マイ ヘルメット結局、山麓駅まで歩いて下る

2019年07月29日

まずは樹氷高原駅まで歩いて下る

熊野岳で休憩を終えて立ち上がった時に下半身の筋肉の痛みに気が付きました。無数の毛細血管の切れたのでしょうか。時々、低い山には登っていましたが、それでも運動不足だったのでしょう。

山頂から真っ直ぐ下る道は地獄でした。登りは大丈夫なのですが、下りが筋肉痛と膝が悲鳴を上げていました。下りがダメと言うのは登山ではよくあることです。

Zao熊野岳樹氷高原駅

何とかワサ小屋跡まで戻りました。ここから、地蔵岳の南斜面をトラバース(横切り)して、樹氷高原駅まで下ることにしました。

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ワサ小屋後を下って間もなく、斜面に高山植物を見つけました。

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アオノツガザクラとイワカガミ(写真上)

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ヨウラクツツジ(写真上)

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アカモノ(写真上)

登山道の右側上の斜面にたくさん高山植物が群生しています。中望遠レンズだったのでクローズアップした写真はあまり撮れませんでした。さらに左側下の斜面がハクサンチドリの大群落地でした。もっと早い時期に来れば、ハクサンチドリのきれいな赤紫の花々を見ることができたのでしょう。

意外な場所を見つけて、数年前に山仲間S氏と6月初めに行った月山の話題になりました。月山の雪渓を下り、まだ雪が多くて通れない登山ルートで牛首と呼ばれる場所でシラネアオイの群生地を偶然見つけました。その時撮った写真を載せます。

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ここからの下りが結構長いのです。以前は土の道でしたが、石を敷き詰めたので、筋肉と膝の痛みを持つ者にとっては酷な登山道になってしまいました。

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樹林帯に入ってくると道は水浸しの状態でした。梅雨の時期だけにしょうがないことです。朝、私たちと一緒に山麓駅からゴンドラに乗った団体客は樹氷高原駅で山頂線に乗り継がなかったので、多分、このルートを登ってきたと思います。山頂に行くのはこのルートしかありません。

水浸しの登山道はかなりの距離だったので、皆さん、悪戦苦闘したことでしょう。普通の登山靴では完全防水しない限り、靴の中が水浸しになります。スパッツだけでは限界があります。普通の長靴で充分歩ける水の深さでした。私のはミンクオイルを染込ませている重登山靴で、ほぼ完全防水だったので、水の染込みは防げました。S氏は何とか水をかわして下りてきたようです。

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途中、御田神(おだのかみ)という田んぼの神様が祀られている祠がありました。山形県上山市と宮城県蔵王町を結ぶ山岳観光道路蔵王エコーラインの途中、刈田岳に登る山形県側のリフト乗り場の少し西側に御田ノ神湿原があります。2018年07月21日の蔵王御田ノ神湿原で紹介しています。

避難小屋があり、山スキーで利用したこともあります。湿原にはたくさんの高山植物が生息しています。山は水源地ですので、数々の田んぼの神様が祀られています。

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「いろは沼、観松平、ロープウェイ樹氷高原駅」という看板が出てきても、まだまだ、道のりは長いのです。

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ようやく、いろは沼に出ました。高層湿原でキンコウカ、サワラン、ワワスゲ(綿なので咲く?)などが咲いていました。もっと早いとチングルマなども見ることができるでしょう。

トキソウが湿原植物の女王と呼ばれることことがありますが、サワランは何と呼ばれるかという話題になりました。S氏曰く、サワランは湿原植物の魔女であるとのこと。何故なら、トキソウはピンクで上品な色なので女王だけれど、サワランは男を惑わすような色合いだからとのこと。確かに山の中にこんな色の服を着た女性がいたら、惑わずにはいられないでしょう。

下の写真の男を惑わす色の花がサワランです。

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観松平(かんしょうだいら)まで来ると樹氷高原駅までは間もなくです。写真下の先に見える道が今まで下ってきた道です。右側に行くとゴヨウマツ(五葉松)の大木がたくさん見られる観松平です。盆栽にしている五葉松の天然木がたくさんあり、山形市内の植木屋さん(故人)が監修して大きな松には名前が付いています。日本で一番大きなゴヨウマツがここで発見されています。一般の観光客はここまで来られる方が多いです。

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樹氷高原駅のあるスキーゲレンデはユートピアゲレンデと呼ばれ、夏は観光客のために樹氷高原と観松平入り口を結ぶリフトが動いています。

私たちは、リフトの終了地点で遅い昼食を取りました。

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お互い持ってきたものをシェアして昼食としました。ノンアルコールビールは保冷材をたくさん詰め込んできたのでキンキンに冷えていました。私は、朝準備したホットサンドに卵焼き、お湯を沸かして味噌汁としました。

登山は非日常であるものの、そこに日常を持ち込むのが楽しいのです。特に昼の時間は日常の物を持ち込めるチャンスがあるので楽しいのです。

この考え方は、私の友人で山仲間でバイクの師匠だった故人から受け継いでいます。

彼は、山で途中で取った山菜の天ぷらをします。飯豊の縦走にスイカを持ち込みます。インスタントでないうどんやそばやラーメンを作ります。

その分、荷物は重くなりますが、楽しさは倍増します。

楽しい昼食の時間は過ぎ、時間的余裕があったので、そのまま、山麓駅まで歩いて下ることにしました。


himajintaro at 07:00│Comments(0)自然 | 登山

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