日本一の栗の木へ鉄道むすめ・丸森たかこさんがお迎え

2020年11月07日

結局、今年は稲子峠越えられず

2020.10.30

遅山仙人とは相変わらず連絡は取れず、県外への単独ツーリングを試みました。

9月の初めに宮城県七ヶ宿町役場に稲子峠が通れるか確認したところ、10月には通行可能になるだろうという返事でした。10月29日、再度、七ヶ宿役場に確認を入れたところ、工事が終わらず通行のメドが立たないということでした。この時期ならば、そのまま、冬季閉鎖になってしまいます。

今回のルートは、福島県伊達市から阿武隈川沿いに下って、宮城県丸森町から仙台市秋保温泉へと地図上の最短コースを一気に北上する予定でした。

鳩峰

最初は、朝6時に出発する予定でしたが、稲子峠が通れなくなり、七ヶ宿沿いの国道113号を走って小坂峠を越えて国見に出るのでは味気ないので、国道399号の鳩峰峠を越えることにして、予定より一時間早く出発しました。

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日の出前に出発し、上山市三吉山上空、東の空に金星らしき明るい星を見ながら24時間営業のガソリンスタンドに立ち寄りました。

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旧羽州街道の宿場町、上山市楢下(ならげ)から、本来なら羽州街道の金山峠を越え、七ヶ宿町湯原(ゆのはら)から稲子峠を越えて国道399号に合流し、摺上川(すりかみがわ)沿いに福島市飯坂温泉に抜けるのが山形市からの地図上の最短コースです。このルートは摺上川ダムができる以前の30年以上前から走っているルートです。

今回は残念ながら、柏木トンネルを抜けて高畠町二井宿に出て、国道399号の鳩峰峠を越える迂回ルートを選択しました。

出発した時は晴れていたのですが、楢下を過ぎたあたりから小雨がパラつくようになりました。

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鳩峰峠はつづら折りのコースで、真っ赤なドォカティを乗り回す若い知人をして疲れて二度と走りたくないと言わせた難コースです。リトルカブではカーブの多さや細かさがツーリングの醍醐味ですが、広くて直線を走ることを得意とする大型バイクでは車体を操るだけでも一苦労なのでしょう。

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紅葉はイマイチ、パッとしませんでした。緑と黄色と赤が上手く混ざり合ってコントラストを高めると、きれいだなと思えるのですが、単色だけになると天気が悪い時は不利になります。

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峠付近はガスがかかっていました。ここまで一気に上ってきましたが、ここからはつづら折りが少なくなり、道幅も広くなります。このように山形県側が切れ落ちて、つづら折り、宮城県側が緩やかになるルートは複数あります。北から最上町と鬼首を結ぶ花立峠、前述の金山峠、二井宿峠と鳩峰峠です。道路設計上のコース取りも要因ではあるとは思います。

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鳩峰峠を下ると仙台藩足軽の集落、宮城県七ヶ宿町稲子(いねご、いなご)に出ます。現在は一人だけの住人となり廃村寸前です。

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通行止めの看板があり、10月30日までと書いてありましたが、前述のとおり役場の職員の話では開通の目途が立っていないということでした。

ここからは、私が好きな国道399号のルートになります。

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あいにくの曇りがちの天気でしたが、宮城県側の方が紅葉はきれいでした。

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このルートでは必ずと言っていい程、猿の群れに出会います。今回は摺上川ダムの下流で見つけました。さらにこの日は、もっと下流の茂庭の集落の中でも数匹の猿を見つけました。今まで、集落の中で猿を見つけたことは無かったのですが、この時期は山の食べ物も少なくなり、猿も人里に下りてきているのでしょう。

今年は、市街地でも熊の目撃情報が多くありました。今まで動物たちの生息域で山菜取りやキノコ採りをしてきた私たちですが、逆に今度は人間の生息域に動物たちが近寄ってきているようです。

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飯坂温泉の手前にある道祖神は、最近はめっきり寂しくなりました。以前は、たくさんのご神体があり、賑わいがありました。元々の祭られていた場所に帰ったのか、それとも、長期出張に出かけられたのか。

ディスプレーすることが、昨今のセクハラ、パワハラへの風当たりの悪さから委縮してしまったとなれば、ある意味、残念なことでもあります。

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ここから、飯坂温泉をかすめて伊達市をめざしました。


himajintaro at 08:38│Comments(0)単独ツーリング 

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