お花見の穴場発見!行方不明者を探しに

2021年04月17日

仙人の渋い秘密兵器登場

2021.4.10

2021.4.3のお花見の穴場発見!で見つけたJR左沢線柴橋駅の桜が見ごろだろうと思い、一週間後の4月10日に遅山仙人を誘って、柴橋駅に向かいました。

残念ながら、一週間たっても桜はほとんど咲いていませんでした。

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ただ、駅のホームから見る朝日連峰はとてもきれいなものでした。そこで、仙人の提案と先導で、さらに景色の良い左沢館山城跡(楯山公園、別名日本一公園)でコーヒータイムにすることにしました。

ところが左沢駅付近で仙人は公園の場所が分からなくなり、代わりに私が先頭を走ることになりました。

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この公園は山城の跡で、大江町が良く見渡せます。眼下に、左沢線の2両編成のワンマンカーが走ってきました。実は、柴橋駅で10時1分着の下りの列車を待って写真を撮るつもりでしたが、桜がほとんど咲いていないので諦めました。ちょうど、その下り列車が終点、左沢駅に向かっているところでした。

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一眼レフの望遠レンズで朝日連峰を引っ張ってみました。天気はパッとしませんでしたが、比較的きれいに撮れました。

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ここで、仙人の秘密兵器が登場しました。

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いつ洗ったのか、わからない程、コーヒーの渋の付いた直火式エスプレッソコーヒーメーカーです。

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直火式エスプレッソコーヒーメーカーは本体の熱が冷めないと、コーヒー豆を入れるバケットが取り出せません。このため、屋外では水場の無い所では本体を冷やすことができません。手持ちの水で冷やすことなります。

運良く公園の水道で冷やすことができ、二杯目を出すために火にかけましたが、運悪くガスボンベが空になり、あえなく、終了となってしまいました。

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少ないコーヒーを飲みながら、日本一公園から景色を堪能しました。

仙人から昼食場所のリクエストが入りました。場所は、西川町の入間(いりま)にある蕎麦屋さんです。私はすぐに清右衛門だろうと答えると仙人は「何で3秒で答えられるのか?」とびっくりしました。

庄内方面に向かう時は、必ず、入間を走るので、この店を以前からマークしていました。

開店の11時30分に間に合いそうなので、早速、清右衛門に向かいました。

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予想通り、11時20分には到着し、ポールポジションを取りました。人気店のようなので、コロナ対策も考え、開店と同時に入ることにしました。

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開店を待つ間、あることに気が付きました。門柱に「入間」とありました。ここは、西川町入間です。

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そして、道を挟んだ向かい側の田んぼの奥の山の中に「入間神社」があるのです。

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蕎麦店の敷地は低い石垣で囲まれていました。私が推測するには、この店は入間の旧家で庄屋・名主だったかもしれません。地名に自分の姓が付き、さらに自分の敷地から自分の姓が付く神社の参道が伸びているというのはただ者ではありません。

歴史研究家の仙人でも気が付かなかったようです。机上の歴史は、えらく詳しいのですが、現場は、からっきし弱いのです。

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家は旧家と思われるような建物ではありませんでした。一般の住宅で蕎麦屋を営んでいるようでした。

11時30分の開店とともに暖簾が下がり、入店しました。私たちの後に、家族が一組入りました。

何か月か前に仙人は、この店に来たそうです。しかし、店は臨時休業だったようです。このため、仙人のリベンジとなりました。店主によると入院して店を休んだことがあったそうです。

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私は寒晒し(かんざらし)そば大皿盛りと天婦羅を頼みました。もちろん、仙人も同じ寒晒しそば大皿盛りを頼みました。

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寒晒しそばを考案したのは、今は高齢により廃業された山形市土坂で大山桜という蕎麦屋さんを営んでいた男性です。この男性とは古くからの知り合いでした。

蕎麦の実を冬の流冷水に漬け、さらに冷たい空気に晒したものを挽いて打った蕎麦を寒晒しそばと言っています。

考案した男性は蕎麦組合の人たちと毎年、自分の敷地で蕎麦の実を寒さに晒していました。しかし、男性は蕎麦組合に加入していなかったので、「寒そば」という名で店で出していました。

寒晒しそばは、あっさりと上品な風味です。私は風味の強い田舎蕎麦系が好みです。考案者の男性も田舎蕎麦系の方が美味しいと言っていました。好みは分かれるところです。

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この店の寒晒しそばは、白くてモチモチとした食感がありました。大石田町藁口にある「わらくちそば」の麺を細くしたような感じです。「わらくちそば」は2018.11.19 新そばまつり  気になるそば屋さんで紹介しています。

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財布を持たない仙人は、素行を見かねた近くに住む叔母から財布とバッグを預けられて持つようになりましたが、相変わらず、ズボンのポケットなどに小銭や札を忍ばせていました。

清右衛門から来た道と同じ寒河江川右岸を走り、途中から、スーパー農道に入りました。仙人が昔釣りに行った池に行きたいと言うので、仙人の記憶をたどり、スーパー農道沿いの池に行ってみました。

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行ってみた池は藤田溜池という農業用のため池でしたが、仙人の記憶の池ではありませんでした。ブラックバスを釣るバスラーが一人、ロッドを振っていましたが全く当たりがありませんでした。

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仙人はこの池が藤田溜池であることと、自分が行ったことのある池は、もっと南にあることをスマホのGoogleマップで確認しました。

変な所を押して若い姉ちゃんの写真が出てくると、何だかんだ言っていた仙人ですが、しっかりとGoogleマップが使えるようになっていました。仙人も進化しました。

ここから、スーパー農道で中山町へ出ました。

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途中、上の写真から少し上った所で、土砂崩れや大雪によるたくさんの倒木があり、一部、片側通行になっていました。そして、写真のように通行止めの看板が立っていましたが、私たちが通ってきた所には通行止めの看板は立っていませんでした。

今年は大雪により、通行止めの山道が多いかもしれません。山形市内の緊急事態宣言が解除ならない内は県境越えは控えようと思っています。




himajintaro at 11:17│Comments(0)観光 | お食事処

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