになっていました。安全祈願をして、登山小屋を覗いてみました。
山小屋にはヘルメットが置いてありました。御岳山の教訓があるのでしょう。刈田岳の避難小屋にもヘルメットは置いてあるそうです。蔵王は活火山なので、いつ噴火してもおかしくありません。警戒レベルが上がって入山禁止の時期もありましたが最近は落ち着いています。
今回、蔵王登山だったので自前のヘルメット(写真下、小さくてわからない)は持参しました。山仲間S氏もヘルメットを持ってくるつもりで忘れてきたようです。他には、誰もヘルメットを持参している登山者はいませんでした。ツアーガイドも同じでした。自己責任とは言えども、ツアーガイドは蔵王登山の参加者にヘルメットの持参義務はさせるべきでしょう。
今回、蔵王登山だったので自前のヘルメット(写真下、小さくてわからない)は持参しました。山仲間S氏もヘルメットを持ってくるつもりで忘れてきたようです。他には、誰もヘルメットを持参している登山者はいませんでした。ツアーガイドも同じでした。自己責任とは言えども、ツアーガイドは蔵王登山の参加者にヘルメットの持参義務はさせるべきでしょう。
私は、万が一、熊と格闘しなければならない時の護身用ピッケルと革製の重登山靴、それにヘルメットを持参して登りました。上下は作業着だったので、ピッケルを持ちリックを背負った変な土木作業員風でした。
午前11時まで休憩して、ワサ小屋後を目指して下山しました。しかし、休憩後に立ち上がった時、下半身の筋肉が悲鳴を上げていました。山仲間S氏も同様でした。ここから、苦難の下山が始まります。