コマクサが咲く蔵王熊野岳へ 2019.7.21コマクサの熊野岳へ

2019年07月25日

ロープウェイで地蔵岳へ

朝7時35分には蔵王ロープウェイ山麓駅に到着しました。始発が8時30分なので1時間近く早い到着になりました。

それでも、観光バスでツアー登山のお客さんや中国語を話す団体の登山客が次々に現れました。

私たちは登山の準備をし、切符売り場で切符を買い、乗り場まで行ってみると団体さんが通路一杯になって待っていました。

すると、駅員さんが山頂まで行く方いませんかと言うので、改札口に行ってみると一番最初の搭乗客になりました。

団体客の中に仕切っているオバちゃんがいて、我々を見て「二人ならいいわよ」と不貞腐れていました。こんなことを言われて面白くないと思うのが普通だと思います。どうも、私たち以外、全て県外のお客さんたちのようでした。

最近、日本人はお断りとしたラーメン屋さんの話題が沸騰中ですが、日本においてもオーバーツーリズムは考えなければならない時期が来たのでしょう。場所によっては世界最初の国立公園イエローストーンのように来園制限があっていいのでしょう。

蔵王については、冬のスキー客の激減があり、夏の登山客、特に団体さんはドル箱の様なものです。

前置きが長くなりました。

団体客が入ったためか、始発よりも15分早く我々が乗り込んだゴンドラは動き出しました。

Zaoロープウェイ


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山麓線は53人乗りのゴンドラで樹氷高原駅に行きます。片道7分です。自宅からリトルカブで山麓駅まで来るときは曇空を走りましたが、ゴンドラで上に登っていくほど雲が切れて行きました。

樹氷高原駅で山頂線に乗り換えたのは我々を含めて4人だけでした。団体さんは樹氷高原駅で降りたようです。

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ここから18人乗りのゴンドラに乗り換えました。片道10分です。このゴンドラは、以前は山麓線と同じような50人乗りのゴンドラでしたが、だいぶ前に小さく数の多いゴンドラに切り替えました。その工事の時、オープン前の試運転で乗った時以来の搭乗になりました。

地元の人間と言えども、ほとんど、この路線を乗ることはありません。夏山で蔵王に登るのは久しぶりです。スキーの時はスキー板を履いたまま乗れるリフトの乗り換えで山頂駅近くまで行ってしまいます。

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雲海です。左手奥に飯豊連峰が見えます。

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右手には朝日連峰が見えます。蔵王温泉の北にある竜山も見えます。

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山頂駅近くになったらアオモリトドマツが枯れているのがわかります。樹氷で有名なアオモリトドマツですが地蔵岳の山頂近くの北西斜面は、ほぼ全滅状態です。スノーモンスターになることができません。手の施しようがない状態が続いています。

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山頂駅を降りて、三宝荒神山(さんぽうこうじんざん)と地蔵岳の鞍部に鎮座するお地蔵様に登山の安全を祈願して、蔵王連峰の最高峰・熊野岳に向かいます。

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himajintaro at 20:18│Comments(0)自然 | 観光

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