登山

2019年09月07日

龍ヶ岳登山 2013.6.10

山形県高畠町から福島県福島市飯坂温泉に抜ける国道399号の県境に鳩峰峠があります。

ここには、高畠町出身の童話作家・浜田広介の「むくどりのゆめ」の一文が石碑として残されています。

この峠には週末になると関東方面からアマチュア無線家やラジコンジェット機の愛好家たちが集まってくるところで有名です。

私は、四輪車で何度もこの峠を越えましたが、最近はリトルカブで走ることが多くなっています。ただ、山形県側の地形が切れ落ちているためか、災害に弱く、年間を通して復旧工事で通れない年があります。現在も通行ができません。

2013年にこの峠の北側にある標高994mの龍ヶ岳に登りました。

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ウイークディなので、ほとんど交通量がありません。

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鳩峰峠に上る国道399号沿いには、この時期、フジが満開で白花も見受けられました。

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峠の県境にリトルカブを置いてゆきます。

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県境の緩やかな尾根道を登って行くと、だんだん開けてきます。

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この時期、エゾハルゼミが盛んに鳴いていて、山全体がエゾハルゼミの大合唱の状態です。

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低い灌木に止まって鳴いているので、直ぐに捕まえられます。

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タニウツギ(上)

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ウラジロヨウラク(上)

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イヌツツジ(上)

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ベニバナイチヤクソウ(上)

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山頂までは高い木が無く、この日は日差しが強くて暑い日でした。

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山頂までは片道40分程度で到着します。登山とは言えない距離です。高畠の町や米沢盆地が見えます。

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ナナカマドの白い花も咲いていました。下りはあっという間です。

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昼食はリトルカブのある峠まで戻って食べました。まずは、キンキンに冷やしたノンアルコールビールで乾いたのどを潤しました。熱を加えておいた野菜や鶏肉を持って行き、ご飯の上に載せて、温めたレトルトカレーにかけて食べました。

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2019年07月30日

結局、山麓駅まで歩いて下る

昼食を終えて、相変わらず筋肉痛は辛いものの、歩いてリトルカブや車を置いてある山麓駅まで降りようということになりました。

下るルートは3つ。祓川(はいらかわ)を横切って蔵王温泉街に下りていく一般的な登山コース、通称祓川コース。もう一つは、樹氷高原駅から急なコンクリート舗装の林道を下り、ドッコ沼に行く市道に合流して、さらに下ってエコーラインに行く県道に出て山麓駅に行くコース。最後の一つは、スキーゲレンデを歩いて山麓駅に下るコース。

祓川コースは下りがきついところがあり、蔵王温泉街から戻ってこなければならないので✖。林道を下るコースは石畳よりはマシかなという具合。ゲレンデコースは草が茂って歩きにくい。

取りあえず、百万人ゲレンデを走る林道を下って行きました。この林道は、樹氷高原駅に車で上れる唯一の道ですが、4輪駆動車でないと上ることができません。一度だけ、山頂線の架け替え工事の時に自分で運転して上ったことがあります。

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今回は、国土地理院の5万分の1地形図を使ってきましたが、日本の地形図の基礎的な地図ではあるものの詳しいので利用しましたが、もう一つ理由があります。それは、私がマイマップでよく使うGoogleマップに蔵王ロープウェイの駅舎と軌道が載っていないのです。

同じ蔵王温泉のロープウェイである蔵王スカイケーブルは軌道が載っていますが、蔵王中央ロープウェイも軌道が載っていません。さらに蔵王ロープウェイは樹氷高原駅の駅舎も表示されていません。このため、リフトの軌道も表示してある国土地理院の5万分の1地形図を使いました。

林道を下り、ゲレンデを横切る市道に出たところ、思ったほど草が伸びていなかったので、ゲレンデをそのまま下ることにしました。

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最大斜度38度の「横倉の壁」と言われるコースと横倉の壁の迂回コース、さらに黒姫ゲレンデのリフト駅へ行くコースの分岐点に差し掛かりました。近道である横倉の壁の上まで行ってみましたが、転げ落ちる可能性があるので、分岐点まで戻り、迂回コースを取ることにしました。

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横倉の壁の真下で本日のコーヒータイムとしました。

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いつものフレンチプレスコーヒーです。S氏もガラス製のフレンチプレス機を買ったそうですが、直ぐに壊してしまったとのこと。

お茶請けは、山形のソウルフード「大福まんじゅう」です。4回目にして何とか物になってきました。

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最後に横倉ゲレンデを下って蔵王ロープウェイ山麓駅に戻ってきました。午後4時ちょうどでした。

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梅雨の合間、思いもよらず、山頂付近は天候に恵まれ、熊野岳南斜面に高山植物の女王コマクサを見ることができました。帰りにゲレンデを下るコースを取れたのは、蔵王では何度もスキーをしてコースをよく覚えていたからです。結果的にこのコースが最短コースになりました。

筋肉と膝の痛みは当日が一番ひどく、水曜日には回復しました。キャンセルした遅山仙人は、後日、人生最大の危機が待っていました。この話題は後ほどしましょう。


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2019年07月29日

まずは樹氷高原駅まで歩いて下る

熊野岳で休憩を終えて立ち上がった時に下半身の筋肉の痛みに気が付きました。無数の毛細血管の切れたのでしょうか。時々、低い山には登っていましたが、それでも運動不足だったのでしょう。

山頂から真っ直ぐ下る道は地獄でした。登りは大丈夫なのですが、下りが筋肉痛と膝が悲鳴を上げていました。下りがダメと言うのは登山ではよくあることです。

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何とかワサ小屋跡まで戻りました。ここから、地蔵岳の南斜面をトラバース(横切り)して、樹氷高原駅まで下ることにしました。

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ワサ小屋後を下って間もなく、斜面に高山植物を見つけました。

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アオノツガザクラとイワカガミ(写真上)

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ヨウラクツツジ(写真上)

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アカモノ(写真上)

登山道の右側上の斜面にたくさん高山植物が群生しています。中望遠レンズだったのでクローズアップした写真はあまり撮れませんでした。さらに左側下の斜面がハクサンチドリの大群落地でした。もっと早い時期に来れば、ハクサンチドリのきれいな赤紫の花々を見ることができたのでしょう。

意外な場所を見つけて、数年前に山仲間S氏と6月初めに行った月山の話題になりました。月山の雪渓を下り、まだ雪が多くて通れない登山ルートで牛首と呼ばれる場所でシラネアオイの群生地を偶然見つけました。その時撮った写真を載せます。

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ここからの下りが結構長いのです。以前は土の道でしたが、石を敷き詰めたので、筋肉と膝の痛みを持つ者にとっては酷な登山道になってしまいました。

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樹林帯に入ってくると道は水浸しの状態でした。梅雨の時期だけにしょうがないことです。朝、私たちと一緒に山麓駅からゴンドラに乗った団体客は樹氷高原駅で山頂線に乗り継がなかったので、多分、このルートを登ってきたと思います。山頂に行くのはこのルートしかありません。

水浸しの登山道はかなりの距離だったので、皆さん、悪戦苦闘したことでしょう。普通の登山靴では完全防水しない限り、靴の中が水浸しになります。スパッツだけでは限界があります。普通の長靴で充分歩ける水の深さでした。私のはミンクオイルを染込ませている重登山靴で、ほぼ完全防水だったので、水の染込みは防げました。S氏は何とか水をかわして下りてきたようです。

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途中、御田神(おだのかみ)という田んぼの神様が祀られている祠がありました。山形県上山市と宮城県蔵王町を結ぶ山岳観光道路蔵王エコーラインの途中、刈田岳に登る山形県側のリフト乗り場の少し西側に御田ノ神湿原があります。2018年07月21日の蔵王御田ノ神湿原で紹介しています。

避難小屋があり、山スキーで利用したこともあります。湿原にはたくさんの高山植物が生息しています。山は水源地ですので、数々の田んぼの神様が祀られています。

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「いろは沼、観松平、ロープウェイ樹氷高原駅」という看板が出てきても、まだまだ、道のりは長いのです。

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ようやく、いろは沼に出ました。高層湿原でキンコウカ、サワラン、ワワスゲ(綿なので咲く?)などが咲いていました。もっと早いとチングルマなども見ることができるでしょう。

トキソウが湿原植物の女王と呼ばれることことがありますが、サワランは何と呼ばれるかという話題になりました。S氏曰く、サワランは湿原植物の魔女であるとのこと。何故なら、トキソウはピンクで上品な色なので女王だけれど、サワランは男を惑わすような色合いだからとのこと。確かに山の中にこんな色の服を着た女性がいたら、惑わずにはいられないでしょう。

下の写真の男を惑わす色の花がサワランです。

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観松平(かんしょうだいら)まで来ると樹氷高原駅までは間もなくです。写真下の先に見える道が今まで下ってきた道です。右側に行くとゴヨウマツ(五葉松)の大木がたくさん見られる観松平です。盆栽にしている五葉松の天然木がたくさんあり、山形市内の植木屋さん(故人)が監修して大きな松には名前が付いています。日本で一番大きなゴヨウマツがここで発見されています。一般の観光客はここまで来られる方が多いです。

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樹氷高原駅のあるスキーゲレンデはユートピアゲレンデと呼ばれ、夏は観光客のために樹氷高原と観松平入り口を結ぶリフトが動いています。

私たちは、リフトの終了地点で遅い昼食を取りました。

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お互い持ってきたものをシェアして昼食としました。ノンアルコールビールは保冷材をたくさん詰め込んできたのでキンキンに冷えていました。私は、朝準備したホットサンドに卵焼き、お湯を沸かして味噌汁としました。

登山は非日常であるものの、そこに日常を持ち込むのが楽しいのです。特に昼の時間は日常の物を持ち込めるチャンスがあるので楽しいのです。

この考え方は、私の友人で山仲間でバイクの師匠だった故人から受け継いでいます。

彼は、山で途中で取った山菜の天ぷらをします。飯豊の縦走にスイカを持ち込みます。インスタントでないうどんやそばやラーメンを作ります。

その分、荷物は重くなりますが、楽しさは倍増します。

楽しい昼食の時間は過ぎ、時間的余裕があったので、そのまま、山麓駅まで歩いて下ることにしました。


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2019年07月28日

マイ ヘルメット

昨日の記事で蔵王が活火山なので自分のヘルメットを持って行ったという話をアップしました。

蔵王ではヘルメットの写真を大きく載せなかったので今日アップします。

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建設現場で使うヘルメットに殺風景でもつまらないのでパソコンのシールをベタベタ貼り付けています。最近、マイクロソフトのサポート切れで盛んに警告されているWindowsXPやCPU、GPU、マザーボードメーカーのシールにオイルメーカーのシールを加えました。

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反対側に所有者情報を英文形式で載せています。これは、海外でも使うことを想定しています。なので、電話番号の頭に日本の国番号の81を入れています。それは何故かというと、私がよく行くバングラデシュでボランティア活動で使うためです。

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日本では様々な機械の運転操縦には公道を走る時の運転免許のほかに、別の資格が必要とされています。それは、高度経済成長期に機械作業中に事故でケガをしたり亡くなる人が増えたため、労働基準局が認めた安全運転に関する教育を行う施設で機械毎に講習を受ける義務を課してきました。

工事現場での機械作業で無資格で事故を起こした場合の雇用者は厳罰に処せられます。建設会社の社長さんたちは、労働基準局は税務署並みに怖いと口をそろえます。

ただし、例外があります。それは、自分の土地(農地など)で作業する時やボランティアで作業する場合は必要がありません。有償でなければ必要ないとされています。ただし、公道では運転免許は必要です。

ヘルメットと資格と何が関係するのかというと、機械作業ではヘルメットの着用義務があるからです。

私の場合、小型車両系(整地・運搬・積込み)という機械の操縦資格を取る際にヘルメットを購入しました。小型車両系は小型のパワーショベル(ユンボ、バックホウ)や小型のブルドーザーなどの小型特殊機械になります。

作業機械の操縦は自動車学校では教えてくれません。自動車学校は公道を走る目的のみの運転しか教えてくれないのです。それで、労働基準局所管の教育機関で操縦方法を習ったということです。私は大型特殊機械の公道での運転免許は持っています。

元々、工事用の作業機械の運転資格を取るために買ったヘルメットは登山でも使えるということです。


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2019年07月27日

熊野岳で小休憩

熊野岳の南斜面でコマクサを観賞し、熊野岳の稜線に出ました。崩れがかった石造りの山小屋が残っています。冬は季節風が吹き荒れ、石造りでないと建っていられません。

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まだ、屋根があって小屋としての機能を果たしていたころを思い出します。真冬に山仲間3人で、山スキーを履いて地蔵岳から登ってきて、この小屋で小休止をしました。この日の一週間ぐらい前に、単独でこの山に入った登山者が行方不明となり、しばらくして、刈田岳山頂付近で遺体で発見されました。天気が急変したときに山小屋があると助かりますが、状況によっては山小屋に避難できないと大変なことになります。

最近は、スマホのGPS機能で自分の位置がわかります。捜索用のヘリコプターはGPSの位置がわかれば、そこまでピンポイントで飛んでいけます。さらに、見守り機能が付いたアプリもあります。今回の登山には物損と捜索が一緒になった保険をかけておきました。

行政のヘリや警察や消防の職員が捜索するのには、遭難者の負担は発生しませんが、民間の人たちに捜索を依頼すると日当と保険は負担しなければなりません。ヘリの救助隊や警察、捜索隊との連絡調整をしたことがありますが、遭難となると緊張感は半端ではありませんでした。

最低でも捜索ための保険は必要だと思います。

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熊野岳の稜線はとても緩やかです。

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天気が良いと穏やかです。今登ってきた地蔵岳方面の奥は雲海が残つていました。

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蔵王連峰最高峰にはたくさんの登山客が昼食を取っていました。まだ、午前10時半でした。最近の登山客の昼食はコンビニ弁当やコンビニおにぎりが多数見受けられます。湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、レトルト食品を温めたり、インスタントラーメンを食べている人が少なくなりました。昼食時間も30分も取らない登山者が多くなりました。

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熊野岳山頂には石の壁で囲まれた蔵王山神社と避難小屋があります。

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神社の前は水浸しになっていました。安全祈願をして、登山小屋を覗いてみました。

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山小屋にはヘルメットが置いてありました。御岳山の教訓があるのでしょう。刈田岳の避難小屋にもヘルメットは置いてあるそうです。蔵王は活火山なので、いつ噴火してもおかしくありません。警戒レベルが上がって入山禁止の時期もありましたが最近は落ち着いています。

今回、蔵王登山だったので自前のヘルメット(写真下、小さくてわからない)は持参しました。山仲間S氏もヘルメットを持ってくるつもりで忘れてきたようです。他には、誰もヘルメットを持参している登山者はいませんでした。ツアーガイドも同じでした。自己責任とは言えども、ツアーガイドは蔵王登山の参加者にヘルメットの持参義務はさせるべきでしょう。

私は、万が一、熊と格闘しなければならない時の護身用ピッケルと革製の重登山靴、それにヘルメットを持参して登りました。上下は作業着だったので、ピッケルを持ちリックを背負った変な土木作業員風でした。

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午前11時まで休憩して、ワサ小屋後を目指して下山しました。しかし、休憩後に立ち上がった時、下半身の筋肉が悲鳴を上げていました。山仲間S氏も同様でした。ここから、苦難の下山が始まります。


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