妙案、コーヒータイム前ブレーキ鳴く

2020年08月15日

仙人行けつけのオーディオショップへ

JR袖崎駅で雨宿りコーヒータイムの後、旧国道13号(県道120号)をひたすら南下しました。

途中、遅山仙人が寄っていこうと行きつけのオーディオショップに案内してくれました。そこは、天童市役所の向かい側にあるというのですが、市役所南西の信号機のある十字路交差点から北進して、次の信号機の交差点の2軒手前、道路東側にあるオーディオガーランドという小さな店でした。

市役所の向かい側ではなく、同じ並びの北側にありました。Googleマップには載っていませんでした。

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店に入ったら、お客さんが一人いて、店主がお客さんに真空管アンプの真空管について説明していました。多分、左右2本づつ使う4球のプリアンプと見ました。

店主の話では、真空管を変えると音が良くなるという話の中で、2本並列につないである真空管のうち、音の入り口に近い小さな方の真空管が大切だと言っていたような気がします。となると、プリメインアンプだったのか怪しくなってきました。何せ、音量を上げて音楽を聴きながらの話だったので、聞き取れない部分が多分にありました。

我が家で大音量で音楽を聴きようものなら、妻と娘に一喝されてしまいます。妻も娘も映画館の大音量には文句は言いませんが、自宅ではテレビの音でさえも絞らされます。生活音が邪魔になり聞き取りにくいのですが、テレビのニュースでさえも必ずしも頭の中に入る必要はなく、BGMで良いのです。まして、音質など必要がありません。

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店の中には、日本ブランドの著名な製品は無く、海外製のハーマン・カードンなどの名前は聞いたことはあるものの、実物の音は聴いたことのない超高級オーディオ製品が並んでいました。

ただ、一つだけ中華アンプ(中国製)の真空管プリアンプが6,000円で置いてありました。下の写真は私が通常使っているもので、真空管が載っているアンプ(上)と同じ物です。デジタルパワーアンプ(下)に繋いで使っています。

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次々にお客さんが入ってきます。仙人らとオーディオ談議に花を咲かせている間、店に置いてあるレコードやCDを見ていました。一枚600円からあり、高くても1,000円前後でした。

最近は若い人たちもレコードを求めに来店するそうです。コロナの影響で自宅に引き籠っている人たちがCDを買いに来て、CDの売り上げが上がったそうです。

店主が言うには、どんなに素晴らしい器械があっても、最終的にはソフトだと言います。つまり、いい音源のレコードやCDを求めなさいということのようです。確かに、CDだからいい音とは限りません。録音時の機器の性能や編集の仕方で随分変わります。

ガーランド

仙人が何故、音楽、ことにオーディオの世界に造詣が深いのかと言えば、中学生の時代に遡ります。

中学校時代は仙人は足が速く、当時の山形県の中学レコードを塗り替えました。お祝いに仙人が親に求めたものはグランドピアノでした。それをあっさり買って与える親も親です。

俊足のピアニストの誕生です。足の速さは中学の教員時代に部活で竹刀を持って中学生を追い回すという逸話まで生まれました。絶対音感に優れ、ピアノを弾き、経済的に裕福な家庭に育った仙人は、惜しみなく、高級オーディオを買ってもらいました。

そんな仙人も大学は〇〇大学の法学部に入学し、「末は博士か大臣か」とまではいかなくとも、最低でも司法試験に合格して最高裁長官か検事総長になる「はず」でした。ところが、当人は何を勘違いしたのか、翌年、文学部に移籍してしまいました。ここで、人生の歯車が狂いだします。

親の金を使って東京や海外で散々遊び惚けて山形に帰ってきても、悪い癖は治りません。親の金で高級品をたくさん買い集め、今では使いもしないガラクタという宝の山の中に埋もれて暮らしています。

仙人は、近年まで天童市市民文化会館で行われていたレコードコンサートや村山市楯岡にある映画監督村川透氏のファンクラブAct saal M.(アクトザールエム)のコンサートに通い、店主と一緒になることがあり、馴染みになったようです。

何も買ってきませんでしたが、コーヒーを出してもらい、店主のお話を伺ってきました。店主の温厚な人柄が客を呼んでいるようでした。

夜8時まで営業しているようなので、職場の帰りに寄ってソフトをじっくり探したいと思います。

仙人とはここで別れました。

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