仙人

2020年09月08日

七年忌にやっぱり遅れてきた仙人

2020.8.30

毎回、遅山仙人をネタに、このブログが成立していると言っても過言ではないのですが、今回もネタとして仙人が登場します。

2020年8月30日は、7年前の8月30日に亡くなった山仲間O氏の七年忌でした。O氏は、モトクロスバイクの元山形県チャンピオンで飯豊本山を日帰りする猛者でした。すい臓がんが見つかり、手遅れでした。医者に全快を強く求めたそうですが、私たち山仲間が知らない内に他界してしまいました。

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たくさんの山仲間と一緒にO氏の実家と墓にお参りに行きました。そのきっかけで、仙人暮らしを始めた遅山仙人をシャバに戻そうとバイクツーリングに誘ったのが現在に至っています。

七年忌の8月30日にお墓参りをしようと計画し、O氏の墓地に各自現地集合としました。

山仲間S氏が集合時間の10分前に現れました。仙人はというと、10分が過ぎ、20分が過ぎ、30分過ぎても現れません。想定済みでした。また、どっかで道に迷っているのであろうと二人で話している所に電話がかかってきました。

彼は地元の中学校の周りをぐるぐるカブで回り、地元の人にO氏の苗字の実家と墓地を訊ねたそうです。その地区はO氏の苗字ばかりで、墓地に立っている人物像も苗字だけで訊ねたので、尋ねられた人もチンプンカンプンだったようです。

本当は小学校のそばだったのです。中学校の正門で待つように伝え、迎えに行きました。

30分以上遅れてきた仙人とともに墓の周りきれいにし、ビールの代わりノンアルコールビールと菓子を供え、燈明と線香をあげ、年齢順に仙人からお参りをしました。

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続いて、S氏。

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最後に私の順でお参りを済ませました。仙人を「遅山(おくれやま)君」と名付けたのはO氏でした。名付け親の七回忌に名実ともに遅れてきた仙人にO氏は喜んでくれたと思っています。

墓参りの後、近くの蕎麦屋に行こうかと最初は話していましたが、私からO氏にちなんだ料理を提供する提案をしました。

O氏の眠る上山の墓地から私の自宅に移動しました。

O氏は、よくブラックバスを釣っていました。現在のようにバス釣りが盛んになる前からボートを使ってたくさん釣っていました。私は彼が釣っている沼に出かけ、釣り上げたバスをもらい、初めて料理をしました。

その日のうちにO氏を自宅に招き、バス料理でもてなしました。

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今まで何度も釣って生き締めし、自宅に持って帰り、三枚におろして皮を剥ぎ、冷凍していたものをトマトソースのムニエルにしました。

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さらに、庭に植えてあるバジルをふんだんに使ってバジルソースを作り、ジェノベーゼパスタを作りました。植えているゴーヤで酢漬けを作り、付け合せにしました。

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夕方まで、O氏の思い出話に花を咲かせて、お斎は終わりました。


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2020年09月07日

仙人、遂にズボラが仇に

2020.8.22

岩出山で美味しい蕎麦を食べ、加美町宮崎に向かう途中、後ろを走る遅山仙人のヘッドライトが見えないことに気が付き、仙人のカブを停止させました。

すると前かごに長靴が入っており、ライトを塞いでいました。ライトが見えないのは違反なので、すぐに何とかするように伝えました。渋々、長靴を履いて出発しました。

仙人が大好きな宮崎の「どどんこ館」に立ち寄りました。ここは、今まで何度も紹介してきました。宮崎で採れた野菜やキノコが売っているので仙人も私も必ず買って行きます。

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私はカボチャを買いました。いろいろな種類があり、一番小さなものを買いましたがこんなに長いものでした。

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仙人はというと予想だにしない事態が発生しました。買った野菜を持って帰るスペースが無いのです。ご本人は大変悔しがっていました。欲しいものがたくさんあったのです。

前述にもあったように必要のない長靴を持ってきたばかりに長靴分のスペースがなくなってしまいました。そればかりか、山仲間S氏から一人用のテントと寝袋をもらって帰ったので、ただでさえないスペースがさらに狭くなってしまいました。

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今回のキャンプで仙人が使ったものは尾花沢のスーパーで買った餅と漬物だけです。結局、餅は食べませんでした。食材、飲み物、食器類やテント、夜具は全部他人任せでした。それでは、仙人のBOXには何が入っているのでしょうか?

いつも紹介するように行った先でタダでもらうもの。例えばパンフレットや地図、小冊子などです。自宅に持ち込まず、BOXに溜まっていくばかりです。仙人は毎日日記を書いているようですが、もらいものを見ずに、変な紙切れにメモをして日記を書いています。

仙人は宝物だと言います。最初は場所を取らない紙の宝物もだんだん場所を取り重くなります。仙人は否定しますが、彼のカブは後ろが重いのです。その証拠に、最近は燃費が目に見えて落ちています。200kmぐらい走って、私のリトルカブと比べるとガソリンで1リットル近く差が出ることが多くなりました。

遂に仙人は自身のズボラが仇で大好きな「どどんこ館」の野菜を買って帰れなくなりました。

仙人のBOXはヒンジが痛んできました。そのうち、蓋が閉まらなくなるでしょう。もしかしたら、走っている最中、蓋と宝物が飛んでしまうかもしれません。

そうなったら、宝物が入ったままの壊れたBOXと、何も入っていない新しいBOXに交換することになるでしょう。また、しばらくして、そのBOXも満杯になり、新しい空のBOXと交換することになり、それを何度も繰り返して、家の軒先に紙の宝物の入ったBOXがうず高く積まれることになることでしょう。


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2020年09月02日

仙人、カラスに起こされる

2020.8.22

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キャンプ場の朝5時。遅山仙人は起きていました。仙人よると日除けに利用したケヤキの木にカラスがとまり、テーブルの上に残っていた食べものを狙って、カアカアと鳴いていたので、追い払っていたというのです。

仙人には、教職時代に様々な武勇伝やエピソードが残っています。

その中の一つ。私の職場に仙人の教え子がいます。彼によると仙人は生徒たちからカラス先生と呼ばれていたそうです。

中学校の敷地でカラスの幼鳥が保護され、最初は学校で飼育していたそうです。そのうち、学校で面倒見切れなくなり、仙人が引き取ったそうです。そこまでは普通にありうる話です。

仙人は、毎日、引き取ったカラスを車に乗せて通勤していたというのです。車の中で仙人を待っているカラスを見た生徒たちから、いつしかカラス先生という仇名がついてもおかしい話ではありません。

本当は野鳥は許可なく捕獲し飼育することはできません。

ついでに武勇伝を一つ。

仙人は中学時代、山形県の400m徒競走の記録を塗り替えました。本当は100mも200mも800mもリレーもレコード記録を持っていたのですが、正式な記録会には今のように複数出られず400mだけの記録になりました。

中学の教員時代、部活のランニング中に竹刀を持ち、遅れる生徒たちを追いかけ回したというのです。教師になっても足の速さは中学生には負けなかったために尾ひれがついた武勇伝になったようです。

今回驚いたことがあります。仙人は山仲間S氏が持ってきたテントの中で横になっていました。仙人は普段は椅子に座って寝ているために、横になって寝ることができないはずなのです。このため、S氏が仙人ために椅子を準備していたのですが、テントの中には椅子はありませんでした。

2018年6月21日、宮城県牡鹿半島のツーリングで泊まった民宿「後山荘」で仙人は布団で眠れず、壁に背をもたれて寝ていました。

仙人も進化しました。

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2020年09月01日

仙人の弱点解明

2020.8.21

何かと出しにされる遅山仙人ですが、今回のキャンプの目的は 表向きには7年前に亡くなった山仲間の弔いと天体観測ですが、山仲間S氏との共通の目的は、8月19日の「鬼首でタンドリーチキンパーティー」で紹介したように夏バテ気味の仙人を何とか隠れ家から引っ張り出すというのが最大の目的でした。

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オートキャンプ場で四方山話をしているうちに、仙人が弱音を吐きました。今まで紹介してきた仙人の知らない場所に仙人が自分一人で行けるかという話題になりました。

仙人とのツーリングでは、仙人が後ろをついてきますが、私のバイクを追うだけで精一杯で周りの景色をよく見ていないと言います。まして、道路標識は見る余裕もないというのです。これでは、一度行った場所に自分一人で行くことは不可能に近いものがあります。

さらに、バックミラーが小さいと言います。顔の位置を変えれば、いくらでも視野は広げられるのですが、どうも、頭の位置は固定したままで運転しているようです。以前、スーパーカブ特有の丸型のバックミラーが固定されていると思い込んでいて、動かないと言うので、私が動かして見せたら、一緒にいた女性たちから笑われた苦い経験を持ちます。

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私はカーブの連続するコースでは大型車が後方から近付いてきたら、左に停まってやり過ごすようにしています。原チャリがチンタラチンタラ走っていては世間のご迷惑なるので、臨機応変に対応します。

しかし、仙人は後方に車が近づいても、抜かれるまで気が付かないことが多いのです。車が抜きやすいように道路左側に寄るように話をしているのですが、バックミラーを見ないためか道路の真ん中を走っています。

度々、ツーリングをしているとクロスカブやハンターカブでツーリングしているグループとすれ違います。時には、手を挙げて挨拶をしてくれるので私も左手を挙げて応対します。しかし、バックミラーで確認すると仙人は手を挙げていません。

疑問に思い、仙人に確認しました。なぜ、手を挙げないのか。

運転に集中しているから手を挙げられないと言います。手をハンドルから離せないと言います。利き手が左手だと言い訳がましく言います。仙人は右手でペンを持ち、右手で箸を持ちます。

方向指示器が壊れたら手信号が出せないではないかと正します。答えが返ってきません。

身体的なのか精神的なのか、わずかな時間の片手運転ができないのです。

カーブの多い道路は対向車が来るのが怖いと言います。4輪車と違い、車幅が狭いのでいくらでも逃げられますが、意識は4輪車の車幅です。

彼は自身を一点集中型だと言います。カーブではいつもタイヤの直前を見て運転していると言います。それが砂利道になると、ほぼ、タイヤの下を見ながら運転しているようです。遠くを見ながら走って直前には反射的に凹凸をかわすのはスキーと同じです。そうしないと、先の道路の状況や対向車の確認が難しくなり、ワインディングロードを楽しむことなどできません。

仙人がカーブの連続や砂利道で遅くなる理由がわかりました。

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さらに、山仲間S氏からもらったボトル缶のコーヒーを手で開けられませんでした。また、ペットボトル型のワインボトルも開けられませんでした。確実に握力が低下しています。

また、首が右側に回らないので、発進時の後方確認ができません。仙人は金欠病で首が回らなくなったとふざけています。しかし、最近、後方からくる車に気が付かず、危うく、接触しそうになることがあります。そういう状況も分からず、そのまま走ってきます。

私は、今までツーリングをとおして仙人の状態を見続けてきました。今回のキャンプで仙人の言う一点集中型であることは、車やバイクを運転する仙人にとっては最大の弱点です。体力の衰えや身体の不都合も相まって、これから、仙人に運転させていいものかという疑問があります。

長い仙人生活からの社会復帰へのリハビリの一環としてバイクのツーリングを誘ってきたので、しばらくの間は葛藤と戦い続けなければない覚悟が必要だと思います。



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2020年08月30日

仙人の知らない話題で沸騰

2020.8.21

前回のタンドリーチキンパーティで遅山仙人が知らなかった鶴岡市の玉川寺(ぎょくせんじ)の話題に続いて、また仙人が知らなかった話で沸騰しました。

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社会人サークルの例会山行きで福島県裏磐梯の雄国沼(おぐにぬま)に行ったことがあります。檜原湖の南西に入る雄子沢川沿いの登山道を歩いて、黄色いニッコウキスゲが一面咲き乱れる雄国沼に入りました。この時は、私も山仲間S氏も一緒に行きました。たくさんメンバーが参加者し、帰ってからサークルの中で話題になっていました。

当時、この話題を聞きつけた仙人が30年近くたった今でも自分が行かなかった雄国沼のことが気になってしょうがなく、キャンプの話題にしました。自分が行かなかったことよりも自分が知らないことが気になるのです。

続いて、同じ裏磐梯にある五色沼の話を持ち出しました。五色沼は単独の沼の名称ではなく、水面が様々な色合いを持つ湖沼群の名称です。散策できるコースがあり、駐車場に車を置いて歩くと1時間半ぐらいかかるコースです。反対側の駐車場から路線バスに乗ると元の駐車場に戻れます。

ここも、私もS氏も行ったことがある場所でしたが、仙人は行ったこともなく、名前の由来も知りませんでした。山仲間二人が知っているのに自分が知らないことに大変ショックを受けたようです。

ソクラテスではありませんが、静かに穏やかに無知の知で良いと思うのです。針小棒大というか、誰に対しても、時には店員さんにもオーバーアクションで話をするので、S氏が仙人のそばにいたくないと言い出すことがあります。教職員経験者の性なのでしょうか。彼の性格なのでしょうか。

仙人とは話題が尽きません。

五色沼には連れて行こうと密かに計画しています。

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だんだん暗くなってきました。


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