忘年会、ご予約承り中です。なぜ、仙人は音信不通になったか。

2020年10月23日

翁山のリベンジならず、白鷹山へ

2020.10.16

昨年11月22日、山仲間3人で山形県尾花沢市と宮城県加美町にまたがる翁山(おきなさん)に登山をする予定で登山口に向かいましたが、予想より多い積雪により途中で断念しました。この時の様子は蕎麦屋「ふくろう」の天ぷらは増量進行中で紹介してます。

そこで、今年こそはリベンジとして10月16日に翁山を登る計画を立てましたが、山仲間S氏が腰を痛め、遅山仙人が音信不通となり、翁山はあきらめて、単独で白鷹山に向かうことにしました。

白鷹山03

山形市の西部、白鷹丘陵の最高峰・白鷹山(しらたかやま)は山形市におけるお天気情報の山として昔から市民に親しまれてきました。白鷹山が曇ると雨が降ってくるという言い伝え通り、しばらくすると雨が降ってきます。現に、白鷹山から西に延びる尾根には東日本をカバーする雨雲レーダーが設置されています。

白鷹山は県民の森湖沼群の南西部に位置し、カルデラ外輪山を形成しています。

干ばつの年に白鷹山に登る途中、水の入った瓢箪を転んで落としたため蓋が外れて沼がたくさんできたという昔話が残っています。

湖沼群の中の曲沼(まがぬま)は10月2日のツーリングで紹介したジュンサイの生息地です。

白鷹山01

登山ルートはたくさんありますが、私は山辺町畑谷の嶽原(たけばら)から登って、山形市門伝の大平に下りてくるパターンが大半です。

嶽原は私の母が生まれ育った所で、私は幼いころから従弟たちと何度も白鷹山に登っています。しかし、台風9号の土砂崩れにより通行止めになっていました。

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やむなく、大平に引き返して、大平から登ることにしました。

白鷹山02

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大平のT字路には道標が立っていますが、登山道の入り口には標識が無いので分からにかもしれません。そのまま、道路なりに進んでも登山口に出ますが、大回りなので、登山道に入ります。

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沢沿いの畑の中の道を進むと、ようやく案内標識が出てきます。

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杉林の中に入ります。

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杉林を抜け、尾根の立ち上がりの所に「うがい場」と呼ばれる水場があります。ここから先は水場が無いので、ここで美味しい水を汲みます。

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うがい場周辺は平成天皇で有名になったユキツバキの群生地になっています。

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尾根を登り始めると東北電力の送電線の鉄塔が立っています。私たちの生活にとっては欠かせない電力線ですが風景を台無しにしていると言っても過言ではありません。

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ここから急登が始まります。階段になっているので歩きやすいのですが、このルート最大の難所です。

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ブナ林になり、途中に大きなブナの木が登山道の真ん中に立っています。

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今年の5月に作ったのか、「大鷹ぶな」という手作りの看板が枝にかけてありました。白鷹丘陵では最大のブナの木です。もっと低い山で、このぐらい太いブナの木は鶴岡市の日本海側にある高館山にあります。

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上から見ると、こんな感じです。写真下

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大鷹ぶなを過ぎると登りは緩くなり、右斜面はカラマツの林に変わります。

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左はブナ、ナラ、右はカラマツの登山道を進むと上山市の放牧場からのコースと合流します。

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ここから、尾根を800m進みます。尾根のトップを走る以前からの登山道と幅の広い登山道が並行して走ります。幅の広い登山道もしばらく前にできたものです。

20年以上前、山仲間O氏と山スキーで大平から放牧場に登り、そこから幅の広い登山道を登っていきました。山頂直下までスノーモービルが走っていたので、山スキーで登りやすく、帰りも快適に下ることができました。

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私は右の道を歩きました。

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尾根沿いにブナが続き、真っ赤になるモミジなどは、まだ色が付いていませんでした。

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まだ、朝の8時半ごろで空気も澄んでいて、カルデラの外輪山である東黒森山、その奥に山形盆地が広がり、蔵王連峰、甑岳、村山葉山の山々が良く見えました。

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幅の広い登山道はここで終わりです。ここから、少しだけ登りがきつくなります。

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朝の横からの光がブナの影を登山道に落としています。

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昔、嶽原の祖父から「天狗の相撲取り場」という場所があると教えられました。急斜面で夏はとても登れないので、3月の初め、雪が硬くなったところを見計らって、その場所に登って行ったことがあります。その場所が、上の写真の奥になります。

とても、相撲が取れるほど広い場所ではありませんが、ちょっとだけ尾長が平らになっています。天狗は宙に舞うことができるので、ちょっとだけ平らな場所があれば良かったのかもしれません。

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山頂直下で、一旦、南側にトラバース(巻いて)します。

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トラバースした先はT字路になっており、南陽市小滝から登ってくる石段と合流します。こちらが白鷹山の表玄関となります。

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石段はとても急で、経年変化で水平の部分がとても狭くなっていて、大人の足では蟹股かカニの横歩きでないと登れません。

少なくと40年前は水平部分は、もっと広かったことを記憶しています。多分、登山人口が増え、特に、毎年、多くの小学生が山形市少年自然の家の宿泊学習で大挙して訪れているので、だんだん石が土の中に食い込んできたためと思います。

日陰で湿度があり苔生しているため滑りやすく、下りが特に危険です。脇にロープが張ってありますが、大人の手が届く高さでないため、慎重に下りる必要があります。

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山頂付近には太い杉の木があります。雷で何本か幹割れしたために伐採されて、以前より本数が少なくなりました。

伐採された杉を製材して作った柱が実家に使われています。山辺町畑谷の製材所が母方の遠縁の親戚にあたり、大工だった父が実家を建てました。かなり樹齢が古いため、とても細かい木目の良い柱です。

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大平から、ちょうど1時間。時刻は午前8時40分です。この時間は、誰もいません。

行基開山により丑寅の守り神の虚空蔵菩薩を安置しています。毎年5月13日はお祭りです。昔から、この日は「高い山」といわれて、参拝客が山形市内から徒歩の行列をなしていたそうです。

この日、祖母と母は、山頂でワラビの味噌汁を売ったそうです。

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山頂からは外輪山の西黒森山、その奥に村山葉山、頭だけ見える鳥海山、月山、朝日連峰の障子ケ岳、小朝日岳、大朝日岳を見ることができました。

この日、月山は初冠雪でした。

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山頂の南西側には小屋があります。

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以前は、山仲間と元日に白鷹山に元朝参りをしていました。早朝に山辺町長御一行が登った後、私たちが登りました。この小屋で毎年同じグループや畑谷の親戚たちと顔を合わせ、新年の挨拶をしました。

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泊まることも可能ですが、近くには水場が無いので水を汲んで登る必要があります。小屋の裏にバイオトイレがあります。

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トイレは比較的きれいに利用されていました。

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白鷹町で建てた米沢藩主上杉鷹山にまつわる碑が立っています。

山頂で30分休憩を取りました。

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気温が低いので、アルマイトのやかんから湯気が立っています。軽量化のため、いつものフレンチプレスは持ってきませんでした。

魚肉ソーセージをお茶請けに、仙人が好きなブルックスのモカをいただきました。

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30分の休憩後、同じ道を戻りました。

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途中、大鷹ぶなの近くでシメジ2本を見つけましたが、他には全く見つけることができませんでした。

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うがい場の近くでナラタケ、ナラタケモドキを見つけました。ナラタケモドキはピークでした。いつもより、3週間から1ヵ月遅れています。

先に見つけたシメジもナラタケモドキ、ナラタケの後に出るので、まだ出始め、2週間後ぐらいにピークになると思われます。

昨年は秋に雨が降らず水不足でキノコは殆ど出ませんでした。

今年は、猛暑で遅れています。マツタケもマイタケも遅れています。ほかのキノコも遅い状態です。遅れて出たころには気温がぐっと下がって、ろくに出ないで終わることも考えられます。

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大平に戻り、11時前には帰宅しました。

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写真上 ナラタケモドキ(山形ではオリミキと言います)

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写真上 ナラタケ(山形ではクリモダスと言います)

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写真上 シメジ(傘が取れてしまいました。山形ではネズミシメジとか、色、形で様々な呼び名があります)

少しだけ取ったキノコは味噌汁にして食べました。

遅山仙人の動向が気になる読者の方がいらっしゃいます。多分、番組制作会社の方々もそうだと思いますが、後日、アップします。




himajintaro at 12:30│Comments(0)単独ツーリング | 登山

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