2021年07月20日
30年ぶりの小安峡
2021.7.16
遅山仙人の舌を抜いてもらうために三途川渓谷の閻魔大王に会いに行きましたが、期待外れの結果に終わり、小安峡に向かうことにしました。
小安峡は30年ぶりです。当時の社会人登山サークルの山仲間4人がバイクツーリングで小安峡に来ました。ひなびた泥湯温泉に泊まりました。この時は、仙人は現役の教員で忙しくて参加していませんし、4人がツーリングに来たことすら知りませんでした。
30年前は、三途川渓谷は通らずに、うどんで有名な稲庭から皆瀬川を遡りました。
朝、8時半ごろ、小安峡の観光物産館のある無料駐車場に到着しました。
ここから、道路を渡って、小安峡の一番の観光地である大噴湯に向かいました。
簡単な遊歩道マップを作ってみました。
階段を下っていくと皆瀬川沿いの遊歩道になります。
「熱湯に注意」の先に湯が沸きだしている場所があります。
30年前に来た時と風景は、ほぼ同じでした。遊歩道の幅が広くてきれいになった感じがします。この遊歩道を山仲間4人で歩きました。
仙人は小安峡には来たことがあるそうですが、遊歩道は歩いていないとのこと。たぶん、修学旅行か、先生たちの研修旅行か何かで来ている様子でした。
大噴湯の上に赤い橋が架かり、青い空をバックに、とても良いロケーションでした。
帰りは、階段を登ります。
私が写真を撮ってSNSに投稿している間に、いつの間にか、仙人は国道まで登っていました。
山ユリが満開でした。
国道に上がると仙人が休憩所で休んでいました。ここから、リトルカブを置いてきた観光物産館の駐車場まで国道を歩いて帰りましたが、ほんのわずかの距離でした。
まだ、ほとんど車は停まっていませんでした。観光物産館や直売所の従業員さんたちが開店の準備を始めていました。
仙人は駐車場の奥に足湯を見つけていたので、足湯に浸かって小休止としました。
最近、仙人は現役時代にお世話になった先生たちへ片っ端から電話を掛け捲ったそうです。すると、仙人より、大分、年上の先生ばかりなので、亡くなったり、大病を患ったり、介護が必要になったりで、直接話ができた先生がいなかったそうです。
仙人は、かなりがっかりしていました。いずれ、仙人も通る道です。普通なら、人の振り見て我が振り直せで、健康に気を付けようとなるところですが、そうならないのが仙人です。
仙人のリアボックスは直売所で買える野菜が入るスペースがありません。ボックスが重く、燃費がかなり落ちています。湯沢で給油した時、私より10km以上走行距離が短いのに0.5リットル多く給油していました。
最近、とみにボックスの経年劣化が激しくなったことを気にしていました。材質が薄く、ヒンジの部分も危ない状態で、いつ、蓋が外れるか分かりません。
突然壊れて、道路上に散乱し、万が一、後続車が事故ったらトンデモナイことになると忠告しているのですが、対策を取ろうという気持ちが見られません。
足湯に入って午前10時になりました。観光客の姿はありません。
土産すら買えるスペースもなく、ワクチンを打たない仙人のためなら、感染防止を考えて人の集まる屋内には立ち寄らないことが賢明なので、駐車場からすぐに国道398号を南下して湯浜峠に向かいました。
2021年07月18日
冥途の土産に弁当を持って三途の川へ
2021.7.16
私と山仲間S氏は2回目の接種を終え、安心して暮らしていますが、相変わらず遅山仙人がワクチン接種でたくさんの死者がいると風評に惑わされています。
エビデンスや科学的数値には疎い仙人はダークなイメージに取り憑かれて、接種したくないがために実しやかなウソをつくので、閻魔様に舌を抜いてもらうために三途の川を渡ることにしました。
途中仙人がコロナに罹って、三途の川に行くことは閻魔様に無礼なので弁当持参を指示しました。
鯖缶とキャベツとマヨネーズ、クリームチーズでホットプレスサンドを作り、自宅を午前3時40分に出発し、仙人の隠れ家に迎えに行きました。
日の出前、誰も走らない道を走るのは気持ちがいいものです。ところが、北に向かうほど、雲行きが怪しくなり、気温も19度のままで、涼しいと言うより寒いくらいで、我慢できず、新庄市の国道13号沿いのコンビニで温かい飲み物を求めて、小休止としました。
仙人はカップヌードルで腹ごしらえです。
主寝坂(しゅねざか)トンネル、県境の雄勝(おかち)トンネルを潜ると秋田県です。
県境のトンネルを抜けると快晴でした。
湯沢市の横堀駅近くのガソリンスタンドで軽く給油し、三途の川へ向かいました。ちなみに、ここまで自宅から119kmで1.35リットル給油し、88.1km/リットルで最高記録となりました。
小安峡には行かずに木地山方面に向かうと三途の川(三途川渓谷)になります。
三途川を渡る橋の手前には閻魔大王が鎮座していました。
説明板に書いてあるように大昔は大きな湖だったようです。三つの川が集まって三途川(さんずかわ)となったとのこと。上流に河原毛地獄や泥湯という硫黄が噴出している所があり、そこから鉱毒水が流れています。
30年前、山仲間S氏と私を含む4人の山仲間でバイクツーリングで小安峡に来て、泥湯温泉に泊まったことがあります。
川を渡ると、地蔵様が鎮座していました。悪人に対しては閻魔大王、善人に対しては地蔵菩薩となる変化可能なスーパーサイヤ人的な冥途の番人です。
地蔵様の少し先には、大きなトイレと休憩所と案内板がありました。
仙人は閻魔様の前でも反省するそぶりも見せず、舌を抜かれることもありませんでした。
山仲間S氏によると、仙人は虫歯治療のために通院し、痛みがあるにもかかわらず三週間以上抜歯を拒否しているので、舌とともに歯も閻魔様に抜いてもらいたいと語っていたことを思い出しました。
閻魔様の前でも進展する様子が無いので小安峡に向かうことにしました。
2021年07月14日
誘惑に負けてヘッドライトをLED化
今週末が晴れそうなので、月曜の夜、遅山仙人にツーリングを誘いました。
その時の話の中で、仙人はバイク屋にヘッドライトの球交換を頼んだら2,500円取られたと、いつものように盗難に遭ったかのような口ぶりでした。私が明るめのハロゲンランプを取り付けていたので、いつも私のリトルカブを明るい明るいと言って羨ましく思っていたのです。
純製品と同じワット数の物がホームセンターで数百円で売っていると伝えると、自分で交換できないから仕方ないと諦めムードでした。いつも、手間賃なしで交換してあげると言うのですが、最近は、老化が進み、下手なプライドが邪魔をして、スーパーカブの調子が悪くとも相談しません。
以前、仙人が乗っていたヤマハチャピーが異音がするのでバイク屋に持って行ったら、バイク屋のオヤジに、お釈迦になったから安く買ってやると言われてショックを受けました。私がツーリングの時に見ると単純にマフラーの取り付けネジが緩んでいただけだったので、手持ちの工具で締めたら一発で直りました。
LEDに交換しなかったのかと尋ねると、バイク屋のオヤジからLEDにするには手間がかかり交換できないと言われたそうです。私は、オヤジの不勉強だと一蹴しました。と、話しているうちに、自分のリトルカブのヘッドライトも、そろそろ交換しておいた方が良いと思い、LEDの誘惑に負けて、話をしながらPCからアマゾンで安いLED球を注文してしまいました。
翌日、LED球が届いたので、早速交換しました。交換はポン付けで簡単でしたが、いろいろな人が口コミで書いているようにアイドリングでのちらつきがあり、仕方ないと思っています。
私は仙人の約半値で比較的評判の良いLDE球を取り付けました。走行して明るさや光軸の確認が必要です。実車してから感想を述べたいと思います。
2021年07月04日
コロナワクチンは打つべきか、それとも
2021.6.25
入場料310円を払い、バラの咲いている斜面を登って行きました。東根市にある東沢バラ園に比べると面積的には半分以下ですが、斜面を利用しているので、それなりにボリューム感もあり、南陽市の市街地も眺められる点では一見の価値があります。
ただ、満開のピークは過ぎていました。
朝は曇りがちで、入場券売り場のおばさんは雷が鳴っていたところもあったと話していました。
天気が良くなり、熱くなり始めたので、日陰を求め、双松(そうしょう)公園に向かいました。
風もあり、涼しく、休憩するのにはもっこいの場所を見つけました。
東京では路上飲みがニュースになるほどですが、山形県内は、しばらく、陽性者ゼロの日が続き、特に関東との移動をしないでくれというのが本音です。東北隣県も少ない日が多く、ワクチン接種が終わるまで、このままの状態で推移してくれるのがありがたいです。
息子の父の日プレゼントだったエビスのギフトセットをたくさんの保冷剤を入れて保冷バックでキンキンに冷やして、みんなに飲んでもらいました。もちろん、前回の記事で紹介しました純米酒も。
いつもの四方山話の中でワクチン接種の話題が沸騰しました。
65歳以上のワクチン接種でITに弱い遅山仙人のために、仙人の近くの地域コミュニティーセンターで申し込みのサポートをしているので行くように何度も勧めていましたが、申し込みする気が全くありません。
背景には、以前、入院した時に精密検査を受けるように病院に勧められたにも関わらず、何年も病院に行っていないことがあります。また、現在、歯医者にかかっているので、同時に二つのことができないと言うのです。
歯医者とワクチンの申し込みが同時なの???と当たり前に疑問が湧きますが、仙人の脳内においては同時なのです。
仙人の脳内については、後日、詳しく述べるとして、ワクチン接種を受けるべきか、それとも、受けない方がいいのかが話の中心になりました。
山仲間S氏は、最近、仙人に対して辛辣に意見を言うようになってきました。私は以前から口酸っぱく仙人に意見してきました。S氏が、仙人の脳内がどうなっているのかが分かり始めてから、人が変わったかのように小言が多くなってきました。
このことに気が付いた仙人は、私に「S氏が崇高なことを言うようになった。死期が早いのではないか。」と頓珍漢なことを言っていました。
ワクチン接種に対して、S氏は仙人に対して強烈な一撃をお見舞しました。
「ワクチンを打たずにコロナに罹り、長い間苦しんで死ぬのか、ワクチンを打って副反応で一気に死ぬか、どちらかだろう。」
S氏は両親が5日違いで看病もせずに天上界にお帰りになられました。何と仲が良い夫婦で、何と息子孝行な両親でしょうか。
S氏は終活を終了し、精神的に余裕で暮らしています。
それに比べ、仙人は長らく親の介護をし、終活はおろか、両親の財産も手付かずの状態です。
若輩者の私は、若くして亡くなった父の死で財産の整理は終わり、二年前の母の死で大半は終了し、細かいことは子供たちに任せることしました。
S氏は65歳以上の該当で一回目のワクチン接種が終わりました。私は非該当でしたが、職域接種でS氏と一日違いで一回目が終わりました。間もなく、二人とも二回目が終わろうとしています。
仙人はどうするのか。
2021年07月03日
アベノマスクで熊野参り
2021.6.25
梅雨の中休みを利用して、いつもの山仲間3人で福島県の裏磐梯にあるニッコウキスゲの日本最大の群生地・雄国沼(おぐにぬま)湿原に行こうと計画しました。
私と遅山仙人はスーパーカブで、山仲間S氏はマイカーで喜多方側のシャトルバスの乗降所の駐車場に集合し、シャトルバスで雄国沼まで行こうと考えていました。
ところが、コロナの影響でシャトルバスは運休し、元々、マイカー規制で雄国沼まではバイクも車も入れません。
以前、社会人の山岳サークルでS氏らと行ったときは桧原湖側から約5kmの川沿いの道のりを歩きました。しかし、今の仙人では往復10kmの山道を歩くのは不可能と考え、計画を断念し、S氏の提案で、南陽市宮内にある熊野大社にお参りに行ってきました。
今回は、列車で行こうということになり、安くて美味しい純米酒をキンキンに冷やして真空のステンレス魔法瓶に入れて持って行きました。つまみとしてバングラデシュの国民的スナック・チャナチュール、昼食用にサンドイッチを人数分作りました。
上の写真を見るとわかりますが、仙人はアベノマスクをしてきました。実は、今年の今までのツーリングでは洗いもしない薄汚いアベノマスクをしてくるので、注意していましたが、今回も漏れなく、同じマスクをかけてきました。
途中でS氏が気が付き、アベノマスクでは効果が薄いので、不織紙のマスクを使うように忠告しました。しかし、ポケットに入っている不織紙のマスクは、それ以上に汚れがひどいので、忠告を無視していたところ、S氏が手持ちの新しいマスクを取り出して、仙人に交換するように伝えて、ようやく、新しいマスクに交換しました。
赤湯駅からフラワー長井線に乗り換えました。昨年は、赤湯駅でフラワー長井線の自販機で切符を買いましたが、今年は自販機では買えなくなり、列車の中で下りるときに整理券とともに運賃箱に払う形に変わっていました。
今年はコロナの影響もあり、自販機が使えないぐらいフラワー長井線の経営状態は厳しいのでしょう。
二つ目の宮内駅で降り、熊野大社を目指しました。
私の娘から熊野大社に風鈴が飾ってるかもしれないとの情報を得ていました。参道入り口で手水舎に飾ってあった風鈴の音が聞こえてきました。その時、仙人のスマホに着信が入りました。
2021.6.10の美味しいタケノコのニシン汁で話題になった、かんぽ生命からの入電でした。あれから2週間たったにもかかわらず、仙人は契約の手続きを済ませていませんでした。前回もそうですが、今回も私たちと一緒の絶妙なタイミングで電話が入りました。これは、偶然ではないとS氏も感じて、さらなるアドバイスをしましたが、その後、どうなったのか分かりません。
石段を上って本殿に向かうと、さらに、たくさんの風鈴が飾ってあり、涼しげな音色を奏でていました。
厄払いの茅の輪が飾られており、輪を潜りました。今回のお参りは良いタイミングでした。
仙人はというと、本殿にお参りもせずに、神楽殿にある、お守りやお札を扱ってるところに行き、神職から大社の由来を聞き出していました。
そのことにカチンときたS氏は、お参りを済ませてからするべきだと忠告しました。
仙人には宗教心のかけまらもなく、儀礼やマナーなどの束縛を受け入れず、由来や歴史がわかれば十分なのです。
三羽のうさぎの彫刻があるというので探しましたが、二羽しか探せませんでした。私の娘は、この熊野大社が好きで、何度も来ていますが三羽は見つけていないと言います。
至る所に風鈴が飾ってあり、天気も良くなり、本当にいいタイミングでお参りに来れました。
信心深いS氏とバチ当たりな仙人と熊野大社を後にし、隣の双松(そうしょう)公園のバラ園に向かいました。