薬莱山へ 県道という名前の砂利道を走る薬莱山へ 林道で出会ったもの

2019年08月08日

薬莱山へ 県境・田代峠で小休憩

今回、赤倉温泉から県境を越えて宮城県加美町に抜けようとしたのは二つの理由があります。

一つは、山形県と宮城県にまたがる翁山(おきなさん)とその東に広がる宮城県加美町の山域には無数の林道が走っています。

加美町宮崎からたくさんの林道が入り込み、一つは鳴子温泉に抜け、さらに一つは赤倉温泉に抜けています。山道を走りたい私にとっては魅力的なコースに思えました。

もう一つは、山形県から奥羽山脈を越えるルートを全部制覇したいという気持ちです。
北から
1.花立峠(山形県最上町向町・宮城県大崎市鬼首)
2.中山越(国道47号・山形県最上町赤倉・宮城県大崎市鳴子)
3.田代峠(山形県最上町赤倉・宮城県加美町)
4.鍋越峠(別名母袋峠・国道347号・山形県尾花沢市母袋・宮城県加美町漆沢)
5.関山峠(国道48号・山形県東根市関山・宮城県仙台市作並)
6.二口峠(山形県山形市山寺・宮城県仙台市秋保)
7.笹谷峠(国道286号・山形県山形市関沢・宮城県川崎町笹谷)
8.蔵王エコーライン(山形県上山市・宮城県蔵王町遠刈田)
9.南蔵王林道・舟引林道(山形県上山市古屋敷・宮城県七ヶ宿町硯石)
10.金山峠(山形県上山市金山・宮城県七ヶ宿町干蒲)
11.二井宿峠(国道113号・山形県高畠町二井宿・宮城県七ヶ宿町湯原)
12.鳩峰峠(国道399号・山形県高畠町金原・宮城県七ヶ宿町稲子)
13.栗子峠(国道13号・山形県米沢市栗子・福島県福島市中野)

以上、13の峠があり、今回は3の田代峠を越えたので、残すは5関山峠、6二口峠、13栗子峠のみとなりました。5と13は交通量(特に大型車)が多く、走るのが嫌なルートで、6は林道ですが自然災害による復旧工事が何年もかかって通年(冬期を除く)開通のめどが立っていません。

緑の回廊

田代峠の写真(上)にもあるように、奥羽山脈緑の回廊として八甲田から南蔵王までの稜線400㎞を指定しているようですが、実際の奥羽山脈はもっと長く、南は13の栗子峠より南の板谷峠(山形県米沢市峠・米沢市板谷)までが分水嶺としての奥羽山脈となります。

板谷峠はリトルカブで越えています。

IMG_0805

田代峠には、ウィキペディア(Wikipedia)田代峠 (宮城県・山形県)によると、「1968年(昭和43年)1月17日に当地で墜落死した、航空自衛隊松島基地所属のF86Fセイバー戦闘機のパイロット、紙西一等空尉の慰霊碑がある。峠の周辺には元田代高原があり、原生花園が広がっている。」とあります。

慰霊碑は上の写真のとおりでした。原生花園はよくわかりませんでしたが、宮城県側に下りていく途中に湿地帯の様な所がありました。ただ、高山植物が咲き乱れるタイミングでは道路に雪があって通れない可能があります。この辺は、もう少し、情報を探って別の機会に来てみたいと思います。

この峠での休憩を終え、いよいよ、宮城県側に下ることになります。


himajintaro at 07:00│Comments(1)グループツーリング | 道路

この記事へのコメント

1. Posted by Trip-Partner スカウトチーム   2020年02月04日 10:41
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